2004年08月22日

モウセンゴケ

モウセンゴケ Drosera rotundifolia


モウセンゴケは、国内では北海道、本州、四国、九州に分布しているほか、北半球の主に温帯〜寒帯に広く分布し、低山〜亜高山の湿地や湿原に生える多年草です。

葉は根生。根元の方に集まってつき、葉には長い腺毛があります。腺毛の先は丸くなっていてそこから消化酵素を含んだ粘液を出し、昆虫を捕らえます。いわゆる「食虫植物」の一種ですが、根や葉がありますから光合成によって栄養分を作り出せるので、虫を捕らえることができなくても生育できます。もともと栄養分の少ない湿地などに生えますから、虫を捕らえることで、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)などの栄養分が補給され、開花、結実が促進されます。

花期は6月〜8月、15cm〜20cm程度の花茎に直径1cmぐらいの白い5弁の花を咲かせます。花序は咲き始めのころは先がくるりと巻いた渦巻き状になっていますが、咲き進むにつれて徐々にまっすぐに伸びてきます。写真は花が終わった後の花茎です。

葉や葉柄、腺毛など全体的に赤みを帯びているので、群生しているところでは地面が赤く見えます。その様子がまるで赤い毛氈を敷きつめたように見えることから、そう呼ばれています。「苔」とつきますが、いわゆるコケの仲間ではなく被子植物です。

ちなみに、学名の「Drosera」は「droseros」に由来し、「露を帯びた」という意味です。葉の腺毛から出る粘液の様子が露のようだから、そのようにつけられているそうです。また、種小名の「rotundifolia」には、「円形の」という意味があります。

【和名】モウセンゴケ [毛氈苔]
【学名】Drosera rotundifolia
【科名】モウセンゴケ科 DROSERACEAE
【撮影日】2004/08/12
【撮影地】福島県南会津郡檜枝岐村

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モウセンゴケ(No.2)
葉の様子などは(No.2)の方でチェックしていただけるとうれしいです。

posted by hanaboro at 15:50| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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