2004年11月18日

コセンダングサ

コセンダングサ Bidens pilosa


コセンダングサは、熱帯アメリカ原産とする説と、原産地ははっきりしないが熱帯〜温帯に広く分布するという説があるようです。日本には江戸時代に入ってきたのだそうです。コセンダングサの仲間は、いろいろと変異が多く、図鑑をみると種内のいくつも変種が書いてあります。図鑑によっても出てくる名前が違っていたりして、ゴチャゴチャします。

もともとは、日本になかった帰化植物ですが、現在では北海道〜九州まで見られるそうです。道端、荒れ地、河原などにふつうに生えています。花期は9〜11月、「舌状花(花びらにみえるもの)」がなくて、黄色い「筒状花(管状花)」のみです。コスモスでいうと、まわりの白やピンクの花びらがなく、真ん中の黄色い部分だけの状態です。何だか、「好き、嫌い」といいながら、花びらを全部とってしまった後のようです。

それが、変種の「シロノセンダングサ(Bidens pilosa var. minor)」になると、白い舌状花(花びら)が数個つくようになって、花らしく見えるようになります。コセンダングサ〜シロノセンダングサ(コシロノセンダングサ)までの変異はいろいろで、雑種もあるといいます。

今回の写真は、蕾なのでこれだけではわかりませんが、咲いているものを見ると小さくて白いものがまわりにありました。ちゃんとした花びらにはなっていませんでしたが、こういうものが、シロノセンダングサとの雑種といわれるものなのかもしれません。まあ、変種レベルのお話なので、あまりこだわらなくてもいいのかもしれませんけどね。

種子の先端には、トゲが3本〜4本あって、全体の長さは1cm前後です。さらにトゲや種子の表面には細かいトゲがたくさん生えていて、それによって人の衣服や動物のからだにくっついて、種子が運ばれます。いわゆる「ひっつきむし」の一種なんですね〜。

ところで、写真の蕾ですけれど、どことなく「コスモス」に似ていませんか?ふつうのコスモスは「Cosmos属」ですが、「ウインターコスモス」はセンダングサと同じ「Bidens属」、「チョコレートコスモス」は「Bidens属」だったり「Cosmos属」だったりです。属同士かなり近縁なのでしょうね。

■ここのブログでは、「キバナコスモス」についてはすでにご紹介していますので、よかったらそちらの方もご覧いただけたらと思います。(ちなみに、キバナコスモスはCosmos属)

キバナコスモス・コスミックレッド
キバナコスモス・レモンツイスト

【和名】コセンダングサ [小栴檀草]
【学名】Bidens pilosa
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2004/11/09
【撮影地】東京都日野市

コセンダングサの花やひっつきむしについては、またいつかレポートしたいと思っています!

posted by hanaboro at 19:59| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(1) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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