2005年04月29日

ウスベニチチコグサ

ウスベニチチコグサ Gnaphalium purpureum


ウスベニチチコグサは、アメリカ原産の一年草または越年草です。日本国内では、1930年代には採集されていたものの、その後、長い間、同じ属の帰化植物でよく似た「チチコグサモドキ」や「タチチチコグサ」と混同されてきたそうです。そして、ウスベニチチコグサとして整理されたのは1980年代の終わりごろのことだとか。それ以来、関東〜九州にかけて広く見られることがわかったといいます。現在では、かなりふつうに見られるとのことですが、筆者が認識できたのはこれが初めてです。この仲間(キク科ハハコグサ属)の帰化種で、こちらの近辺でよく見かけるのは、圧倒的に多いのが「ウラジロチチコグサ (Gnaphalium spicatum)」で、次いで「チチコグサモドキ (Gnaphalium pensylvanicum)」かな。

と思っておりましたが、その後、あちこちでウスベニチチコグサもあることがわかりました。比較的多い方といえるかもしれません。(追記 2005/05/25)

ウスベニチチコグサ Gnaphalium purpureum


ウスベニチチコグサは、写真の場所で見られたものは、開花しているもので草丈20cm。根生葉の状態のものは5cm程度です。図鑑では草丈20cm〜50cm。茎は根もとの方で地面に沿うように横に枝分かれします。そして何茎か直立して株立ち状になります。この仲間は、みんな茎や葉に白い綿毛を密生して白っぽいのですが、「ウスベニチチコグサ」はその中にあっても、かなり白い方。全体に白い軟毛が密生しています。

葉は長さ3cm〜5cmくらいの細長いヘラ形、縁のギザギザ(鋸歯)は不明瞭。分厚く質がかため。葉はあまり平開しないようで、巻き気味、多肉質っぽい印象さえある。茎にまとわりつくような状態で、葉は横方向への広がりがあまりない感じ。

キク科の植物ですが、花びらに見える「舌状花」はなく、頭花は「筒状花」のみです。頭花は長さ5mm程度で、茎の先に集まって咲きます。枝分かれはしないはず。「タチチチコグサ」の方は、上部の数か所の葉腋から短い枝が出ます。ウスベニチチコグサの筒状花の色は、「紅色」だそうで、その名前がついているようですが、今回のものは、薄い褐色だったなぁ〜。もうちょっと時間がたてば、紅色になるのだろうか。。。

【和名】ウスベニチチコグサ
【学名】Gnaphalium purpureum
【英名】purple cudweed
【科名】キク科 COMPOSITAE
【撮影日】2005/04/29
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 19:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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