2004年08月10日

オオバギボウシ

オオバギボウシ Hosta sieboldiana


オオバギボウシは、北海道、本州、四国、九州に分布し山野の草地や林の中で見られる多年草です。今回は「オオバギボウシ」という名前がより一般的に使われていることから、オオバギボウシとしていますが、本種は「トウギボウシ (Hosta sieboldiana)」とした方がよいのかもしれません。本種を広くとらえた場合の学名は「Hosta sieboldiana」、和名は「トウギボウシまたはオオバギボウシ」となるようです。

これらの名前の取り扱いはちょっとややこしく、特に本州の日本海側に生育し、花茎がやや短く葉が白っぽくなるタイプのみを「トウギボウシ (Hosta sieboldiana)」と呼び、それ以外を「オオバギボウシ (Hosta montana)」というように別種とする場合や、オオバギボウシをトウギボウシの亜種や変種扱いにする場合もあって混乱してしまいます。

ここでは、個人的な見方ですが、これらの形態的な変異の大きさから1つのグループととらえて、学名は「Hosta sieboldiana」、和名はより一般的な「オオバギボウシ」を使いました。

花期は6月〜8月、50cm〜1mほどにもなる花茎に横〜やや下向きにたくさん花をつけます。色は白色〜淡い紫色で、長さ5cmほどの筒鐘形です。

葉は大きな卵形で弧を描くように走る葉脈がよく目立ちます。長さは20cm〜40cm、幅も20cmほどで、新鮮なうちは本当に瑞々しく生長するととても豊かな葉です。山里では「ウルイ」と呼んで、若い芽や茎を山菜として利用します。ある民宿に泊まったとき、ウルイのおひたしをいただきましたが、ぬめりが少しありさっぱりとした味でなかなかおいしいものでした。

【和名】オオバギボウシ(トウギボウシ) [大葉擬宝珠]
【学名】Hosta sieboldiana
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2004/07/25
【撮影地】東京都八王子市

posted by hanaboro at 18:32| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(3) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オオバノトンボソウ

オオバノトンボソウ Platanthera minor


オオバノトンボソウは、本州、四国、九州の丘陵の林内などに生育する多年草です。花時期には花茎が伸びてきて、草丈は30cm〜50cmほどになります。

花期は6月〜7月。距は長さ1.2cm〜1.5cm。果実となる子房の部分よりも長く下に垂れ下がります。といっても、距はすでに茶色くなっていますけど。緑色に膨らんできているのは子房の部分で、若い果実になっています。後ろに反り返っていた「唇弁」は距よりもずっと短くて、今は距より黒っぽくなっています。かろうじて、小さい兜状に重なった「背ガク片」と2枚の「側花弁」の残骸も残ってはいます。茎の翼状の稜は健在です。

花茎が伸び始めてから、開花は今か今かと待っていたら、いつの間にか咲いて、あっという間に花は終了してしまいました。その間には一応、梅雨の時期もあり、泥が跳ねて汚れてしまった蕾もあったなああ、となんだか感慨深げ。7月はじめに花は何とか見ることができたのでまあ、いいのですが、写真はいまひとつうまくいかなかったので、また来年まで待つことになりました。

【和名】オオバノトンボソウ [大葉の蜻蛉草]
【別名】ノヤマトンボ、ノヤマノトンボソウ
【学名】Platanthera minor
【科名】ラン科 ORCHIDACEAE
【撮影日】2004/07/25
【撮影地】東京都八王子市

■当ブログ内関連記事
オオバノトンボソウ(No.2)

posted by hanaboro at 18:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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