2004年11月23日

キツネノマゴ

キツネノマゴ Justicia procumbens


キツネノマゴは、国内では本州、四国、九州に分布しています。道端や田畑の脇などでふつうに見られる一年草です。草丈は10cmぐらいの小さい草のイメージですが、30cm前後までなることもあります。

キツネノマゴ…とても変わった名前ですが、残念なことに由来はよくわからないそうです。花が子ぎつねの顔に見えるからという説も確証がないといいます。

一方、学名はというと、Justicia procumbensという学名の命名者は、Carl von Linne (リンネ 1707-1778)です。リンネは「分類学の父」と呼ばれ、生物の学名を属名と種小名の2語(おもにラテン語)で表すという「二名法」を最初に提唱した人物です。リンネによって命名されたってことは、人間がこの植物にはじめて学術的な名前をつけたのは1700年代ということなんですね〜。

ちなみに、「Justicia」はキツネノマゴ属をあらわしていて、18世紀のスコットランドのJ.Justiceにちなんでいるとか。「procumbens」は、平伏のという意味だそうです。

花期はふつう8月〜10月で、色は薄ピンクで、長さ1cmに満たないくらいの花を咲かせます。花の形はシソ科やゴマノハグサ科と似ていますが、こういう形の花を「唇形花」といいます。シソ科とは、子房や果実の形で区別され、ゴマノハグサ科とは果実の中の種子の数などで区別されています。

キツネノマゴの果実にはふつう4個の種子ができ、熟すと果実が二つに裂けて中の種子がはじけ飛びます。種子にある柄(種柄)によって種子がはじき出されるのです。小柄な植物ですけど、1mぐらいは種子を飛ばすそうですよ!

今回の写真は普通に咲いているようですけれど、10日ほど前に草刈が行われた場所で咲いていたものです。主軸は刈られてしまったようですが、地面近くの脇芽は運よく花茎の部分は刈られずにすんだようです。葉に傷を負いながらも逆に背丈の高い草がなくなったことで、光を十分得て再び花開いているようでした。丈はこれで、2〜3cmぐらいです。

【和名】キツネノマゴ [狐のまご]
【学名】Justicia procumbens
【科名】キツネノマゴ科 ACANTHACEAE
【撮影日】2004/11/23
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 20:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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