2004年08月20日

サワギキョウ

サワギキョウ Lobelia sessilifolia


サワギキョウは、北海道、本州、四国、九州の山野の湿地に生える多年草です。草丈は50cm〜1mほどになり、群生することも多いので、開花しているととても目立つ存在です。まっすぐに伸びた茎は、他の同じくらいの草丈の植物に負けないようなしっかりとした印象を受けます。

花期は8月〜9月で、茎の上部に濃い紫色の花をたくさんつけます。キキョウ科の植物ですし色もキキョウのような色ですが、花の形はぜんぜん似ていません。キキョウの花(花冠)は広く開いた鐘のような形(広鐘形)ですが、サワギキョウは5つに裂けた「唇形花」をつけます。唇形花は、花冠がくちびるのように上と下にわかれていて、それぞれ「上唇」、「下唇」といいます。上唇、下唇はさらに裂けることがあって、サワギキョウの場合は、上唇が深く2つに裂け、下唇は浅く3つに裂けています。

写真は、花が終わった後の若い果実です。先に細長い針状のものが飛び出ていますが、これはガクの裂片で5つあります。茎についてよじれたようになっているのは、「苞(ほう)」です。サワギキョウの葉には柄がなく、茎の上部にいくほど小さくなり苞になります。

学名の「Lobelia」はイギリスの植物学者M.de Lobelという人への献名で、種小名の「sessilifolia」は「sessilis(無柄の)+folia(folium:葉)」ということで、「無柄葉の」という意味です。

【和名】サワギキョウ [沢桔梗]
【学名】Lobelia sessilifolia
【科名】キキョウ科 CAMPANULACEAE
【撮影日】2004/08/12
【撮影地】福島県南会津郡檜枝岐村

posted by hanaboro at 16:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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