2005年01月05日

ガザニア

ガザニア Gazania rigens


ガザニア、もともとは南アフリカ原産の多年草ですが、ふつうに栽培されているものの多くは、ヨーロッパで改良された園芸品種群です。やや真夏の強烈な暑さや霜に弱いところもあるため園芸的には秋まきの一年草として扱われることもあります。

葉は品種によって羽状に裂けるものやが細長くなるものがありますが、ふつうは根元からたくさん重なって出る根生葉の形態となります。葉は表面が濃い緑色で裏面に毛が密生して白く見えるタイプのものや、両面ともに毛が密生した銀葉タイプのものがあるようですね。

その根生葉の間から20cm程度の花茎を伸ばして1つの花茎には、直径5cm〜大きいものでは10cmぐらいの花を1個つけます。主な花期は5月〜10月、色は赤、黄、橙、白、ピンクなどや、2色ほどのストライプになるタイプのものなどとても鮮やかなものが多いです。また中心部は蛇の目模様となり花弁には光沢があります。

花の周辺部分に舌状花(花びらにみえる)、中心部分に筒状花を配するキク科の植物ではごくふつうの花の形ですが、花びらの間が開かず全体としてみるときれいな円形となります。とても端正な花という印象で、「クンショウギク(勲章菊)」とも呼ばれるほどです。花びらもいいですが、花の下の部分にある総苞片が細長くてシャープなところもいいと思います。

晴れた日の光の当たる日中だけ花が開き、夜や曇りの日には閉じてしまいます。そのため日の光を浴びて開いているときは、いっそうきらきらと輝いて見えます。写真のものは年末の雪に遭遇したにも関わらず、それほど花弁の傷みがないのでその後光が当たればまだ開きそうな感じもしました。しかし、もともと2004年の秋や初冬の暖かさで開花していたようなところもあったので、他にもあった蕾などはどうでしょうね。。。

【一般名】ガザニア
【和名】ジャノメクンショウギク、クンショウギク [勲章菊]
【学名】Gazania rigens
【英名】Treasure flower
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2005/01/01
【撮影地】東京都日野市

■Trackback!
くらげといっしょのお散歩」さんの記事「■雪の日。〜1〜」にトラックバックさせていただきます。当ブログの写真は本当に寒々として写っていますが、雪に中でもピカピカ美しいお写真が見られますよ。たぶん当記事と同じ「ガザニア」だと思うのですが、違うかも。他にも管理人のびおびおさんの想いがこもったお写真がたくさん見られますよ。

posted by hanaboro at 12:53| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミチタネツケバナ

ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta


ミチタネツケバナは、ヨーロッパからアジアに分布する越年草です。本種の日本での帰化が報告されたのは1992年のことで、当時は東北周辺や日本海側の地域で確認されていたそうですが、その後、関東などの太平洋側でも確認され、今ではもうどこでもふつうになったといいます。

しかし、「ミチタネツケバナ」…この植物の名前をはじめて聞いたときのことは忘れられません。それまでは、そこらにある「タネツケバナ」はふつうの「タネツケバナ (Cardamine flexuosa)」だと思っていましたから、特に気にもとめていませんでした。そのころ新帰化植物ということで、何やら特別なもののような気がしてぞくぞくしたのを覚えています。文献を見て本物は一体どんなものなんだろうとずっと想像していました。漢字の表記は「道」や「路」となっていますが、そのときの衝撃からすると「未知」というイメージでした。今では雑草の定番みたいになっていますけどね。

まあ、一度それとわかると結構違いが見えてくるもので、タネツケバナとミチタネツケバナの形態や花時期、生育環境はかなり異なっています。まず大きさですが、おおざっぱに言うとタネツケバナは草丈が15cm〜30cmぐらいと大きく、ミチタネツケバナは5cm〜15cmと小さいです。花はミチタネツケバナの方が早く咲き始め、春まだ寒いうちから6月ごろまでは花が見られます。タネツケバナの方は4月ごろ暖かくなってから咲き始めます。関東の人家の周辺でも、ミチタネツケバナは早春にいち早く咲き始め、春先のものは特に背丈も葉もしまっていて、草丈は5cmあるかないかぐらいのものをよく見ます。咲き始めは茎がごく短く咲き進むにつれて伸びてきます。茎葉はあることはありますが小さくまばらです。

ミチタネツケバナのロゼット葉は羽状複葉できれいに丸く地面に広がって、これが花の咲く時期にもしっかり見られます。これに対して、タネツケバナの方は花時期になるとロゼット葉が少なくなり果実ができるころにはほとんど残っていません。さらに羽状複葉のてっぺんの葉(頂小葉)やほかの小葉の形も異なっています。ミチタネツケバナの小葉は幅の広い楕円形〜広卵形で丸っこい感じですが、タネツケバナの方は細長い楕円形です。

ミチタネツケバナは乾燥気味の道路脇や芝生の中、ブロック塀の隙間などに多く見られますが、タネツケバナはやや湿り気のある田のあぜや水辺に生えます。このように両者の主な生育環境には違いがありますが、ただ非常に接近して生育していることもあり油断はできないですね。

果実はアブラナ科らしい形をしていて、長さ2cm程度の細長い円柱形で棒のようなものが上向きにつきます。そのまま立ち枯れていき、これがなかなかの草姿なんですよね。

【和名】ミチタネツケバナ [路種漬花、道種漬花]
【学名】Cardamine hirsuta
【科名】アブラナ科 CRUCIFERAE
【撮影日】2004/12/08
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 01:15| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(2) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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