2005年07月14日

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナ Erigeron karvinskianus


ペラペラヨメナは、中央アメリカ原産の多年草です。よくグランドカバーなど、観賞用に栽培されていますが、しばしば、人家周辺の石垣の隙間や道ばたなどで野生化しています。現在では、本州の関東〜中国地方の所々で帰化しているそうですが、野生化しているのが最初に確認されたのは、1949年、京都でのことだったそうです。

茎は付け根でよく枝分かれして、やや斜めに伸びるか、地面をはうように広がります。茎の長さは30cm〜長いものでは50cmくらいにまでなりますが、高さとしては20cmくらいのものでしょう。茎の下の方につく葉は、先が3つか5つに裂けて、少し葉柄があります。しかし、上部の葉は裂けない楕円形で、縁のギザギザはなく全縁です。柄もなくなります。長さは2cm〜3cm程度。まばらに毛が生えています。

ペラペラヨメナ Erigeron karvinskianus
2005/04/21
蕾、新芽の伸びはじめ
ペラペラヨメナ Erigeron karvinskianus
2005/07/02
わずかに総苞片が残るのみ


花期は5月〜9月。枝先に直径1.5cm〜2cmくらいの花を1つずつつけます。花びらに見える部分の下にある「総苞」は、ほんの数ミリの長さで、そこには2列〜3列の「総苞片」が並んでいます。

キク科ムカシヨモギ属の植物で、ふつう1つの花に見えている部分は、たくさんの「小花」が集まった「集合花」で、ペラペラヨメナの小花には「舌状花」と「筒状花」があります。周辺部にあって花びらに見えている「舌状花」は、白色〜淡い紅紫色。中央の「筒状花」は黄色です。「ヒメジョオン」や「ハルジオン」など、同属の花によく似ています。舌状花の色は先進むにつれて色が変化するため、同じ株の中でも濃淡が見られます。

ペラペラヨメナ Erigeron karvinskianus


冠毛は舌状花、筒状花ともにあって、長短2列になっています。一番下の写真では、周辺の舌状花由来と思われる果実が見えます。冠毛は果実が熟すころには発達して、長い方はそれなりに長く見えますが、外側にある短い方の冠毛はごくごく短く肉眼ではよくわからないくらいです。褐色の果実は長さ1mm程度ですが、ルーペで見ると、筋状に脈が数本入っていて、表面には細かい突起がまばらにあります。

ペラペラヨメナ。葉の質が薄いことからきている名前だそうですが、その名前がかわいそうかどうか、感じ方は様々かもしれません。属の学名の「エリゲロン」なんて呼ばれていることもありますけれど。筆者は、名前としてよいかどうかはともかく、そのペラペラ感も見どころだと思います。

【和名】ペラペラヨメナ
【学名】Erigeron karvinskianus
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/07/02、2005/04/21
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:08| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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