2005年01月03日

ハマヒサカキ

ハマヒサカキ Eurya emarginata


ハマヒサカキは、国内では本州、四国、九州、沖縄の暖地の海岸に生える常緑低木です。暖かい地域では「ヒサカキ (Eurya japonica)」とともに庭木や公園樹としてよく植栽されています。野生の状態では高さが5mぐらいまでになるそうですが、植栽されているものの多くは数十cm〜1m程度にそろえられていることが多いと思います。また、海岸近くに生える植物ですが、乾燥にはそれほど強い方ではないのだそうです。

葉は互生しますが、長さ2cm〜4cm程度の長楕円形で上を向いてつくので、ウサギの耳が立っているような感じになります。質が厚く表面には光沢があり、葉の先端は少しだけへこんでいます。また主脈は表面から見るとへこんでいて裏面に隆起し、葉の縁はやや裏面へ巻く感じです。

花期は10月〜翌年の春までで、葉の脇に黄白色の鈴形の花を数個ずつつけます。膝丈ぐらいの枝をかがんで下からのぞきこむと、びっしりと花が密生していてビックリさせられます。雌雄異株で雌花、雄花ともに花弁は5枚ですが、雌花の方がやや小さめです。雌株には直径5mm程度の果実(液果)ができますが、秋ごろ熟して黒くなります。

この植物の大きな特徴の1つは、花の時期とほぼ同じ時期に、前年度の開花によってできた実が熟してくるので、花と実が同時に見られることでしょうか。

【和名】ハマヒサカキ [浜姫榊]
【学名】Eurya emarginata
【科名】ツバキ科 THEACEAE
【撮影日】2004/12/30
【撮影地】東京都日野市(植栽)

posted by hanaboro at 18:27| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(2) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウラジロチチコグサ

ウラジロチチコグサ Gnaphalium spicatum


ウラジロチチコグサは、南アメリカ原産の多年草です。北アメリカ、オーストラリア、ユーラシア、アフリカなど世界中に広く帰化しているといい、日本への帰化が知られるようになったは1970年代ごろのことだそうです。

「チチコグサ (Gnaphalium japunicum)」に比べると全体にかなり大きくギトギトした印象です。花序の部分も長く花数も多い。ロゼット葉は長楕円形で茎につく部分も柄のように細くはならず幅が広く、地面にべったりくっついているようです。茎は直立することも多いですが、特に春先に伸び始める茎は地面をはうようにして伸びることが多いようです。さらに短い走出枝(ランナーまたはストロンともいいます)を伸ばして新しい株ができるので、近い位置に何株も群がって生えていることがよくあります。

草丈は30cmぐらいのものをよく見ますが、大きいものでは70cmぐらいまでなります。花期は5月〜9月、頭花は茎の上部に集まってつきます。頭花のまわりの総苞片の部分は、黄緑色でやや光沢があって、先端からでる小花は褐色や紫色を帯びています。

葉の表面は鮮やかな緑色で光沢があり、あまり毛はありませんが、裏面は綿毛に覆われていて真っ白です。伸びてきた茎につく茎葉の縁はビロビロと波打つ感じになり、茎にも綿毛が密生しています。都市部の道路脇などに生えている姿はいかにも帰化植物。葉も花もある状態でふつうの「チチコグサ」と間違える心配はないなさそうです。

【和名】ウラジロチチコグサ [裏白父子草]
【学名】Gnaphalium spicatum
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2004/12/30
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 12:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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