2005年06月10日

リョウブ

リョウブ Clethra barbinervis
2005/06/05 山梨県

リョウブは、日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の雑木林、日当たりのよい尾根などに多く生える落葉高木です。高さは3m〜10m。茎はだいたいまっすぐのびますが、萌芽性に富んでいるので、下部の方から株立ち状になっていることもあります。樹皮がはがれて斑模様になり、その様子は「サルスベリ」や「ナツツバキ」、「ヒメシャラ」などに似ています。

葉は互生。枝の先の方にかたまってつきます。長さ10cm前後の先のとがった倒披針形で、より先端に近い部分で幅が一番広くなっていることが多いです。縁のギザギザ(鋸歯)は細かくて、しっかり入って目立ちます。鋸歯の先は少し細く伸びる感じ。また、しばしば、葉柄や主脈が赤みを帯びていることがあります。表面は濃いめの緑色になってきますが、裏面は白っぽく脈状には毛がたくさん生えています。

リョウブ Clethra barbinervis
2005/05/08 東京都

花期は7月〜9月。枝先の総状花序にたくさん小さな花を咲かせます。円錐形になった花序は、咲き進むにつれて垂れ下がってきます。花軸の部分には毛が密生。花は白色で、直径5mm程度。花冠は先が深く5つに裂けます。雄しべは10本で内側に5本、外側に5本配置されています。雌しべは1本で花柱の先は2つに裂けています。

果実(さく果)は上向きにつき、直径5mmくらいのほぼ球形で、毛がたくさん生えています。熟すと褐色になり、中にはたくさんの種子が入っています。

【和名】リョウブ [令法]
【学名】Clethra barbinervis
【科名】リョウブ科 CLETHRACEAE
【撮影日】2005/05/08、2005/06/05
【撮影地】東京都あきる野市、山梨県塩山市

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ミヤマシキミ

ミヤマシキミ Skimmia japonica


ミヤマシキミは、本州関東以西、四国、九州にに分布し、山地の林内に生育する常緑低木です。高さは50cm〜1.5m。茎がほぼ直立するタイプは「ミヤマシキミ」、茎の下部が地面をはうタイプを「ツルシキミ (Skimmia japonica var. intermedia f. repens)」といいます。以前、日本海側の多雪地で見たようなものは、よく地面をはうことがありましたが、それも一概には言えない感じでした。

葉は枝の先にかたまって互生します。長さ5cm〜10cmくらいの長い楕円形〜披針形。分厚い革質の葉で、表面には光沢があります。裏面もツルッしています。縁にはギザギザ(鋸歯)がなく全縁。葉には「油点」があって、葉柄はしばしば赤みを帯びています。シキミ科の「シキミ (Illicium anisatum)」とは葉はよく似ていますが、ミヤマシキミの方が細長い印象。ちなみに、ミヤマシキミはミカン科ミヤマシキミ属です。ミヤマシキミ属の学名は「Skimmia」。

花期は3月〜5月。枝先に円錐花序を出して、白色の4弁花をたくさんつけます。小さい花が密につくので花序は丸っこくなります。花は直径5mm程度。雄花と雌花が別の株につく雌雄異株。芳香があります。

果実(核果)は直径8mmくらいの球形。秋には鮮やかな紅色に熟します。ただし、有毒なのだそうです。

【和名】ミヤマシキミ [深山樒]
【学名】Skimmia japonica
【科名】ミカン科 RUTACEAE
【撮影日】2005/05/29
【撮影地】神奈川県藤野町

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