2005年01月04日

キンギョソウ

キンギョソウ Antirrhinum majus


キンギョソウは、もともとは半耐寒性の宿根草で、主にヨーロッパ西部〜地中海沿岸に分布する種をいろいろと改良してつくられた園芸種の品種群です。やや夏の暑さに弱いところがあるために、園芸的には秋まきの一年草として取り扱われることが多いですが、矮性種は特に丈夫なようで関東の丘陵地では問題なく夏越しも冬越しもできています。茎の基部は年々太くなりたくさん枝分かれして木質化してきます。

一般的な花期は4月〜11月ですが、夏場は暑さで花が減り株も弱り気味ですので、ふつうはちょっと枝を整理して花を咲かせないようにします。園芸の解説本にはこのとき草丈の半分ぐらいにカットするように書かれていますが、初期のころに育てた一株は思い切りが悪くて3分の1ぐらいしか切りませんでした。しかも、盆栽を扱うように一枝ずつ様子を見ながら慎重に作業、一株カットするのに数十分かかっていましたね。そんなことする必要はまったくありません。

ほどほどにカットして、夏場に株を休ませておくとまた秋にたくさん開花が見られますが、ひとしきり咲いたら今度は冬越しの準備です。長く伸びてしまった枝をカット、新芽がたくさん出ててきますから日々様子を見ながら、枝数を調節します。調節を怠るとものすごい数の芽が伸びてきて大変なことになります。まあ、それはそれでもいいんですけど、枝数が多すぎると込み合ってきて、花つきが悪くなったり蒸れて病気が発生したりします。

キンギョソウという名前は、もっともポピュラーなタイプの花の形が金魚に似ているところからきていますが、ペンステモン咲き、ベル咲きなど花の形が異なる品種や様々な草丈の品種があります。花には甘い香りがあって、花色も赤、白、黄、ピンクやそれらの中間的な色など、明るめの色が豊富です。さらに最近では、「クリーピング・スナップドラゴン」というやや這い性の品種もよく見るようになりました。このタイプは、這い性タイプの原種と「キンギョソウ」との交配によって作られたといいます。

写真は草丈が25cmぐらいの矮性種で、花はポピュラーな金魚型で色はやや黄色がかったようなピンク色の株です。2004年の大晦日に降った雪で埋もれてしまいましたが、特に蕾や葉が傷んだ様子もなく、その後は暖かくなったので問題なく開花することでしょう。

【一般名】キンギョソウ [金魚草]
【別名】スナップドラゴン
【学名】Antirrhinum majus
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2005/01/01
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 12:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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