2005年03月24日

アオハダ

アオハダ Ilex macropoda


アオハダは、国内では北海道南部、本州、四国、九州に分布し、雑木林などに生える落葉高木です。高さは10mほどにもなります。

葉は長い枝から出た短い枝の先に、集まってつくことがほとんどです。長枝につく場合は「互生」しますが、短枝につく場合は「束生」します。束生というのは、古い枝で節間がつまって短くなって3枚以上の葉が1つの節から群がるようについていることをいいます。

一番上の写真は、短枝にあった冬芽の部分です。冬芽は、先端にある長さ3mm程度の小さなもので、褐色の円錐形。芽を包む「芽鱗」は、先がスッととがっていて、芽が出た後も枝に残っていきます。それによって短枝の先の方は、遠くから見ると太くボテボテした感じがして、古い芽鱗と葉痕でデコボコの模様は入っているように見えます。「葉痕」というのは、葉がついていた痕跡のことで、アオハダの場合は半円形か三日月形です。一応、写真でも先端の芽のすぐ下あたりにかすかに見えているんですけども。

アオハダ Ilex macropodaアオハダ Ilex macropoda


樹皮は灰白色で、パッと見た外見では青くありません。枝を少し削ると緑色の内皮が見えてくるので、「アオハダ」と呼ばれています。樹皮の質は薄くて、ちょっとかたいものなんかでガリガリやったくらいでもはがれるので、緑色の内皮を確認するのは簡単だと思います。長枝から出る短枝は、葉のない冬の間、よく目立ちます。左上の写真は、青空に映える?ボコボコした短枝のシルエット。

葉は長さ5cm前後の卵形。表面には毛があり、裏面の脈上に立った短い毛があります。葉柄は1cm〜2cmで無毛です。葉のギザギザ(鋸歯)は低くて、モコモコした感じの葉縁です。ギザギザの部分はあまり外側にはり出さず、葉にくっついたようになっていてあまり目立ちません。

花期は5月〜6月。短枝の先にごく小さな花を咲かせます。色は白っぽいような緑色っぽいような色で、あまり目立つものではありません。雄花を咲かせる株と雌花を咲かせる株が別々の雌雄異株。花弁も雄しべも4〜5個、ガクも4〜5個に裂けます。果実は直径7mmほどの球形で、9月〜10月には真っ赤に熟します。葉は黄葉し、赤い果実には光沢もあってなかなか美しいものです。

【和名】アオハダ [青膚]
【学名】Ilex macropoda
【科名】モチノキ科 AQUIFOLIACEAE
【撮影日】2005/03/24
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:52| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(2) | 冬芽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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