2005年04月20日

ウマノミツバ

ウマノミツバ Sanicula chinensis


ウマノミツバは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生育する多年草です。草丈は30cm〜50cm、大きいものでは80cmくらいにはなります。ふつう花のころによく見られる茎葉は、小葉を比べるとよく似た「ミツバ (Cryptotaenia japonica)」を細身にしたようなものです。基本的には3つに完全に裂けた葉で、3つの小葉(または裂片)のうち外側の2枚を「側小葉(側裂片)」といいますが、その側小葉はさらに2つに裂けるので、5つの小葉があるように見えます。

また、葉脈が下面にくぼんだ状態となって、表面はシワシワに見えます。ミツバの場合は、小葉が3枚の「3出複葉」で、小葉は先のとがった卵形です。ミツバが全体として三角形に見えるのに対して、ウマノミツバは多角形の感じです。

茎葉の特徴はこんな感じですが、根生葉は、また違った形をしています。根生葉は、写真のような葉で、全体に丸く見えます。基本的には茎葉と同じように3つに裂け、そのうちの2枚がさらに5つに裂けます。そしてかなり長い葉柄があります。伸びた茎につく茎葉は下の方の葉には長い葉柄がありますが、上の方のものには短い柄しかありません。

花期は7月〜9月。茎先の「複散形花序」に白っぽい花をつけます。ウマノミツバの場合、その特徴がわかりづらいですが、一応セリ科なので、花序の形は基本的には「散形花序」です。散形花序というのは、これまでにも「オカウコギ」、「ヤブニンジン」、「アガパンサス」、「キルタンサス」あたりで登場しています。簡単にいうと、「散形花序」は、花軸(花のつく枝)の先からたくさん枝が出て、その先に1つずつ花がつく花序のことです。そして、「複散形花序」の場合は、たくさん出た枝先にさらに小さな散形花序(小散形花序)がつく、という花のつき方になります。

小散形花序につく小さな花には、カギ状のトゲがついた子房のある「両性花」と子房のない「雄花」があって、中央部分に両性花、周辺部分に雄花があります。両性花の子房の部分は、花が終わると果実ができ、先がカギ状に曲がったトゲが密生しています。

名前は、食用や薬用として利用されるミツバに比べて、利用価値がなく、馬に食べさせるくらいのものだというところからきています。

しかし、写真のような状態をはじめてみたときは、「チドメグサ」のお化けかと思ってしまいました。

【和名】ウマノミツバ [馬の三葉]
【学名】Sanicula chinensis
【科名】セリ科 UMBELLIFERAE
【撮影日】2004/04/11
【撮影地】東京都青梅市

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オカウコギ

オカウコギ Acanthopanax nipponicus


オカウコギは本州の東北南部、関東以西、四国、九州の暖地の山地に生える落葉低木です。高さは2m〜3mほど。

5つの小さい葉(小葉)からなっていて、手のひらのような形に見える「掌状複葉」で、小葉の縁は粗く不規則に切れ込んで、さらにギザギザと切れ込む「重鋸歯」があります。小葉の長さは2cm〜4cm。葉柄は3cm〜7cm。枝にはトゲがあります。

オカウコギ Acanthopanax nipponicus


「掌状複葉」を持つ日本の野生植物はそれほど多い方ではないので、これはとても大きな特徴です。今回の写真のような葉を見て「ウコギ科ウコギ属」にたどり着くことは、それほど難しくはないのですが、そこから先が少々やっかいです。同じ属の「ヤマウコギ (Acanthopanax spinosus)」とよく似ていています。

オカウコギ Acanthopanax nipponicus


今回の写真のものは、葉の形からすると、ヤマウコギのようにも見えたのですが、葉の表面の脈状に突起状の毛があるということで、オカウコギとしています。花が咲くころになればもっとよく違いがわかるはずです。ヤマウコギは花序が葉柄よりも短いのに対して、オカウコギは花序と葉柄がほぼ同じ長さになります。

花期は5月。黄緑色の小さな花を「散形花序(さんけいかじょ)」に咲かせます。散形花序というのは、花軸の先端からたくさん枝分かれした柄の先に、それぞれ1つずつ花がつくという花のつき方のことです「傘」でいうと、傘の軸から何本も出た骨の先に1つずつ花がつく状態です。

同じウコギ科の「ヤツデ」の花は白い丸い塊(散形花序)がたくさんついて円錐状になりますが、オカウコギの散形花序はそれをずっと地味にしたようなもので、円錐状にはならず、葉の脇から黄緑色の散形花序をたらす感じです。果実は球形で、直径5mm程度、秋に熟して黒っぽくなります。

【和名】オカウコギ [岡五加]
【別名】マルバウコギ、ツクシウコギ
【学名】Acanthopanax nipponicus
【科名】ウコギ科 ARALIACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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コスミレ

コスミレ Viola japonica
2004/04/13

コスミレは、北海道、本州、四国、九州に分布し、人里周辺の日当たりのよい草地や田畑の周りなどに多く生える多年草です。草丈は5cm〜10cm程度、それほど背丈は高い方ではないですが、花や花後の葉は大きめで、「小さい」という印象は特にありません。同じように人里近くに生育する「ノジスミレ」や「アリアケスミレ」よりも生育範囲が広く、低地〜山地のやや標高の高いところに生育するようです。

コスミレ Viola japonica
2004/04/13

葉は長く丸みのある三角形〜卵形。花時期の葉は2cm〜4cmくらいですが、花が咲き進むにつれ葉は大きくなり、長さは5cm以上にもなります。葉は濃いめの緑色で、やや白っぽくくすんだような色です。裏面はときどき紫色を帯びています。「タチツボスミレ」のような立ち上がる地上茎はありません。

花期は3月〜5月。やや早くから咲いています。日当たりのよい場所では、特にたくさんの花を咲かせることが多く、花も大柄なので、にぎやかな印象です。花の直径は1.5cm〜2cm。色は、淡い紫色で少しかすれたような感じです。ただし、花の色には変化が多いようで、濃淡があり、白色のこともあるそうです。また、5枚の花弁のうち下にある1対を「側弁(そくべん)」といいますが、コスミレの場合、側弁の毛もあるものとないものがあります。ちなみに、こちら関東の丘陵地で見たものは、わずかに側弁の毛があるものと無毛のものがありました。東日本では無毛、西日本では有毛のことが多いとか。

コスミレ Viola japonica
2004/04/01
コスミレ Viola japonica
2004/04/13


なかなか実体がつかみづらいコスミレですが、わかりやすい特徴としては、特に咲き進むと花弁は細長く見え、側弁がつけ根からしっかりと開いて、中の花柱などがよく見えること、上の1対の花弁(上弁)ウサギの耳のように長く、間のやや狭いV字形で、よく主張しているように見えることでしょうか。ただし、花弁は丸っこく太いこともあるので、そういうふくよかなコスミレをはじめに見た場合は、とても好印象になると思います。細長いタイプの方だと、なんだかおおざっぱな感じです。そのほかのチェックポイントとしては、中心から突き出ている花柱の先が少しふくらむこと、唇弁の後ろに突き出たシッポのような「距」は、やや太くてやや長めなことです。

【和名】コスミレ [小菫]
【学名】Viola japonica
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2004/04/01、2004/04/13
【撮影地】東京都町田市、日野市

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クスノキ

クスノキ Cinnamomum camphora
2005/0419

クスノキは、本州の関東以西、四国、九州の暖地に生える常緑高木です。高さはふつうは20mほどですが、巨木になったものでは50mくらいにもなります。樹形は丸くなります。古くから寺社に植えられたほか、現在は公園樹や街路樹としてもよく植えられています。かなりの高木となり、各地にご神木としてまつられるような名木があります。

クスノキ Cinnamomum camphora
2005/02/15 冬芽
クスノキ Cinnamomum camphora
2005/02/15 若い木の幹


葉は互生。楕円形で、先の方は急に細くなってシッポのように少し伸びます。葉の長さは6cm〜10cm。縁にはギザギザ鋸歯がなく、ゆらゆらと波を打ったような状態になります。革質で、表面には光沢があって、裏面はやや粉をふいたように白っぽくなっています。若い葉や葉柄は赤みを帯びることも多いです。葉をもむと「樟脳」のにおいがします。常緑樹ではありますが、葉は毎年入れ替わっています。

クスノキ科の仲間によく見られる特徴に、葉の「三行脈(さんこうみゃく)」があります。これは、葉脈が付け根のあたりから3つにわかれて、長く伸びる状態のことで、クスノキのほか、「シロダモ」や「ヤブニッケイ」などでも見られます。クスノキの場合は、表から見るとこの三行脈の分かれ目にふくらんだ部分があります。このふくらみは1mm程度の小さいものですが、中ではダニが生活しています。防虫剤としても使われるクスノキ。しかし、そこで生活するダニが数種いる。それらのダニには樟脳が必要不可欠ということのようです。

クスノキ Cinnamomum camphora
2005/04/19

何はともあれ、このダニ部屋があるかどうかで、よく似た他の種と区別することができます。日本産の樹木でダニ部屋ができるのは、クスノキだけだそうなので。ただし、まだ若い幼木では、葉の三行脈がはっきりしないことや、ダニ部屋ができていないこともあります。

花期は5月〜6月。葉の脇(葉腋)から花序を出して小さな花を咲かせます。色は黄白色で、直径は5mm程度の小さなものです。花被片は6枚で、雄しべは12本。果実は直径1cmに満たないくらいの球形で、秋に熟すと黒っぽくなります。

【和名】クスノキ
【別名】クス [楠、樟]
【学名】Cinnamomum camphora
【科名】クスノキ科 LAURACEAE
【撮影日】2005/02/15、2005/04/19
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月19日

アリアケスミレ

アリアケスミレ Viola betonicifolia var. albescens


アリアケスミレは、北海道、本州、四国、九州に分布し、道路脇や人里近くの日当たりのよい草地や、田畑のあぜなどに生える多年草です。九州南部〜沖縄には、「リュウキュウシロスミレ (Viola betonicifolia var. oblongo-sagittata)」が分布しています。

花期は4月〜5月。やや遅めに開花が始まります。花の直径は1.5cm〜2cmくらい。もう少し大きめのこともあります。花の色は白色に紫の筋がたくさん入るというパターンが多いですが、ほぼ白色のこともあれば、筋が多くてややかすれたような紫色に見えるようなものもあって、いろいろと変異があります。名前は、このように変化に富む花の色を明け方ころの空にたとえてつけられたそうです。

似たように白い花を咲かせる「シロスミレ (Viola patrinii)」は、やや標高の高い草原に生育し、特に「上弁」という上の1対の花弁は、かなり後ろに反り返ります。アリアケスミレの上弁はシロスミレほど激しく反り返らず、葉は水平方向に出るものが多く、葉の長さに比べて葉柄の部分が短いです。

アリアケスミレ Viola betonicifolia var. albescensアリアケスミレ Viola betonicifolia var. albescens


スミレの仲間の花は、左右同じ形をしています。ふつう5つの花弁があって、上の1対を「上弁(じょうべん)」、下の1対を「側弁(そくべん)」、一番下にあるものを「唇弁(しんべん)」といいます。花の中央部に注目すると、アリアケスミレの場合、「スミレ」や「ヒメスミレ」と同じように、側弁の基部にはモシャモシャとたくさん毛が生えています。さらに側弁だけではなく上弁にも毛のある場合もあります。中心から突き出しているのは雌しべの花柱で、先の方には膨らみがあります。唇弁の後ろに突き出ているシッポのような部分は、「距(きょ)」で、アリアケスミレの距は太くて短めです。

草丈は5cm〜15cmくらい。「タチツボスミレ」のような立ち上がる地上茎はありません。葉は細長いほこ形で、長さは4cm〜7cmほど。質は厚めで、表面には光沢があります。葉柄には葉身から流れるようについているひれのような「翼」という部分があります。

【和名】アリアケスミレ [有明菫]
【学名】Viola betonicifolia var. albescens
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2005/04/19
【撮影地】東京都日野市

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ヒメスミレ

ヒメスミレ Viola confusa ssp. nagasakiensis


ヒメスミレは、本州、四国、九州に分布し、人家近くの道ばたや日当たりのよい場所に生育する多年草です。特に乾燥気味の場所、例えば、道路脇のアスファルトやコンクリート、人家の石垣の隙間などに多く見られます。特に本州に生育しているものは、帰化植物とする説もあるようです。

ヒメスミレの分類学的な取り扱いは、台湾をはじめ東アジアの亜熱帯地域に分布する「タイワンコスミレ (Viola confusa)」の亜種とする説と独立種とする説があります。前者の場合の学名は「Viola confusa ssp. nagasakiensis」、後者の場合は「Viola minor」となっています。また、九州に分布し、葉の縁のギザギザ(鋸歯)が粗いタイプを「ツクシヒメスミレ」とすることもあります。

タチツボスミレのような地上茎はなく、草丈は花柄が伸びた状態で、3cm〜10cmに満たないくらいです。

ヒメスミレ Viola confusa ssp. nagasakiensisヒメスミレ Viola confusa ssp. nagasakiensis


花期は3月〜5月。花の色は濃い紫色、「スミレ (Viola mandshurica)」に似ていますが、大きさはスミレより小さめで細身です。直径は1cm〜1.5cmくらい。花の中央部をのぞいてみると、「側弁(そくべん)」という下の2枚の花弁の基部には、白いブラシのような毛が生えています。この様子は、図鑑などでは「側弁の基部は有毛」などと書いてあります。「タチツボスミレ」の場合は、「側弁の基部は無毛」です。雌しべの花柱の先には膨らみがあります。

ヒメスミレ Viola confusa ssp. nagasakiensisヒメスミレ Viola confusa ssp. nagasakiensis


葉は、長さ2cm〜4cmくらいのやや小さめで、長い三角状の披針形、縁にはやや粗めの鋸歯があります。葉の付け根の部分がグルンッと巻くような、張り出すような状態になることが多く、葉柄にはほとんど「翼がない」というのが大きな特徴です。「スミレ」の場合は葉が細長いヘラ形で葉柄の部分にはふつう翼があります。「ノジスミレ」の場合は、全体に微毛があって白っぽく見えます。

表面は濃いめの緑色で少し光沢がある感じ、裏面はやや紫色を帯びていることがあります。花の咲き始めくらいの時期では、葉は小さめで質もちょっと硬そうですが、次第に大きくなって、花が終わったころにはかなり大きな細長い二等辺三角形になっていることもあります。長さは7cm〜8cmくらいにもなって、その状態は、もはや「ヒメ」という感じではないかもしれません。

【和名】ヒメスミレ [姫菫]
【学名】Viola confusa ssp. nagasakiensis
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2005/04/19
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月18日

アマチャヅル

アマチャヅル Gynostemma pentaphyllum


アマチャヅルは、日本全土に分布し、山野の草地や林内などに生えるつる性の多年草です。葉には、「チョウセンニンジン」と同様の成分(サポニン)が含まれているとか。ウリ科アマチャヅル属の植物で、名前はつる性で葉に甘味があることからきていますが、ユキノシタ科(アジサイ科)の「アマチャ (Hydrangea serrata var. thunbergii)」とはまったく別の植物です。葉の変形という「巻きひげ」の部分で他の草などにからみつきます。

葉は幅の狭い楕円形。ふつう5つの小さい葉(小葉)からなる複葉で、鳥の足のような形に見えます。学名の種小名「pentaphyllum」は「5つの葉の」という意味です。小葉の数は基本的には5つですが、3小葉のこともあれば、7小葉のこともあります。大きく生長してくると、「ヤブガラシ (Cayratia japonica)」の葉に似ていますが、アマチャヅルはやや小さめで、あっさりめ。ヤブガラシの方は紫色っぽい色で、ちょとギトギト感があります。つる性植物ですが、関東の丘陵地で、筆者が見た限りでは、「アレチウリ」や「ヤブガラシ」、「クズ」のように、大々的に茂るという様子もなく、このアマチャヅルだけで大群落になっているようなことはないようです。

花期は8月〜9月。つる性でもあるし、他の草とともに藪状の中で、総状の花序に咲く小さくて黄緑色の花は、目立つものではありません。雄花と雌花が別の株に咲く雌雄異株。雄花は直径5mmくらいで、花冠は5つに裂け、先は細長くとがって、星のような形です。ガク片はとても小さくて、尾状に長く伸びた花冠の裂片よりも、さらにまったく目立たないものです。中央には雄しべが5本あって基部はくっついています。その合着した雄しべの長さはごく短いです。果実(液果)は熟すと黒くなり、1つ輪のような模様があります。その模様は、花冠やガクがついていた痕跡です。

4月中旬、すでにアマチャヅルもヤブガラシも新芽が出てきています。アマチャヅルの場合は、小葉が小さめで色は濃い緑色。ヤブガラシの方は、赤褐色を帯びてギラギラとした芽吹きです。ちなみにヤブガラシはブドウ科の植物。

【和名】アマチャヅル [甘茶蔓]
【学名】Gynostemma pentaphyllum
【科名】ウリ科 CCUCURBIACEAE
【撮影日】2004/04/16
【撮影地】東京都八王子市

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ニオイタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレ Viola obtusa


ニオイタチツボスミレは、北海道南部、本州、四国、九州に分布し、山野の明るい雑木林や草地などのやや乾燥したところに生える多年草です。花期に花柄が伸びた状態での草丈は、5cm〜15cmくらいです。「タチツボスミレ」と同じように地上茎のあるスミレ(有茎種)で、草丈は花の後もっと高くなることもあります。

主な花期は4月〜5月。地上茎はありますが、ほとんどの花が根もと付近から花柄を伸ばして咲きます。花は直径1.5cmくらい。花弁の色は丸く明るい濃い紅紫色で、タチツボスミレよりも華やかな印象。中央の白い部分が大きくてくっきり。花柄にはふつう細かい毛があります。とても細かい毛なのですが、花柄が紫色を帯びていることが多いので、結構、目立ちます。

ニオイタチツボスミレ Viola obtusaニオイタチツボスミレ Viola obtusa


一番下の花弁の「唇弁」から伸びているシッポのようなものは、「距」といって、長さ6mm〜7mmくらい、太くて紫色を帯びることが多く、ブニョッと上に向いています。スミレの仲間の名前を調べるときのチェックポイントを一応、確認。花の中央部あたりに注目して、下の1対の花弁、「側弁」の内側を見ると、「スミレ」や「コミヤマスミレ」のような毛はありません。中央に突き出している雌しべの花柱の先は、あまり膨らんでいません。

花には芳香がありますが、筆者の鼻はあまりにおいに敏感ではないもので、たまに、ホホッと思うこともあるくらいで、大抵は花に鼻をくっつけないとよくわかりません。時間帯や花の状態、天候なんかにもよるのかな。。。

花弁の開き方や明るく鮮やかな花色、色の入り方、距の太さや角度など、細く毛のある長い花柄。一度その姿を全体的にとらえることができれば、遠くから見てもタチツボスミレとの違いは案外はっきりしています。雑種ができている場合や地域によっては、そうともいえないこともありますけども。

ニオイタチツボスミレ Viola obtusaニオイタチツボスミレ Viola obtusa


葉は長短のある卵形で、先はあまりとがらないので、全体的に丸みのある葉です。花の咲き始めの時期には長さ1.5cmくらいですが、花後には3cmくらいまでなります。葉柄の付け根のあたりにある「托葉」という葉の付属物は、櫛の歯状に切れ込んでいます。地上茎は花期にはあまり目立たないですが、あるにはあって、そのうち、それなりに立ち上がってきます。

ちなみに、学名の種小名「obtusa」は、「鈍形の」という意味です。葉の先や鋸歯のことなのか、花弁のことなのかは、それともまったく別の部分に注目してつけられたのかはよくわかりませんが。。。

【和名】ニオイタチツボスミレ [匂立坪菫]
【学名】Viola obtusa
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月16日

ボタンヅル

ボタンヅル Clematis apiifolia


ボタンヅルは、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい場所に生えるつる性植物です。茎が木質化して半低木状。葉は対生。「(1回)3出複葉」で、縁にはギザギザ(鋸歯)があります。つる性で、「ボタン」の葉に似ているのでその名がついています。

キンポウゲ科センニンソウ属(Clematis)の植物で、「センニンソウ (Clematis terniflora)」によく似ていますが、センニンソウの方は葉の縁には鋸歯がなく、花が大きめです。

花序にはたくさんの花がつき、白くて花びらに見えるのはガクで、4枚が十字に広がります。本来の花弁はありません。たくさんの雄しべが目立ちます。花の後にできる果実には花柱だった部分が伸びて羽毛状になります。花も果実もセンニンソウを縮小したような感じ。

また、本州の関東〜中部には、葉が細くて葉が「2回3出複葉」で、鋸歯が鋭い「コボタンヅル (Clematis apiifolia var. biternata)」というのがあります。ボタンヅルとは区別がつけにくいことも多くて、もともと変種関係だし形態的な変異は連続するようです。ちなみに、「2回3出複葉」については、「ヤブニンジン」の方でちょっとだけ説明してます。

今回の写真のものは、まだ新葉が出てきたばかりのものですが、よく見ると、「2回3出複葉」のようにも見えます。でも、葉の幅は細いという感じではない。この時期では、まだ、その個体の持つ本来の葉の特徴は、あまりしっかり出ていないかもしれません。なので、複葉の状態について、そんなにこだわったところで、あまり意味のあることではないでしょう。

大きく生長した個体で見ても、いろいろと中間的なものも出てくるし、果実の時期まで待って、果実の毛の多さによって判断することもあるわけで。。。ということで、今回のところは、広い意味での「ボタンヅル」としています。

写真の個体が生えているのは、歩道と緑地の間を遮るコンクリートの壁の隙間。秋の草刈のときに地上部は刈り取られたようですが、隙間でしっかり生きていたようです。木質化した茎が少しのぞいています。今のところ他に競争相手はなく、ツルをからませる相手もいません。その茎頂は上を向き、風にゆれ、この先どうツルを伸ばしていくのかを探しているようでした。

【和名】ボタンヅル [牡丹蔓]
【学名】Clematis apiifolia
【科名】キンポウゲ科 RANUNCULACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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クサボタン

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オオバノトンボソウ

オオバノトンボソウ Platanthera minor


オオバノトンボソウは、本州、四国、九州に分布し、丘陵や山地の林内に生える多年草です。ラン科ツレサギソウ属の植物で、同じ属のほかの種類が、深山や湿地などに生えるものが多い中で、オオバノトンボソウは丘陵地や低い山の林に見られます。「キンラン」や「ギンラン」があるような明るめの場所よりも、どちらかというと暗めの林内に多いです。というのも、花期には樹木の新葉の展開もとっくに終わっているので、さらにその印象が強くなります。

一般的な図鑑では「オオバノトンボソウ」で登場していることが多いのですが、「ノヤマトンボ」となっていることもあります。
米倉浩司・梶田忠 (2003) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://ginkgo.bg.s.u-tokyo.ac.jp/bgplants/ylist_main.html(2005年4月16日).
によると、和名は「ノヤマトンボ」となっていて、「オオバノトンボソウ」、「ノヤマトンボソウ」は別名となっています。

草丈は、花茎が伸びた状態で30cmくらいから大きいもので50cmほど。葉は互生で、初めのころに出る地面に近い葉は大きく長さは10cm前後ですが、上に伸びた茎につく葉は上にいくにしたがって小さくなります。長い楕円形の葉はつけ根の部分で、茎を抱きこむようについています。写真は4月中旬、まだ葉を広げ始めた段階で葉は上を向いていますが、そのうちに、楕円形の大きめの2枚くらいはベロッと横に広がってきます。花期には葉の色は濃くなりますが、今はまだ、若々しい黄緑色。

4月に葉を広げはじめてから、しばらくの間は、花茎は出てくるものの背の低めの状態が続きます。開花期の6月〜7月の梅雨の時期、ようやく花茎も高く伸びてきます。そのころは、もう何度も雨に打たれたはずで、背丈の低いものの宿命のように、葉や花茎が泥まみれになっていることもあります。

その花の形もさることながら、必見なのは、その花茎です。花の大きさのわりにはずいぶんとしっかりした茎なんです。角ばったように隆起した筋があって、その様子を稜があるといったり、翼状になっているといったりします。茎の上部につく葉の裏側を見ると、葉の主脈が茎の稜につながっているのがわかります。

何とかその花茎が見られるのはこちら→前回の記事

花期が梅雨のさなかで、うっそうとした林内で淡い黄緑色の花を咲かせるオオバノトンボソウ。人目に止まることも少ないのかもしれない。この花を撮影するには、藪蚊に数箇所くらいは刺される覚悟が必要です。4月半ばの今ならまだ、蚊に刺されずに、蚋にたかられずに瑞々しい葉を撮影できるかもしれません。

【和名】オオバノトンボソウ [大葉の蜻蛉草]
【別名】ノヤマトンボ、ノヤマノトンボソウ
【学名】Platanthera minor
【科名】ラン科 ORCHIDACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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オオバノトンボソウ

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2005年04月15日

オカトラノオ

オカトラノオ Lysimachia clethroides


オカトラノオは、北海道、本州、四国、九州に分布し、丘陵や山地の日当たりのよい草地に生える多年草です。高さは50cm〜1mほどになります。サクラソウ科オカトラノオ属(Lyshimachia)の植物で、「コナスビ」と同じ属に分類されています。そういえば、「ごまのはぐさのこまごまことのは」さんで紹介されている「クサレダマ」も同じ属の植物ですね。

地下茎を伸ばして増えるので、株立ちになっていたり、群生していることもあります。茎には少し短い毛がありますがまばらです。特に茎の下のほうや、葉柄の付け根のあたりなどは、よく赤みを帯びています。若いうちは葉の縁も赤みを帯びています。

葉は互生。長さ10cm前後、幅2cm〜5cmの長い楕円形で、先は少しとがっています。縁のギザギザ(鋸歯)はなく滑らかです。写真では、まだ、芽が出たばかりの小さなもので、草丈は5cmに満たないものでしたが、今のところ周囲に他の芽は見当たりませんでした。種子から芽生えたにしては大きいような気がするけれど。

花期は6月〜7月。茎の先の20cm〜30cmの総状花序を出して、白い小さな花をたくさんつけます。名前は、花序の様子をトラの尻尾に見立ててつけられたものです。緩やかに垂れ下がって先端の方が少し上に立ち上がる独特で、とても優美な曲線を描きます。花はその花序の下のほうから咲き進みます。

花(花冠)の直径は1cmくらい。深く5つに裂けているので、花びらが5枚あるように見えます。花序全体の姿も美しいのですが、1つ1つの花をじっくり見ても、よく整っていてきれいなものです。

その1つ1つの花をよく見ると、5つの花冠の裂片にはそれぞれ雄しべが1本ずつ向き合うようについています。これはサクラソウ科の植物の特徴の1つで、ほかの科の植物だと雄しべが花冠裂片と互生していることが多いです。オカトラノオは、雄しべが花冠裂片と対生している様子を観察しやすいと思います。

よく似た「ノジトラノオ (Lysimachia barystachys)」はの茎には褐色の毛が多く葉が細身です。ちなみに、ノジトラノオは、環境省の絶滅のおそれのある野生生物の種をとりまとめた「レッドデータブック」に掲載されています。また、湿地に生える「ヌマトラノオ (Lysimachia fortunei)」は花序が直立します。

【和名】オカトラノオ [岡虎の尾]
【学名】Lysimachia clethroides
【科名】サクラソウ科 PRIMULACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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チゴユリ

チゴユリ Disporum smilacinum


チゴユリは、本州、四国、九州に分布し、丘陵や山地の明るい林に生える多年草です。早春の花がだいたい終わって、次に林床に花開く代表的な植物。草丈は20cmから大きいもので30cmくらいですが、だいたい小さめです。名前は、その小さなかわいらしい姿を小さな子どもにたとえて、「チゴユリ(稚児百合)」と呼ばれています。

ふつうはほとんど枝分かれしないのですが、ときどき枝分かれすることもあります。葉は5枚程度つきます。種子での繁殖のほかに、地下茎を長く伸ばして増えるので、特に明るい場所では群生していることも多いです。

葉は楕円形で先はとがって、付け根の方には丸みがあります。長さは5cm前後、幅は2cm〜3cmくらい。質はちょっと薄めで、若い時期はとても柔らかそう。平行に入る3本の葉脈がよく目立ちます。芽吹きから花の時期は特にとても瑞々しい黄緑色です。その後、濃い緑色になります。

チゴユリ Disporum smilacinumチゴユリ Disporum smilacinum


花期は4月〜5月。茎の先に1個か2個の花をやや垂れ下がるようにつけます。茎の上部が斜めにちょっと弧を描くような感じで伸びるので、花がかくれてよく見えないこともあります。

花びら(花被片)は、白色〜クリーム色で長さ1cm程度、先のとがった披針形。花被片6枚、雄しべ6本。雌しべの柱頭の先は3つにわかれています。花の後にできる果実は、熟すと黒っぽい藍色になります。できる種子の数は少なく、発芽したその年は、地上部を出さずに過ごすのだそうです。二年目になってようやく、地上に本葉を2枚出すのだとか。栄養繁殖でなく、種子で新しい個体を増やすのはたやすいことではないのですね。

ユリ科の植物には、チゴユリと同じような場所に生えて、よく似た葉を出して、晩春〜初夏のころに咲く植物がいいろいろあります。その中でもチゴユリは花が咲くのが早い方。その後、ホウチャクソウ、ミヤマナルコユリ、アマドコロ、ナルコユリなどがどんどん咲いていきます。花が咲けば、それぞれ個性があるのでわかりやすくなりますが、小さい葉っぱの時期は、もうよくわかりませんね。今回のものは、全体に小さくて、もうすでに、蕾が見えかけていたので、チゴユリだとわかりました。

【和名】チゴユリ [稚児百合]
【学名】Disporum smilacinum
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2005/04/15
【撮影地】東京都日野市

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オオカワヂシャ

オオカワヂシャ Veronica anagallis-aquatica


オオカワヂシャは、ヨーロッパ〜アジア北部原産の多年草です。湿り気の多い場所に生え、河川によく見られます。高さは1mほどです。全体に毛はなく、葉の付け根のあたりの茎は赤みを帯びていることもあります。在来種の「カワヂシャ (Veronica undulata)」よりも全体に大きめなので、オオカワジシャといいます。「カワジシャ」というのは、川に生える「チシャ(レタス)」という意味からつけられたのだそうです。

葉は両面ともに毛はなく、ちょっと分厚い感じの長楕円形〜披針形です。長さは7cm〜8cmほど。「披針形」というのは、先端はとがっていて、根もとの方は丸みがあって鈍く、真ん中よりもちょっと下くらいに幅が一番太くなる部分がある形のことです。

葉の縁のギザギザ(鋸歯)は細かいもので、ほとんど全縁のように見えます。葉柄がなく対生するので、特に茎の上のほうの葉は、向かい合ってついている2枚の葉のつけ根が、両側から茎を囲むような状態になります。

オオカワヂシャ Veronica anagallis-aquatica


花期は、4月〜6月。葉の脇(葉腋)から花序を伸ばして、穂状にたくさんの花を咲かせます。直径5mm程度の青紫色〜白色まで、個体によって濃淡が見られます。花(花冠)は、4つに深く裂けて、赤紫色の筋が入っています。同じクワガタソウ属の「オオイヌノフグリ」とよく似た花です。花柄の付け根には小さな苞葉があります。ガク片も4つに裂けて、果実の時期にも残っています。果実(さく果)は長さ5mmくらいで、先が少しくぼんだ球形になります。

このオオカワヂシャ。筆者はまだよく実体をとらえきれていません。写真のものは、オオカワヂシャの特徴がよく出ているタイプだと思いますが、河川沿いによく見られるオオカワヂシャの群落では、隣同士に生えていても、株が少し小さめで白色の花を咲かせるものがあるんですよね。それは、オオカワヂシャとカワヂシャの雑種で「ホナガカワヂシャ (Veronica x myriantha)」といわれるものなのか、オオカワヂシャの変異の範囲内のものなのか、よくわかりません。濃い青の花が咲いているものよりは、葉の鋸歯はギザギザの度合いが大きいんですけど。カワヂシャなのかなとも思いつつ。。。

【和名】オオカワヂシャ
【別名】オオカワジサ、オオカワヂサ
【学名】Veronica anagallis-aquatica
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2004/04/23
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月14日

ムシクサ

ムシクサ Veronica peregrina


ムシクサは、本州〜沖縄に分布し、主に水田や川沿い、湿地など湿り気の多い場所に生える一年草です。草丈は10cm〜20cmほど。茎は直立して、茎の下のほうで枝分かれします。葉は下のほうでは対生しますが、茎が伸びてきて上部につく葉は互生です。形はやや幅の広い線形で、細長く先はとがらず丸みがあります。茎はほとんど毛がなくツルッとしているし、葉は少し分厚くてちょっと多肉質の感じ。縁のギザギザ(鋸歯)は粗めで、上部の葉では、ほとんどないこともあります。

花期は4月〜5月。葉の付け根の部分に小さな白い花を1つずつつけます。しばしば花(花冠)は淡い紅色を帯びていて、直径2mm〜3mmの本当に小さなものです。柄もあるにはありますが、1mmくらいのごく短いものです。花冠は4つに深く裂けるので、花びらが4枚あるように見えます。雄しべは2本、雌しべは1本。花に比べてガク片の方が大きく、葉を小さくしたような状態のもので、長さは5mmくらいです。ガク片は4つあって、果実の時期にも残っています。

小さい花の中をのぞくと、中央に白い点がポチッと1つ見えます。これは、雌しべの先の柱頭で、その下には緑色で丸っこく膨らんだ子房が見えます。2本の雄しべの先の葯は黄色。このあたりはミリ単位のものですが、これくらいの範囲なら一応、肉眼でも観察可能です。でも、ルーペがあった方がわかりやすいし、楽でしょうね。

果実は、長さ、幅ともに2mm〜4mmの平べったいハート形。果実の形を見ると、同じ属の「オオイヌノフグリ」などとよく似ています。ところが、このムシクサの果実は、もっと大きい球形になっていることがあります。それは、もはや果実ではなく「虫こぶ」です。ムシクサに虫こぶを作るのは、ゾウムシの仲間で、子房の部分に産卵し、その中で孵化して幼虫が生活し蛹になるそうです。こんなふうに虫こぶができることから、「ムシクサ(虫草)」と呼ばれています。

写真は、ムシクサの茎のやや上の部分を写したもので、葉は互生し、葉腋には若い果実ができています。ガク片も4つ見えています。幸いにも(?)、この時点ではまだ虫こぶにはなっていないようでしたけど。

【和名】ムシクサ [虫草]
【学名】Veronica peregrina
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2004/04/23
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月13日

ヤブニンジン

ヤブニンジン Osmorhiza aristata
2004/04/21
ヤブニンジン Osmorhiza aristata
2004/04/30


ヤブニンジンは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の少し暗めの林縁などにはえる多年草です。草丈は30cm〜50cm。葉や茎には毛が生えていて、全体的に柔らかな感じがします。

花期は4月〜5月。枝先の「複散形花序」に白くて小さな花をパラパラと咲かせます。花のつく枝(花軸)の先からたくさん枝が出て、その先に1つずつ花がつくのが「散形花序」ですが、「複散形花序」では、たくさん出た枝先にさらに小さな散形花序(小散形花序)がつくんです。傘の柄の先にさらに傘の柄が開いている感じかな。

ヤブニンジンの花には、雄花と両性花があって、小散形花序の中心部分には雄花、周辺部分には両性花があります。果実は両性花の方にできるので、果実ができてくるとその差がさらにはっきりわかります。

果実は長さ2cmくらいの細長いもので、先のほうが太くなり、基部の方は細くなっています。花火のような状態でついている果実をよく見ると、まわりには刺毛がたくさん生えていて、白っぽくちょっとケバケバ感があります。

セリ科といえば、草の名前を覚えはじめたころに、イネ科やカヤツリグサ科についで、苦手分野になってしまう代表格。名前を調べようと図鑑をめくると、白くて小さい花をたくさんつけたセリ科の植物がいっぱい載っています。写真におさめるときは、花序の様子や葉はもちろん、「果実」を探して撮影しておくと名前が調べやすくなるはずです。

ヤブニンジン Osmorhiza aristata
2004/04/21

葉は「2回3出羽状複葉」で、長さ10cm〜20cmくらい。2回3出羽状複葉というのは少々複雑なので、まず「3出複葉」というのをおさえます。3出複葉というのは、「シロツメクサ」や「ヘビイチゴ」のように1つの葉が3つの小葉からなっている葉のことです。それが2回枝分かれを繰り返したものが「2回3出複葉」です。ところが、ヤブニンジンの場合はこれだけでおさまってくれず、さらに3出複葉が羽状についているのでこんがらがってしまいます。

質は薄くて両面に毛があって柔らかい感じがします。1つ1つの小葉は卵形で、縁にはギザギザ(鋸歯)があります。名前は、藪のようなところに生えていて、葉がニンジンに似ているところからきているそうです。しかし、似てますかね。。。

【和名】ヤブニンジン [藪人参]
【別名】ナガジラミ
【学名】Osmorhiza aristata
【科名】セリ科 UMBELLIFERAE
【撮影日】2004/04/21、2004/04/30
【撮影地】東京都八王子市

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ジシバリ

ジシバリ Ixeris stolonifera


ジシバリは、日本全土に分布し、「オオジシバリ」よりも乾燥に耐えるようで、道ばたや石垣の隙間、日当たりのよい草地や水田の周辺などに生える多年草です。茎は細長く、地面をはって伸びます。ちなみに、学名の種小名「stlonifera」は、「走出枝や匍匐する茎のある」という意味です。

名前は、細い茎が地面をはって、茎のところどころから根をだして増える様子が、地面を縛るように見えることからきています。同属でよく似た「オオジシバリ」はそのジシバリによく似ていて、花や葉など全体に大きいので、そう呼ばれています。総苞や果実の長さもオオジシバリの方がひとまわり大きめです。またジシバリは、別名「イワニガナ」ともいうので、まるで高山植物のようですけれど、これは、少しの土壌があれば生育できるので、岩の間などにも生えているところからきています。

葉は質が薄くて、色は明るめの緑色ですが、しばしば、紫褐色の縁取りがあったり、少し斑点があったりします。長い葉柄があります。

ふつう、ジシバリの葉は丸くて小さいので、細長い楕円形やヘラ形になるオオジシバリと区別できます。ただし、両者とも葉の大小は変異もありますし、羽状に切れ込みが入っていることもあったりして、わかりづらいときもあります。今回の写真のものは、羽状に切れ込んでいますが、オオジシバリだともう少し葉身が長くなるはずなので、ジシバリとしています。ふつうは、全縁の円形〜卵状楕円形のことが多いと思います。

花期は4月〜7月。長さ10cm前後の花茎を伸ばし、しばしば上の方で枝分かれして、1個〜3個の花をつけます。花(頭花)は黄色で、直径2cmほどのタンポポのように上向きに咲きます。ただし、タンポポのように花びらに見える舌状花の数はたくさんではありません。花が終わって果実が熟すころには、冠毛が広がって綿毛になり、少し平べったい紡錘形の果実の先は、細長くくちばしのようになります。

【和名】ジシバリ [地縛り]
【別名】イワニガナ [岩苦菜]、ヒメジシバリ
【学名】Ixeris stolonifera
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2004/04/21
【撮影地】東京都八王子市

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コミヤマスミレ

コミヤマスミレ Viola maximowicziana


コミヤマスミレは、本州、四国、九州の太平洋側に分布し、山地の林内に生育する多年草です。やや暗めで、湿り気の多い林床に生えています。草丈は、花茎が伸びた状態で、10cmに満たないくらいです。

葉は長さ2cm〜4cmの卵形で、つけ根の部分はちょっとグルッと湾入した心形です。もうちょっと簡単にいうと、細身のハート形です。しかも、縁にギザギザ(鋸歯)のあって毛の生えた細長いハート形。表面の色は、濃いめの緑色で、紫褐色を帯びていたり、斑が入って白っぽい模様があることも多いです。紫褐色を帯びる程度や斑の入る程度も様々ですが、表面に毛が多いことは共通。

花期は、春咲くスミレでは遅い方。4月の下旬ごろからの開花です。花は直径1cmくらい。白色の花弁は細くて、5枚の花弁のうち2枚の「上弁」、2枚の「側弁」ともに、タチツボスミレなどに比べると横方向に開く傾向があります。そのため、花は横長な印象になります。花の内側に注目すると、一番下の「唇弁」には赤紫色の筋模様があって、側弁の付け根のあたりには毛が生えています。唇弁から後ろに突き出るシッポのような「距」は、太くてちょっと短めです。

コミヤマスミレ Viola maximowiczianaコミヤマスミレ Viola maximowicziana


花が白くて小さめで花期が遅めのスミレには、ほかにも「ニョイスミレ」や「フモトスミレ」などいくつか種類がありますが、それらと比べてもコミヤマスミレの重要な見どころの1つはその「ガク片」です。

ガク片は花の外側のつけ根にあって、粗い毛が目立ちます。ガク片がペタッーとはりついたようになっている種が多い中、コミヤマスミレの場合はガク片が反り返るところが大きな特徴です。正面から開きかけの花を見ていると、小さな羽根をつけけいるかのようで、そのままどこかへ舞って飛んでいってしまいそうな、そんなガク片です。

【和名】コミヤマスミレ [小深山菫]
【学名】Viola maximowicziana
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2004/04/21
【撮影地】東京都八王子市

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ツタバウンラン

ツタバウンラン Cymbalaria muralis


ツタバウンランは、ゴマノハグサ科シンバラリア属(キンバラリア属 Cymbalaria)の植物で、地中海沿岸〜西アジア原産の多年草ですが、一年草とされていることもあります。冬には地上部がなくなってしまいますが、暖かくなるとすぐに新芽を伸ばしてきます。

日本へは観賞用として大正時代に導入されたのだそうで、現在でもガーデニングのグランドカバーなどの素材として栽培されています。さらに、栽培されていたものが野生化して、人家付近の石垣や道ばたのちょっとした隙間などでも見られます。

ツタバウンランは、同じゴマノハグサ科の「リナリア」に近縁です。北アメリカ原産で日本にも帰化している「マツバウンラン」はリナリア属(ウンラン属 Linaria)です。

茎は細長い糸状で、地上をはって広がって上方向にはあまり伸びないので、草丈としては5cm程度です。吊り鉢に植えると、茎は垂れ下がって数十センチにもなります。よく分枝して地面に接した部分の節々から根を出します。葉は互生しで、長めの柄があって、5つ〜7つに浅く裂ける掌形。全体が無毛でなので滑らかな印象があります。

まだ芽生えたばかりの若い苗では、葉の形が丸っこく切れ込みが非常に浅いこともありますが、次第に掌状に裂けてきます。

ツタバウンラン Cymbalaria muralis


花期は主に夏ですが、5月〜10月くらいまで次々に花を咲かせます。花は葉腋から長い柄を出して、柄の先に1つ咲きます。花(花冠)は淡い青紫色〜白色。長さは1cmに満たないくらいのものです。同じゴマノハグサ科の「リナリア」をずっと小さくしたような形。花は上唇と下唇の2つにわかれて、さらに上唇は2つに裂けて、ウサギの耳のように立ちます。そして、花の後ろには「距」というシッポのようなものが突き出します。

今回の写真のものは、人家周辺なのですが、特定の個人のお宅のものというふうでもないので、現在も栽培管理されているものなのか、逃げ出して野生化したものなのか、ちょっと微妙なところがあります。

【和名】ツタバウンラン [蔦葉雲蘭]
【別名】ツタガラクサ [蔦唐草]、ウンランカズラ
【一般名】シンバラリア、キンバラリア、コリセウムアイビー、
コロセウムアイビー
【英名】Coliseum ivy
【学名】Cymbalaria muralis
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2005/04/08
【撮影地】東京都日野市

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2005年04月12日

ナガバノスミレサイシン

ナガバノスミレサイシン Viola bisseti


ナガバノスミレサイシンは、本州、四国、九州の太平洋側の丘陵地や山地の林内に生える多年草です。草丈は10cm内外。また、四国や九州に分布して葉に斑が入るタイプを「フイリナガバノスミレサイシン (Viola bisseti var. kiusiana)」といいます。

葉は細長〜い長卵形で、長さ3cm〜8cm、先は細くとがります。日本海側の多雪地に生える「スミレサイシン (Viola vaginata)」よりも細長い葉です。花の咲いている時期には、あまり開かずに元のほうが巻いた状態になっていることが多いです。花が終わったころには、葉がかなり大きくなることもあって、カンアオイ類かと思ってしまうほどです。

花期は3月〜4月。花は淡い紫色〜白色で、直径2cmくらい。スミレサイシンよりもやや薄い色のことが多いです。日本のスミレの中では大きめの花です。距は太くて短い。外から見える距は一番下の花びら(唇弁)から出ていますが、この距の中にはもう1つ距があって、それは雄しべから出ています。

スミレには5枚の花弁があって、上の2枚は「上弁」、下の2枚は「側弁」、そして一番下にあるのが「唇弁」です。スミレの種類を見分けるポイントの1つとして、しばしば、側弁の内側の基部、ちょうど花の中心付近になんですが、そこに毛が生えているかどうかというのをチェックします。ナガバノスミレサイシンやスミレサイシンの側弁は無毛です。花が桃紫色の「アケボノスミレ (Viola rossi)」の場合は、側弁に毛が生えていることもあります。

花の中心部には淡い黄色の花柱があって、花柱の先の方はカマキリの頭のような形に横に膨らんでいます。花柱の先に少しだけ突き出ている、細長いくちばしのような部分は柱頭です。花柱や柱頭の形もスミレの仲間を観察するときのポイントの1つです。

ナガバノスミレサイシン Viola bisseti


2005年はスミレ類の開花も少しゆっくりめ。4月初め、関東の低山で花盛りだったのは、「アオイスミレ」でした。ふつうは、アオイスミレはもっと早春に咲いて、4月にはもうほとんど終わっているんですが。ナガバノスミレサイシンは、ようやく蕾を伸ばしてきたところで、上の写真のようにちょっとスレンダーな印象。

【和名】ナガバノスミレサイシン [長葉の菫細辛]
【学名】Viola bisseti
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2005/04/03
【撮影地】東京都八王子市

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ノジスミレ

ノジスミレ Viola yedoensis


ノジスミレは、本州、四国、九州に分布し、道ばたや人家近くの芝生の中や田畑のまわりなど日当たりのよい場所に生える多年草です。低地にごくふつうに見られるスミレの1つです。高さは10cmに満たないくらい。全体に白い細かい毛が生えているので、よく似た種の「スミレ (Viola mandshurica)」より白っぽい印象になります。

ノジスミレ Viola yedoensis
葉の表
ノジスミレ Viola yedoensis
葉の裏


葉は春先の早い時期に出るものは長さが3cmくらいの短い二等辺三角形という感じですが、花が咲き進んでくるころには、しだいに長さ5cmくらいのへら型の細長い葉が増えてきます。その長い葉も、花が終わりに近づくころには、幅も広く長さも長い三角形や楕円形になってきます。夏葉の状態では、「コスミレ (Viola japonica)」とほとんど区別がつかないことも多いです。「アリアケスミレ (Viola betonicifolia var. albescens)」や「ヒメスミレ (Viola minor)」もあるので夏葉になっていると、なかなか一筋縄ではいかないでしょうね。

ノジスミレ Viola yedoensisノジスミレ Viola yedoensis


花期は3月〜5月。花色は、淡い紫色〜濃い紫色で、青みががっていることが多いです。花弁の長さは1cm〜1.5cmほどですが、花弁は反り返り見た感じの花の直径も1.5cmくらいです。花の後ろにあるシッポのような「距(きょ)」の色は少し濃淡はありますが花とほぼ同色で、スミレの距よりは薄い色になる傾向です。花柄にも細かい毛があります。

スミレの花の花びらに見えるものは5枚ありますが、それぞれ名前がついていて、一番上の2枚の弁を「上弁」、下の2枚を「側弁」、一番下にある1枚を「唇弁」といいます。距は一番下の花びら、つまり唇弁から出ています。

中をのぞくと中心部からは雌しべが1本突き出しているのが見えます。その先端の柱頭は横に膨らんでいます。「タチツボスミレ (Viola grypoceras)」だとこの横の膨らみがありません。さらに花の中央付近をよく見て、側弁の基部に毛があるかどうかをチェックします。ノジスミレの場合、側弁には毛がないのがふつうです。これはスミレと見分けるときの重要ポイント。スミレだと、側弁の基部に毛がたくさん生えています。

開いて間もない時期はそれなりの美しさがありますが、ちょっと日がたつと、形や色があっという間に冴えないものになってしまいます。ややかすれたような色で、花弁の先などは特に傷みやすく、旬の時期の短い花のような気がします。

*スミレとは側弁の毛で見分ける*
スミレに似ていますが、ノジスミレは側弁に毛がないことがほとんどで、スミレより色は薄く青みが強いことが多いので、スミレほどの強烈なインパクトはないかもしれません。また、ノジスミレでは葉柄の翼があまり発達しないことや草丈が低めのことが多い点も要チェック。ただし、花色は濃淡があるし、地域による違いもあって、いずれの種も変異が多いので一概には言えないのですけども。

*コスミレとは側弁の開き具合いで見分ける*
時として葉の形や花色が「コスミレ」に似ていることもあります。両者とも側弁の毛はないので、毛の有無は決め手になりませんが、コスミレの方がノジスミレよりはちょっと大きめで、側弁が根もとの方からよく開いているので、のぞきこまなくても花柱の先がよく見えます。ノジスミレだとコスミレほど開いていないので、見えにくいときもあります。

【和名】ノジスミレ [野路菫]
【学名】Viola yedoensis
【科名】スミレ科 VIOLACEAE
【撮影日】2005/04/06
【撮影地】東京都日野市

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タチツボスミレ

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スミレの観察は、ポイントをつかめば次第に見分けられるようになると思います。でも、少しなれると今度はいくつかあるチェックポイントを見るのを忘れて、あっ、しまった、托葉を見てなかったとか、側弁を見てなかったなんてことをしょっちゅうやらかしております。

posted by hanaboro at 13:18| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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