2005年05月26日

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ Silene armeria
2005/04/26

ムシトリナデシコはヨーロッパ原産の一年草です。日本に入ってきたのは、江戸時代末期のことだったそうで、花が美しく観賞用に導入されたそうです。現在は、栽培されたものが逃げ出して各地で野生化し、道ばたや荒れ地、河原などでふつうに見られるほか、栽培もされています。

草丈は20cm〜50cm。茎や葉など全体に白っぽいような青っぽいいような緑色。表面はツルッした感じで全体に無毛。質感は少し多肉植物のような印象。

この植物の大きな特徴は、やはりその茎の節間に粘液を出す場所があることでしょう。茎に茶色っぽくなった部分があるのですが、それが粘液の出ている部分です。その粘液によって虫がくっつくこともあって、「ムシトリナデシコ」と呼ばれます。しかし、その粘液の出ている部分では、「モウセンゴケ」などの食虫植物のように、養分とするために捕らえた虫を酵素によって消化し吸収するわけではなく、ただ、そこにやってきた虫などがくっつくだけです。地面から茎を登ってくる虫を避けているのでしょう。しかし、上部の方だと、よくくっついているのは小さなハエ類です。

ムシトリナデシコ Silene armeriaムシトリナデシコ Silene armeria
2005/05/24

葉はナデシコ科らしく対生。長さ3cm〜5cmほどの卵形。葉柄はなく茎を抱きます。花期は5月〜7月。直径1cmほどの紅紫色の5弁花。花弁には2つずつ小さな鱗片があって、それが花の中央部で飾りのようにピラピラと見えています。細長い筒状のガクにはよく目立つ脈があるのが特徴。その脈は蕾のときにも見えます。ガクは先に行くほど太く、先は浅く5つに裂けます。10本の雄しべの先の葯は黒紫色。雌しべは1つですが花柱は3つ。

【和名】ムシトリナデシコ [虫取り撫子]
【学名】Silene armeria
【科名】ナデシコ科 CARYOPHYLLACEAE
【撮影日】2005/05/24、2005/04/26
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 19:26| 東京 ☀| Comment(68) | TrackBack(0) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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