2005年08月26日

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ Campsis grandiflora


ノウゼンカズラは、中国原産の落葉つる性の低木です。中国では古くから薬草として用いられてきたそうで、日本に入ってきたのは平安時代のことで、以来観賞用に栽培されてきました。中国名で「凌霄花」。霄というのは「空」という意味で、天空を凌ぐほどに高くのびるために「凌霄」と名付けられたのだとか。日本ではこれを「りょうしょう」または、「のしょう」と読んでいたものが、「ノウゼン」に変化したとも言われています。

茎は長く伸び「気根(吸着根)」を出して他の植物や人工物などに吸着して、高く伸びていきます。高さは2m〜5mくらい。場合によっては10m近いことも。

ノウゼンカズラ Campsis grandifloraノウゼンカズラ Campsis grandiflora


ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属。同じ属の植物は、世界に650種ほど知られていて、他に北米原産の「アメリカノウゼンカズラ(Campsis radicans)」などがあり、ノウゼンカズラとの交雑種も栽培されています。アメリカノウゼンカズラは、ノウゼンカズラとよく似ていますが、全体的に小型です。花序は短く、花は小さくて裂片はあまり平開せず、より花筒の部分が長くなっています。花の色はノウゼンカズラより濃いめのことが多く、濃橙色や黄色などです。

ちなみに、アメリカノウゼンカズラの種小名「radicans」には、「根を生ずる」という意味があり、ノウゼンカズラの種小名「grandiflora」には、「大きい花の」という意味があります。

葉は対生。3対〜6対の小葉からなる「奇数羽状複葉」です。1つ1つの小葉は長卵形、先は細長くとがって縁には粗めのギザギザ(鋸歯)があります。無毛で表面にはやや光沢があります。

ノウゼンカズラ Campsis grandiflora


花期は6月〜9月。枝先の円錐花序にたくさんの花を咲かせます。花は花序に対生してつき、花冠は直径6cm〜7cmほどのラッパ形。色は橙黄色。先は5つに裂けて、平たく開きます。裂片は丸く大きい。ガクも5つに裂けます。ガク裂片の先はシャープでとがっています。

豊富に蜜を出すらしく、たくさんのアリが群がっていることがあります。もう本当、気持ちの悪くなるくらいです。どんな様子なのか、下記リンクから写真が見られます。見ても大丈夫な方だけクリックしてください。

アリまみれのノウゼンカズラ(JPG画像のみ別窓、36KB)

【和名】ノウゼンカズラ [凌霄花]
【英名】trumpet creeper
【学名】Campsis grandiflora
【科名】ノウゼンカズラ科 BIGNONIACEAE
【撮影日】2005/08/17
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 蔓(ツル)植物

posted by hanaboro at 19:23| 東京 ☔| Comment(8) | TrackBack(1) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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