2004年12月18日

クワクサ

クワクサ Fatoua villosa


クワクサは、本州、四国、九州、沖縄に分布し、畑や道ばた、荒れ地などに生える一年草です。和名は葉が「クワ(桑 Morus bombycis)」に似ていることからきています。クワはヤマグワ(山桑)とも呼ばれ日本各地や東アジアに分布していますが、山地の自生地だと高さ10mほどにもなる落葉高木です。カイコの餌のほかにもいろいろと利用され栽培が行われています。そのクワとクワクサは同じクワ科の植物ですが、こちらは草丈20cm〜50cmくらいの草本です。

葉は質が薄く表面や裏面の葉脈状に毛があるのでカサカサした感じがします。長さ5cm前後の卵形でふつうだと先端のほうがスッととがります。縁のギザギザ(鋸歯:きょし)は、とがらず丸い感じでそういう鋸歯の先の様子を「鈍頭(どんとう)」といったりします。

花期は9月〜10月、雄花と雌花がありますが、どちらも同じ株の葉の脇(葉腋:ようえき)に混じってつきます。花序や茎、葉柄は紫褐色になることが多いですが、葉はふつう緑色です。

写真に写っているのは、時期が12月ということもあって生育のよくない個体で、全体が紫褐色に染まっていました。葉は傷んでいますし先がとがる様子はよくわかりません。中央の紫褐色のかたまりが花序ですが、わずかに白っぽく見えているものが雄花の雄しべで、紫褐色の糸状でところどころ飛び出しているのが雌花の花柱です。

【和名】クワクサ [桑草]
【学名】Fatoua villosa
【科名】クワ科 MORACEAE
【撮影日】2004/12/18
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 14:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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