2004年10月25日

クワモドキ

クワモドキ Ambrosia trifida


クワモドキは、北アメリカ原産の一年草です。葉が手のひら状に裂けていて、クワの葉っぱにも似ているので、「クワモドキ」といいます。また、「オオブタクサ」という別名もありますが、これは、同じ属の「ブタクサ」に似ていて大きいことから、そう呼ばれます。「ブタクサ」も、北アメリカ原産の一年草で、草丈は、30cm〜50cmぐらいです。

クワモドキは、春に種子が発芽し、グングン生長して、茎もたくさん枝分かれして、丈は人の背丈をはるかに越えて、3mほどにもなります。茎の太さも直径3〜5cm程度になりますから、草としてはかなりの大物です。花は8月〜9月に咲きます。

こんな大物が侵入すると、背丈の低い植物には十分な日光が当たらず生育できなくなります。そうすると、その場所では、草丈の高いクワモドキが大々的に広がって、かなりの大群落を作ってしまうことがあります。造成地や河川の改修が行われた場所でそういう光景が見られます。植物体が大きく育つものですから、そういう場所でも特に肥沃で豊かな土壌を好むようです。

クワモドキの花粉は風によって運ばれ、受粉し種子をつくります。つまり、風媒花なのです。風媒花のクワモドキにとっては、受粉を成功させるためにも大群落を作っていることが好都合となります。

たくさん枝分かれした茎の先に20cmぐらいの花序をつけて、たくさんの雄花を咲かせます。雌花は、雄花より下のほうに目立たなくついています。雄花からは大量の花粉が飛んでしまい、花粉症の原因となってしまいます。かなり、問題となっている帰化植物の1つといえるでしょう。

写真は、クワモドキの大株が台風によって倒れた後、しばらくたった株もとの様子を写したものです。嫌われる要素満載のクワモドキですが、自らの大きさのせいなのでしょうか、写真の個体は3mの巨大な株だったのですが、台風の威力にあえなくなぎ倒されていました。1か月ほど前に倒れていた株を再び写してみたもなんですが、花や葉はすでに朽ち果て、折れた株元には蘚類が生えておりました。

【和名】クワモドキオオブタクサ [桑擬き、大豚草]
【英名】giant ragweed、hog-weed
【学名】Ambrosia trifida
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2004/10/25
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 21:43| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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