2004年10月07日

ナンバンギセル

ナンバンギセル Aeginetia indica


ナンバンギセル。まず、やっぱり「ナンバンギセル」というその名前が変わっていますよね。長さ10〜20cmほどの長い柄の先に一つ、下向きかげんについている花の様子を煙管の先に見立てて、その姿の不思議な雰囲気とあわせて「南蛮煙管」と名づけられています。オランダギセル、キセルソウという別名も。さらに万葉集では「オモイグサ(思い草)」で登場。

ナンバンギセルは、山野の草地に生える一年草です。日本全土に分布するほか、東アジアにも広く分布しています。葉緑素を持たず自分で光合成をせずに生活している寄生植物です。写真の場所では刈り込まれたススキの脇から出ていたので、寄主(寄生されている方)は「ススキ」でしょう。地下を掘り起こせば、きっとススキの根にナンバンギセルがくいこんでいるはずです。他にもサトウキビやミョウガ、ショウガなどにも寄生するそうです。

熱帯のサトウキビ畑では、ナンバンギセルが大量に出て、被害が出ることがあるそうで、害草として嫌がられているそうです。国内ではどうなのでしょうか。姿が変わっているので、園芸用に栽培されたりもしますが。。。

花は8月〜10月で、色は紅紫色です。写真ではすでに濃い茶色になっている部分が花。その茶色の部分に、かぶさったようになっているところがガクです。ガクはボートをひっくり返したような形で先はとがっています。ガクには紅紫色のすじ状の模様がはいっていて、さらに、異様な雰囲気が漂いますね。

【和名】ナンバンギセル [南蛮煙管]
【学名】Aeginetia indica
【科名】ハマウツボ科 OROBANCHACEAE
【撮影日】2004/10/07
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 21:05| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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