2004年08月24日

ヒメカワズスゲ

ヒメカワズスゲは、北半球の寒地に分布し、日本では北海道、本州中部以北の亜高山帯〜高山帯に見られます。茎(稈)はそう生し、細長く高さは15cm〜35cmほど。高層湿原に生えるカヤツリグサ科スゲ属の多年草です。葉は鮮やかな緑色で幅は1mm〜1.5mm、長さは茎よりは短め。縁はざらつきます。

小穂は5mmくらいで、2つ〜6つ。長くのびた花序の軸にまばらにつきます。頂小穂、側小穂ともに雄花と雌花がつくか、側小穂は雌花のみ。雌の小穂の鱗片は楕円形で淡い色。苞はトゲ状。果胞は長さ2mmくらいの卵状楕円形で、短めのくちばしがあります。はじめ淡い緑色の果胞は、後に褐色がかってきます。くちばしの上部には小さな突起があってザラザラ。くちばしの先は2つに裂けます。

【和名】ヒメカワズスゲ [姫蛙菅]
【学名】Carex brunnescens subsp. pacifica
【科名】カヤツリグサ科 CYPERACEAE

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ヌマガヤ

ヌマガヤは、日本では北海道〜九州の山地帯〜高山帯に分布し、主に日本海側の湿地や湿原に生育する多年草です。茎(稈)はまっすぐのび、草丈は30cm〜1m。全体的に無毛。特に高層湿原と低層湿原の中間的な湿原に多く、しばしば群生しています。イネ科ヌマガヤ属(Moliniopsis)に分類され、ヌマガヤという名前は、漢字で書くと「沼萱」で、文字通り生育する環境からきています。

葉は長さ30cm〜50cm、幅1cmくらいの線形。質は堅めで、葉の表面は白っぽく、裏面は濃いめの緑色で光沢があります。特に亜高山帯の高層湿原では、穂があまり開かず細い穂になっています。草丈は30cm〜50cmくらいのことが多いです。それに比べて標高が低く、暖かい地域の湿地に生育する場合は、より草丈が高く、花穂は大きな「散形花序」となって開きます。

花期は8月〜10月。花序は長さ10cm〜40cm、「小穂」はたくさんつきます。そして1つ1つの小穂には2つ〜5つの「小花」がついて、長さは1cm前後。小花は淡い緑白色、小花の基部に毛があります。外花頴に芒はありません。柱頭は白色で羽毛状。雄ずいの先は濃い紫褐色。包頴の縁は膜質、中心部分は紫褐色を帯びていることがあるような気がするのですが、気のせいでしょうか。図鑑ではだいたい白っぽく見えるようなことが書いてありますね。

秋も深まってくると、ヌマガヤも枯れ、特に群生しているところでは湿原を黄金色に染めます。

【和名】ヌマガヤ [沼茅]
【別名】カミスキスダレグサ
【学名】Moliniopsis japonica
【科名】イネ科 POACEAE (GRAMINEAE)

posted by hanaboro at 12:15| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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