2005年06月03日

シラー・ぺルビアナ

シラー・ぺルビアナ Scilla peruviana
2005/05/10 蕾

シラー・ぺルビアナは、南ヨーロッパ、北アフリカなど地中海沿岸原産の多年草です。その原産地とはかけ離れて、英名は「Cuban lily」や「Peruvian liliy」、学名の種小名は「peruviana」と南米的です。不思議なものですね。一説によれば、この植物の球根を運んだ船の名前「Peru」からきているのだとか。

シラー・ぺルビアナは、ユリ科ツルボ属(シラー属またはスキラ属)に分類されています。シラー属はヨーロッパ、アジア、アフリカなどに100種ほどが知られていて、日本でも数種が栽培されていて、釣鐘型の花をつけるタイプと星型の花をつけるタイプがあります。

釣鐘型のタイプには青紫で小型の「シラー・シビリカ(Scilla siberica)」、青、桃色、白の小型の「シラー・ビフォリア(Scilla bifolia)」、背の高めの「シラー・カンパニュラータ(Scilla campanulata)またはシラー・ヒスパニカ(Scilla hispanica)」などがあり、星型のタイプには今回の「シラー・ぺルビアナ」があります。

(注)「シラー・カンパニュラータ」は、正式にはシラー属から分けられて、「ヒアシンソイデス・ヒスパニカ (Hyacinthoides hispanica)」とされています。

シラー・ぺルビアナ Scilla peruvianaシラー・ぺルビアナ Scilla peruviana
2005/05/24

シラー・ぺルビアナは、草丈は20〜50cmほど。球根は「鱗茎」で、直径は5cmくらいです。この鱗茎は有毒だということです。

葉は幅の広い線形で、長さは20cm〜30cmほど。花茎も太く葉も重厚な印象ですが、ややその重みで倒れてしまうこともあります。茎の株を束ねるか、支柱を立てた方がいい場合もありそうです。実際写真のものは、花が咲き進むにつれて株もとから倒れてしまっていました。

花期は5月〜6月。花は、大きな花序に50個前後。多いものでは100個近くものたくさんの花を咲かせます。濃い紫色の星型の花で、とても豪華な花で目をひきます。花色は濃い紫がもっともふつうだと思いますが、他に桃色や白色もあるのだそうです。

蕾のときは、たくさんの蕾がギュッとかたまってついた状態で円錐形、花序の下から上へと咲き進みます。花序は「散房状」で、花が咲き進むにしたがって間延びした状態になります。花が終わった後の花序も巨大です。

【一般名】シラー・ぺルビアナ
【別名】オオツルボ [大蔓穂]
【英名】Cuban lily、Peruvian liliy
【学名】Scilla peruviana
【科名】ユリ科 LILIACEAE
【撮影日】2005/05/10、2005/05/24
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:17| 東京 ☁| Comment(19) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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