2005年01月12日

キバナコスモス (No.2)

キバナコスモスは、主に秋に咲く一般的な「コスモス (Cosmos bipinnatus)」と同じ属の別種「Cosmos sulphureus」の品種群です。花期は6月〜11月と長めですが、全部の品種がその期間中ずっと咲きつづけるというわけではないようで、やはり早咲きの品種と秋咲きの品種があります。またそれに加えて種のまく時期をずらすことによって、長い期間花を楽しむことができ、園芸的な取り扱いはふつうは春まきの一年草です。

キバナコスモス Cosmos sulphureusキバナコスモス Cosmos sulphureus
2004/11/23 撮影2004/12/08 撮影


夏の間に盛んに開花結実していたキバナコスモスも秋の深まりとともに勢いがなくなって、とある公園の花壇に植えられていた個体も、いつの間にか別の花の苗に植え替えられていました。日本では一般に春や秋は、種子の発芽や生育に適した気候となりますが、2004年の秋〜初冬は特に温暖で、秋に種子から発芽したものが開花するようなものも見られました。

11月の終わりごろ、公園の隅で数十本の幼いキバナコスモスの苗を発見(写真左上)。すぐそばには蕾をつけた個体もありました。夏の間付近でたくさん咲いていた個体の種が落ち勝手に芽生えてきたものの可能性が高く、だとすれば本来は背丈が50cmほどになるタイプのはずです。品種名まではわかりませんが、花色はオレンジ色でした。

しかしいくら暖かいとは言っても、もともと発芽や生育にやや高温が必要なキバナコスモスにとっては、やっぱり低温だったといえるでしょう。12月はじめには、葉の先が傷んでチリチリになり、地面に倒れこんでいるものもありました(写真右上)。個の姿を見て、もうこれで開花はないだろうと思っていたら、12月半ば、上とは別の個体ですが再び息を吹き返したかのように、蕾を膨らませているものがあったんです(写真左下)。

キバナコスモス Cosmos sulphureusキバナコスモス Cosmos sulphureus
2004/12/16 撮影2005/01/12 撮影


でも、膨らんだ蕾も結局それ以上開くことはありませんでした。2004年の年末から続くこのところの寒波にはやっぱり耐え切れなかったようです。ついに本日(2005/01/12)、その公園で秋に芽生えたキバナコスモスのほぼすべての個体が枯れてしまったことを確認しました。

【一般名】キバナコスモス [黄花秋桜]
【英名】yellow cosmos
【学名】Cosmos sulphureus
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2004/11/23、2004/12/08、2004/12/16、2005/01/12
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 種から育てたお花
→自分で育てたわけではありませんが、公園の土や雨水、太陽が育てたということで。。。ダメかな?

■当ブログ内関連記事
キバナコスモス
キバナコスモス・コスミックレッド
キバナコスモス・レモンツイスト

posted by hanaboro at 18:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 芽生え・幼植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キランソウ

キランソウ Ajuga decumbens


キランソウは、本州、四国、九州に分布し山野や人家近くの道ばたなどにふつうに生える多年草です。変わった名前ですが、「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色という意味で、花の色からキランソウという名前になったのだといいますが、名前の由来や漢字の表記には諸説あるようで、漢字では「金瘡小草」、「金襴草」などとされています。また、放射状に地面にへばりつくよう広がるので「ジゴクノカマノフタ」というこれまたすごい別名まであります。種子でも増えますが、走出枝を伸ばしてすぐ隣に新たな株がどんどんできていくので、そのあたり一帯に群生していることもしばしばです。

花の咲く時期でも、上方にどんどん伸びるわけではなく地面にはりついていますが、冬の間もロゼット葉を出して過ごしています。暖かい時期に比べると勢いはなく葉も紫褐色で地面や落ち葉と同化しています。より地面に近いところにある越冬中のロゼット葉は、花が咲くころに出てくる上部の茎葉より大きめです。

葉の先端や縁の鋸歯(ギザギザ)はとがらず、うねうねとした葉はとらえどころのないような形をしていますが、全体に縮れた毛がたくさん生え表面はでこぼこしていて、意外と特徴的な葉ともいえます。それで花がなくてもだいたいそれだとわかりやすいです。越冬中は全体的に紫褐色になっていますが、暖かい時期の葉は濃い緑色で、縁や主脈がおもに紫色に染まっています。

花期は3月〜5月。葉の脇(葉腋)に濃い紫色の唇形花をつけます。唇形花はシソ科の植物などに見られる基本的な花の形ですが、キランソウ属の植物の場合、上唇は目立たず、下唇(舌のように見える方)が大きくなる特徴があります。

【和名】キランソウ [金瘡小草]
【別名】ジゴクノカマノフタ [地獄の釜の蓋]
【学名】Ajuga decumbens
【科名】シソ科 LABIATAE
【撮影日】2005/01/12
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 身近な生き物

posted by hanaboro at 13:05| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(2) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。