2005年03月07日

オオキンケイギク

オオキンケイギク Coreopsis lanceolata


オオキンケイギクは、キク科コレオプシス属(ハルシャギク属)の植物です。同じ属の植物は、世界各地に100種ほどが知られていて、日本に入ってきたのは明治時代のことだったといいます。一般に「コレオプシス」といっているものには、いろいろな種類があって、大きく多年草として扱われるものと、一年草として扱われるのものがあります。

例えば、多年草のタイプでは、特に性質の丈夫な「オオキンケイギク(大金鶏菊 Coreopsis lanceolata)」、葉が糸のように細長い「イトバハルシャギク(糸葉春車菊 Coreopsis verticillata)」、大輪の「ホソバハルシャギク(細葉春車菊 Coreopsis grandiflora)」などがあります。

また、一年草のタイプでは、黄色に濃い赤の蛇の目模様の「ハルシャギク(春車菊、蛇の目菊 Coreopsis tinctoria)」、小型で黄花の「キンケイギク(金鶏菊 Coreopsis drummondiiまたはCoreopsis basalis)」などがあります。

そのほか、コスモスを小さくしたような淡いピンク色の「ロゼア」というのがありますが、これは、イトバハルシャギクの1品種なのか、まったく別の種なのかよくわかりません。

オオキンケイギク Coreopsis lanceolata


写真は、最も多く見られるオオキンケイギクの越冬中の根生葉です。

オオキンケイギクは、北アメリカ原産の多年草です。地面近くにロゼット状にたくさんの根生葉を広げて越冬します。根生葉には長い柄があって3つ〜5つの小葉に分かれていますが、分かれていないこともあります。個体によって毛の多少はあるようですが、葉の両面には粗い毛が見られます。

草丈は20cm〜50cmほど。主な花期は7月〜9月。花は鮮やかな黄色で、直径5cmほど、中央部には筒状花がたくさんあって、そのまわりには舌状花があります。舌状花というのはいわゆる花びらに見えている部分で、先端にギザギザの切れ込みがあるので、コスモスによく似た形に見えます。

オオキンケイギクは、見た目も華やかで手もかからないのでよく栽培されていますが、現在では道路脇や河川などに野生化して、大群落となっていることもあります。写真は、ある月極駐車場の脇の芝生に生えていたものです。誰かが栽培しているものなのか、勝手に生えてしまったものかは定かではありません。

ちなみに、属名の「Coreopsis」は「ナンキンムシ(トコジラミ)に似ている」という意味だそうで、果実がナンキンムシに似ていることからきているのだとか。まったく先人の発想にはいつも驚かされますね。この花の果実を見て、いくら扁平だからといって、とてもそんなことは思いつきません。

【和名】オオキンケイギク [大金鶏菊]
【学名】Coreopsis lanceolata
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2005/01/27
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事→イトバハルシャギク

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posted by hanaboro at 18:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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