2004年08月16日

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis


ショウジョウバカマは、北海道、四国に分布する常緑性の多年草です。分類学的にはいろいろと見解があるそうですが、九州、四国や関東の一部にはツクシショウジョウバカマ、近畿と四国の一部にはシロバナショウジョウバカマが分布しているといいます。また、ショウジョウバカマの生える環境はさまざまで、低地の雑木林〜高山帯まで幅広く生育しています。

花は、低地では4月〜5月、標高が上がるにつれて開花時期は遅くなり、高山帯では7月〜8月です。色は紅紫色で個体によって濃淡があります。花は10日間ほどですが、開花中も受粉後も花茎はどんどん伸びていき50cmぐらいにまでなってしまいます。写真は、花が終わり、結実した種子もすでになく50cmになった花茎は折れ曲がっていました。これだけを見たときは何者なのかわかりませんでしたが、茎をたどっていくと、ちょっと光沢があってベロベロと地面に広がる根生葉(こんせいよう)が。それで、ショウジョウバカマとわかりましたよ。

実はこの地面にへばりついている葉っぱが、ショウジョウバカマの繁殖にとっても重要なのです。葉の先に小さい芽を発見したことや大きな株の周囲に小さい株がいくつかあるのを見かけたことはありませんか。これはショウジョウバカマが、種子でふえるほか、葉の先にできる芽(葉状不定芽)によっても殖えるから見られるのですね。特に暗い林の中に生えている場合に、葉状不定芽によって栄養繁殖することが多いのだそうですよ。そんな巧みな方法で、いろんな環境にも適応しているのでしょうね。

【和名】ショウジョウバカマ [猩々袴]
【学名】Heloniopsis orientalis
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2004/08/12
【撮影地】福島県南会津郡檜枝岐村

posted by hanaboro at 19:01| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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