2005年05月24日

フタリシズカ

フタリシズカ Chloranthus serratus
2005/05/19

フタリシズカは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の林内などに生える多年草です。高さは30cm〜50cmくらい。茎の上部の節につく葉は、2対〜3対あって対生します。真上から見ると4枚ほどが輪生しているように見えなくもないですが、「ヒトリシズカ」に比べると、節の間隔が開いているので、明らかに輪生ではなく対生とわかります。ヒトリシズカも節間はつまっていますが、2対が対生しています。そして、両者ともに下部の節には、薄い膜のような鱗片状の小さい葉がついています。

フタリシズカの上部の葉は、ヒトリシズカのような光沢はなく、特に薄くも濃くもない緑色。長さは10cm前後。縁には細かく先のとがったギザギザ(鋸歯)があります。花時期の葉は少し二つ折りになっているような状態。花が終わるころには、花の最盛期に比べるとべラーッとだだっ広くなっています。

フタリシズカ Chloranthus serratusフタリシズカ Chloranthus serratus
2005/05/19

花期は4月〜6月。茎の先に穂状花序を出して、小さな白い花をプツプツとつけます。花穂の本数は1本〜5本。特に2本〜3本のものが多いですが、1つのパッチの中でもいろんな本数のものがあって一定していません。

花弁やガクのない「無花被花」、白いのは3つの雄しべの「花糸(かし)」という部分です。長さは3mm程度です。その花糸の部分が丸くなって雌しべを包んでいます。花粉のある葯もその内側にあります。花後の花序にできる果実(核果)は、直径3mm程度、熟しても濃い緑色ってぐらいです。

フタリシズカ Chloranthus serratusフタリシズカ Chloranthus serratus
2004/06/14

茎の下部の節からは通常の花が終わった後、ヒョロヒョロと花序が伸びてきます。その花序につくのは花を開かずに結実する「閉鎖花」です。

閉鎖花が、比較的上部に出てくることもあるようで、三段目の写真では花後に小さな葉まで出てきてしまっています。5本ほど花序または果序が見られるのですが、そのうちすでに緑の若い果実ができているのが開放花によってできたもので、残りの細くて白っぽい3本は閉鎖花のついた花序ではないかと思います。

【和名】フタリシズカ [二人静]
【学名】Chloranthus serratus
【科名】センリョウ科 CHLORANTHACEAE
【撮影日】2005/05/19、2004/06/14
【撮影地】東京都日野市、八王子市

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posted by hanaboro at 19:29| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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