2004年12月01日

オオバタチツボスミレ

オオバタチツボスミレ Viola kamtschadalorum


オオバタチツボスミレは、国内では本州中部以北と北海道に分布し、湿原や湿り気のある林内に生育スミレです。草丈は20cm〜30cmぐらいになるので日本の野生のスミレとしてはかなり大型だといえます。立ち上がる地上茎があります。名前は「タチツボスミレ」とつきますが、タチツボスミレより、「ニョイスミレ」の方に近縁とされています。

よく似た種類でアリューシャンやアラスカなどに生える「Viola langsdorfii」という種類がありますが、「オオタチツボスミレ」と国内の「タカネタチツボスミレ」を含めた分類は、いろいろと見解があって定まっていないようです。

花も大きめで直径2cm〜3cmです。色は紫紅色で、濃い紫の筋が入っているのが目立ちます。葉の形は丸いハート型〜細長くとがったような三角状のハート型で、先端がとがっています。

写真の個体は階段状になった木道の脇で、登山中に踏んでしまいそうな位置にありました。草丈は15cm程度です。中央では、実が3つに裂けて中の小さい種子が見えています。一般にスミレは、通常の花(開放花)以外に「閉鎖花」をつけて長い期間にわたって種子を作っています。閉鎖花というのは、ふつう花弁がなくガクは閉じたままの状態で、その中にある雄しべと雌しべの間で受粉が行われる花のことです。写真のものが閉鎖花によってできたものなのか、通常の花によってできたものなのかは未確認ですけれど。

【和名】オオバタチツボスミレ [大葉立坪菫]
【学名】Viola kamtschadalorum
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2004/08/12
【撮影地】福島県南会津郡檜枝岐村

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posted by hanaboro at 19:32| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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