2005年09月30日

アレチヌスビトハギ

アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum


アレチヌスビトハギは、マメ科ヌスビトハギ属の植物で、北アメリカ原産の多年草です。最初に日本で採集されたのは1940年のことで、採集地は大阪だったそうです。現在では本州〜沖縄にかけて、道ばたなどの日当たりのよい草地に多く見られます。特に関東以西に多いのだそうです。

茎には毛が多く、よく枝分かれして、草丈は30cm〜1mほどになります。葉は3つの「小葉」からできていて、おおむね細長い披針形。形や長さには変異が多いですが、だいたい長さは5cm〜8cm、幅は2cm〜3cm程度。葉にも細かい毛が密生しています。

アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum


花期は9月〜10月。総状花序に花をつけます。マメ科らしい紅紫色の「蝶形花」で、長さは6mm〜8mmほど。このヌスビトハギの仲間の日本の在来種と比べると、明らかに花が大きくて、いわゆる「ハギ」のような印象です。

アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatumアレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum


果実は平べったくて、4つ〜6つの節に分かれる「節果」です。ヌスビトハギに比べるとくびれ方が小さいのか特徴。1つ1つの節果は「小節果」といいますが、その長さは7mmくらいです。1つの節の中に1つの種子ができます。

この節果をちょっとよく見ると、表面が白っぽくて、細かい毛に覆われていることがわかります。その毛はとても微細なものですが、先がカギのように曲がっています。果実の表面は細か〜いマジックテープ状態。このカギ状の部分によって、動物や人の衣服にくっつきます。日本の在来のヌスビトハギなどと同じで、これもまた、ひっつきむしの1つなんですね。

【和名】アレチヌスビトハギ [荒れ地盗人萩]
【学名】Desmodium paniculatum
【科名】マメ科 LEGMINOSAE (FABACEAE)
【撮影日】2005/09/29
【撮影地】東京都日野市

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キンミズヒキ

キンミズヒキ Agrimonia pilosaキンミズヒキ Agrimonia pilosa


キンミズヒキは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の林縁や草地、道ばたなどに生育する多年草です。バラ科キンミズヒキ属の植物で、草丈は30cm〜80cmほど、上部でよく枝分かれします。全体に長い毛が多いですが、毛の量には個体差があります。

葉は互生。長さ10cm〜15cmほどの「奇数羽状複葉」で、小葉は5枚〜9枚あります。小葉の大きさは大小あって一定ではありません。縁のギザギザ(鋸歯)は、鋭いというほどではないですがそれなりにはっきりと入っています。裏面には黄色っぽい腺点があります。葉のつけに根はよく目立つ大きな「托葉」があります。托葉には切れ込みがあって、縁はギザギザ、茎を囲むようについています。

キンミズヒキ Agrimonia pilosaキンミズヒキ Agrimonia pilosa


花期は7月〜9月。茎の上部で分かれた枝に長い総状花序をつけます。花は花序に密について、下から順に咲き進みます。1つの花の直径は8mm〜1cmくらいです。花弁は黄色の楕円形で、バラ科らしく5枚あります。花柄は短くて1mm〜2mm、花は花序にほとんどくっついた状態でつきます。雄しべは10本前後、雌しべは2本あります。よく似た「チョウセンキンミズヒキ (Agrimonia coreana)」だと、雄しべが20本以上になります。

花の下の部分には筒状の「ガク」があって、倒円錐形、つまり三角の帽子をひっくり返したような形になっています。そのガク筒には毛が多く、果実の時期には筒が大きくなってよく目立ちます。そのガク筒のつけ根には小さな「苞」が2つあって、その苞の先の方にはポツポツポツッと、ほんのちょっと出っ張った部分が3つあります。また、ガク片は5つですが、ガク筒のふちには、「副ガク片」が並んでいて、それがカギ状になっています。

果実は「そう果」で、ガク筒とガク片に包まれた状態で熟し、下向きにつきます。トゲつきのベルが鈴なり状態です。1つ1つの果実の長さは5mmほど、カギ状のトゲ(副ガク片)があって、動物の体や人の衣服にくっつきます。いわゆる「ひっつきむし」の1つです。しかし、この果実の形、変わっていますよね。一体、何の形と例えたらいいのでしょう。

名前の由来は、よくタデ科の「ミズヒキ」に似ていて、色が黄色だからといわれています。確かに花序は長い穂状になりますけれど、太さ、長さ、繊細さなどまるで違う感じです。似ているというのは、あまりしっくりこない感じがしますね。

【和名】キンミズヒキ [金水引]
【学名】Agrimonia pilosa
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影日】2005/09/29
【撮影地】東京都日野市

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ミズヒキ

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2005年09月29日

オオイヌタデ

オオイヌタデ Persicaria lapathifoliaオオイヌタデ Persicaria lapathifolia


オオイヌタデは、日本全土の道ばたや田畑の周辺、河原などの日当たりのよい場所に生育する一年草です。よく枝分かれして、草丈は80cm〜2mほど。ふつうに見られるこの仲間では大きめです。節々が太くなるのも特徴。茎は無毛で、赤みを帯びることも多いです。

タデ科の植物で、タデ属(Polygonum)を広くとらえたときは、オオイヌタデもタデ属で、この場合は、ミズヒキ、ミチヤナギ、ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、高い山にあるイブキトラノオなども含まれたりします。狭くとらえた場合は、イヌタデ属に含まれますが、この仲間は多くの種が夏から秋にかけて花をつけます。色は白や紅紫色で、、「アカマンマ」の呼び名で親しまれる「イヌタデ」に代表されるように、小さなツブツブが穂状に集まった花序になるのが特徴です。

この仲間、ある程度見慣れてくると、全体的な姿で見分けられるようになると思いますが、細かくしっかり観察して名前を調べる場合は、その茎の「托葉鞘」または「葉鞘」という部分をチェックします。オオイヌタデの葉鞘は筒形で薄い膜のようなものです。縦に何本もの脈が目立ち、その縁に毛がないのがふつうです。とはいっても、少し短い毛が見られることもあるそうです。葉は互生。先のとがった披針形で、長さは15cm〜20cmくらいです。

■葉鞘の縁の毛
あるイヌタデ、ハナタデ、サクラタデ、ボントクタデ、ヤナギタデなど
ふつうはほとんどないオオイヌタデ、サナエタデなど


オオイヌタデ Persicaria lapathifoliaオオイヌタデ Persicaria lapathifolia


花期は、図鑑ではだいたい6月〜11月となっています。筆者の近辺では、だいたい8月の終わりごろから、一斉に咲いて目立つようになります。花序は長さ5cm〜10cmで、弧を描いて垂れ下がります。色は濃淡あって、紅紫色〜白色です。ふつう紅白、交じり合って咲いている感じになります。花被は4つか5つに裂けますが、だいたい4つのことが多いかなという印象です。

果実はちょっと平べったい円形で、黒褐色。この仲間の花序は、まだ咲いていると思って近づいてみると、この黒い果実が見えて、ちょっとビックリ。ピンクっぽい花被の部分がその果実にピッタリはりつく形で残っているので、遠めにはまだ咲いているかのように見えるんです。はじめて黒光りしているイヌタデを見たときは、もうギョギョギョッでした。

【和名】オオイヌタデ [大犬蓼]
【学名】Persicaria lapathifolia (Polygonum lapathifolium)
【科名】タデ科 POLYGONACEAE
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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2005年09月28日

イヌムギ

イヌムギ Bromus catharticus


イヌムギは、南アメリカ原産のイネ科スズメノチャヒキ属の植物で、一年草、または越年草です。多くは秋に芽生えて越冬するようです。ただし、資料によっては多年草となっていて、地下茎でも繁殖するそうなので、数年は寿命があるのかなぁと思います。世界中の温帯〜暖帯に広く見られ、日本に入ってきたのは、明治のはじめのころのことだったそうです。現在では、北海道〜九州まで各地の道ばたや河原などにふつうに見られます。

茎(稈)は、本来は太めで、草丈は70cm〜1.2mにまで達します。写真のはちょっと季節はずれに見られたためか、高さは40cmくらいで、稈もヒョロヒョロでした。しかもまだ夏の名残にあるような好天の日、河原もかなり乾燥したらしく、葉がちょっと巻いていました。近くのセンダングサの仲間の芽生えなんて、もっと葉がしおれてすっかり巻いてしまっていました。

イヌムギの葉は、本来はちょっと幅の広い線形なんですけどね。長さは15cm〜30cmほど。幅は5mm〜1cmくらい。「葉鞘」の部分には白い膜のような「葉舌」がありますが、写真のものは茶色くなって裂けています。葉鞘や葉にはまばらな毛が見られます。稈の毛はあったりなかったりです。

イヌムギ Bromus catharticusイヌムギ Bromus catharticus


花期は5月〜8月。円錐花序の長さは20cmくらい。本当はもっと花序が垂れ下がります。「小穂」には短い柄があります。長さは2cm〜3cmほどで、そこには6個〜12個の「小花」があります。写真の個体では6個〜7個くらいでした。1つ1つの小花の長さは1.5mm程度。小花は二つ折りになって、ペッタリくっついているので、小穂全体が扁平に見えています。

ほとんどが開かず「閉鎖花」の状態で結実するので、雄しべの葯や雌しべが外に飛び出していることはあまりないですね。「芒(のぎ)」はありません。

名前は「ムギ」に似ているけれど、穀物としては役に立たないので、「イヌムギ」と呼ばれています。「イヌ」というのは、「役に立たない」という意味の接頭語として、植物の名前にはよく使われています。似ている相手が人間にとって有用な植物であることが多いですね。

【和名】イヌムギ [犬麦]
【学名】Bromus catharticus
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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クサマオ

クサマオ Boehmeria nivea var. nipononivea


クサマオは、イラクサ科カラムシ属の多年草です。別名、「カラムシ(茎蒸)」または単に「マオ(苧麻)」といいます。茎のことを「幹(から)」といって、それを蒸した後、皮をはいで繊維をとったところから「カラムシ」というそうです。とられた繊維からできる織物は、とても上質なのだとか。

日本では本州〜沖縄まで分布し、山野の道ばたや草むら、林縁部などで見られます。今回の写真は河原の草むらに生えていました。茎の長さは1m〜1.5mに達しますが、夏が過ぎて、秋ともなれば茎が横に倒れて、高さとしてはそれほどではなくなっていたりします。茎も茶色く硬そうで、確かに丈夫な繊維をとることができそうな感じ。

茎や葉柄には毛がたくさんあります。写真では茎が茶色く硬くなっていて、毛の様子がわかりにくいですが、よくよく見ると短毛が生えているのが見えました。葉柄の方はまだ白くて毛があることがわかりやすかったですね。そして葉の裏には綿毛が密生しているのでかなり白いです。晩秋のころ、丈夫な茎はそのまま立ち枯れて、枯れた葉もクシャッと巻いた状態で残っていることがあります。その状態でも葉の裏の白さがよく目立ちます。それで、あぁ、きっとクサマオ(カラムシ)だろうなぁと思ったりします。

クサマオ Boehmeria nivea var. nipononiveaクサマオ Boehmeria nivea var. nipononivea
左:雌花序、右:雄花序

花期は8月〜9月。雄花と雌花があってそれぞれ別の花序につきますが、個体としては雄花も雌花も両方つけます。つまり、「雌雄異花同株」です。花序は茎の上部では雌花序、下部では雄花序が出ます。雄花序、雌花序ともに花序の軸にも毛があって白っぽい。

雄花序の雄花では、雄しべの「花糸」がのびて、その先に花粉の入った「葯」があります。この花糸の部分が開花と同時にバーンとのびて、その衝撃で花粉が飛び散るしくみです。雌花序の方では、つぼ形の「花被」をもつ雌花が集まって球状になっています。そしてその球状のものがたくさん花序についています。雌花の花被の部分には、細かい毛がたくさん生えているのでブワブワした感じです。

クサマオ Boehmeria nivea var. nipononiveaクサマオ Boehmeria nivea var. nipononivea
左:雌花序、右:雄花序

花は1つ1つが小さく地味で、基本的には「風媒花」なのですが、花糸をバネのようにのばして花粉を飛ばすというちょっと積極的な部分もあったりする不思議な花ですね。花糸の部分には横の縞模様があるそうで、それがバネの役割をするのだとか。

【和名】クサマオ [草苧麻]
【別名】カラムシ [幹蒸、茎蒸]
【学名】Boehmeria nivea var. nipononivea
【科名】イラクサ科 URTICACEAE
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

以前、「ヤブマオ」または、雑種かも知れない、大きな葉のタイプを「クサマオ」として掲載していますが、そちらの方はちょっと怪しい。でも、今回のはしっかり「クサマオ」だと思います。

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クサマオ(前回の記事)

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2005年09月27日

カゼクサ

カゼクサ Eragrostis ferrugineaカゼクサ Eragrostis ferruginea


カゼクサは、本州、四国、九州に分布し、道ばたや空き地などの日当たりのよい乾燥気味の場所に多く生える多年草です。根もとからたくさん「そう生」して、茎(稈)はまっすぐに立ちます。といっても、踏みつけられたりして、倒れていることはありますけども。ふつうは、草丈は50cm〜80cmほどで、結構な株立ち状になります。イネ科スズメガヤ属の植物で、造成地や道路の法面などで砂防に利用される「シナダレスズメガヤ (Eragrostis curvula)」と同じ属です。

葉はほとんど混生するような状態で、細長い線形で、長さは30cmくらい、幅は5mm前後です。中央の脈で、縦に二つ折りになります。質はちょっと硬めです。そして、「葉鞘」の縁の部分に白くて長めの毛が生えているのが特徴です。

カゼクサ Eragrostis ferrugineaカゼクサ Eragrostis ferruginea


花期は8月〜10月。花序の部分は結構、大きめの円錐状で、長さは20cm〜30cmくらいになりますになります。たくさんの小さな「小穂」をつけますが、色は茶色っぽいような薄い紫色っぽいような感じです。1つ1つの小穂は長さ6mm程度の平べったいもので、そこには5個〜10個の「小花」があります。

小さめの個体なんかでは、パッと見には、「ナガハグサ (Poa pratensis)」や「イチゴツナギ (Poa ochotensis)」にも似ているところがありますが、そちらの方は5月〜7月の開花で、花序は短く小さめ、葉鞘に毛はなく、その代わり薄い膜状の「葉舌」が目立ちます。

【和名】カゼクサ [風草]
【別名】ミチシバ
【学名】Eragrostis ferruginea
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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アメリカセンダングサ

アメリカセンダングサ Bidens frondosa


アメリカセンダングサは、北アメリカ原産の一年草です。世界的に温帯の地域に広く見られ、日本に入ってきたのは大正時代のことだそうです。現在は日本各地の道ばたや荒れ地などのやや湿り気の多いところに多く見られます。同じ道ばたでもまわりの草地よりも溝の脇に生えていたりします。キク科センダングサ属の植物で、頭花の部分だけを見ていると、同属の「タウコギ (Bidens tripartita)」によく似ています。

茎は濃い紫褐色で、4つ「稜」があって、切り口は四角形〜ちょっといびつな円形になっています。個体によっては、コセンダングサよりは四角形の度合いが小さいかな。う〜ん、どうでしょう。ともあれ、茎はよく枝分かれして、草丈は50cm〜1.5mくらいにまでなります。大きな株だと、非常に大きな空間を占めます。

葉は対生。下部の葉は大きめで「2回3出複葉」、上部では小さめで「3出複葉」。ほとんど無毛です。葉柄は長めで、分かれた1つ1つの「小葉」にも柄があります。小葉の長さは3cm〜10cmを超えるほどのものもあって、先が細くとがる卵状の披針形です。縁にははっきりとしたギザギザ(鋸歯)があります。タウコギの場合は、ギザギザが鈍くて上部の方などはやや不明瞭です。

アメリカセンダングサ Bidens frondosaアメリカセンダングサ Bidens frondosa


花期は9月〜10月。たくさん分かれた枝の先端に、1つずつ上向きの「頭花」をつけます。キク科の花なので、1つの頭花はたくさんの「小花」、つまり、いくつもの「舌状花」や「筒状花(管状花)」が集まってできています。アメリカセンダングサの場合は、ふつうだったら花びらに見えるはずの舌状花がごくごく小さくて、ほとんどわからないような状態です。

したがって、中央で黄色く見えているのはほとんど筒状花ということになるのですが、その黄色の部分よりも、まわりに見える葉っぱのような緑色のものが目立ちます。それは、「総苞片」で、細長い倒披針形、1つの頭花につき10枚前後あります。ちなみに、学名の種小名「frondosa」は、「葉状の」とか「葉に覆われた」という意味です。

果実は「そう果」で、平べったいですが、先端には2本のトゲがあるのが、この仲間の大きな特徴。そう果の部分は1cm弱ほど、トゲの部分が2.5mm〜5mm程度です。トゲにはさらに細かいトゲが逆向きに生えています。それに対して、そう果のボディーの方に生える細かいトゲは上向きです。このトゲによって動物の体などにくっついて種子散布される、いわゆる「ひっつきむし」の1つです。そのほか、水辺に生育している場合は、水流によっても運ばれるといいます。オナモミ類も水流で運ばれるようですね。

【和名】アメリカセンダングサ [亜米利加栴檀草]
【別名】セイタカウコギ
【学名】Bidens frondosa
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/09/19
【撮影地】東京都日野市

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コセンダングサ

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2005年09月26日

キンエノコロ

キンエノコロ Setaria pumila


キンエノコロは、北半球の温帯の地域に分布しています。日本でも北海道、本州、四国、九州の各地に分布し、道ばたや土手、田畑のあぜなど日当たりのよい場所にごくふつうに生育する一年草です。イネ科エノコログサ属、いわゆる、「ネコジャラシ」の仲間で、ツブツブの基部に生える剛毛が黄金色に輝いて、とても美しい種です。

茎(稈)は根もとからそう生して、基部の方ではちょっとかくっと曲がっています。そして、その曲がった節からやや斜め〜まっすぐに立ち上がって、草丈は30cm〜80cmほどになります。草丈だけを比べると「エノコログサ (Setaria viridis)」よりは高く、「アキノエノコログサ (Setaria faberi)」よりは低いという感じでしょうか。

葉は細長い線形で、長さ15cm〜30cm、幅は5mm〜1cmには満たないかなという程度。「エノコログサ」や「アキノエノコログサ」よりも細い葉です。表面はカサカサとして光沢はありませんが、質は少し硬めです。ある図鑑によれば、「葉の基部には長い毛がまばらに生えている」ということですが、上の方に見られる葉の基部をたどっても毛はない感じでした。一度刈り取られた場所ですし、踏みつけられてもいる感じだったので、本当のところはどうなのか不明なのですが、いかがでしょうか。

キンエノコロ Setaria pumilaキンエノコロ Setaria pumila


花期は8月〜10月。花序は円柱形で、まっすぐにのびます。長くのびたものでは多少、先が垂れ下がることはありますが、だいたいまっすぐです。フサフサの穂になった部分の長さは5cm〜15cmくらいです。よく似た「コツブキンエノコロ (Setaria pallidefusca)」だと、穂の部分が2.5cm〜4cmほど、小穂は2.5mmでちょっと小さめ、剛毛は少し紫色っぽいです。

ツブツブの「小穂」は長さ3mm〜3.5mmほどです。エノコログサ属の中では、この小穂の大きさは最大です。遠めにも大きいツブツブが目立つはずです。近くに緑色のエノコログサがあったら見比べてみるとさらによくわかると思います。また、黄金色〜黄褐色の剛毛は、その小穂の基部に5本〜8本生えています。剛毛の長さは1cm弱。剛毛を触るとザラザラするのは、剛毛にごく細かいトゲがあるためです。

【和名】キンエノコロ [金狗尾草]
【学名】Setaria pumila
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17、2005/09/19
【撮影地】東京都日野市

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エノコログサ

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ひっつきむしの呼び方マップ

ひっつきむしの呼び方マップをつくろう!
(2005/09/27 update)

先日の「ひっつきむし」の記事には、たくさんの方からコメントをお寄せいただいて、とても感激しております。どうもありがとうございました。どんなふうに呼んでいるのかとか、どんなふうに遊んだとか、いろいろと懐かしいエピソードもお伺いできて、楽しませていただいております。

そこで、これをきっかけに、「ひっつきむしの呼び方マップ」を作ってみようかと思います。具体的には、先日の記事にいただいたコメントを含めて、日本地図に書き加えていきます。そして、この記事でも情報募集させていただきます。よろしかったら、コメント、トラックバック等、ご都合のよい方法でお寄せいただけたらと思います。

■ひっつきむしの代表格:オナモミの1種
オオオナモミ [大巻耳]
オオオナモミ Xanthium occidentale総苞が変化した雌花の「果苞」にカギ状のトゲがある。
【花期】8月〜11月
【学名】Xanthium occidentale
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影】2004/04/23 東京都日野市


また、「うちの地域では、ひっつきむしです。」という場合も、お知らせいただけたらなあと。「ひっつきむし」という呼び方がどれくらい広く浸透しているのかとか、実は他の呼び方のほうが優勢なのかも、なんてことも見えてきたらいいなぁと。ひっつきむし全般でもいいですし、ある1種類についての呼び方でもOKです。特定の種類についてのみの場合は、それを明記してくださいませ。

なお、呼び方マップは、今のところ、画像化して掲載する予定です。お寄せいただく情報は、当然ですがすごく細かい住所である必要はありません。地域、または都道府県など公表可能な範囲で結構です。お願いしておきながら何なのですが、わたしは瞬発力が欠如してますので、実際にマップにするまでには、少々お時間をいただくことになると思います。どうぞ、ゆっくりめで、よろしくお願いします。



■これまでにお寄せいただいた情報

北海道
ひっつきむし…(札幌市)常葉さん「み〜つけた♪

東北
ばかの実…(福島県郡山市)知三朗さん「N家的生活・山と花と日記
バカ…(福島県郡山市)知三朗さん「N家的生活・山と花と日記
イジクサレ (ヒナタイノコズチ?)…(秋田)セイ。さん「まっくすこんぼ。

関東
ひっつきむし…(東京)タツヤさん「KAIGAN
くっつきむし…(東京)タツヤさん「KAIGAN

九州
くっつきぼう (オナモミ)…(北九州市)三里アキラさん

地域確認中
どろぼう…emiさん「花・観葉植物日記。



9/23の記事にいただいたコメントからの掲載分については、現在は未許可の状態です。不都合がありましたら、お知らせください。地域名など不明の場合は、今後、もし公表可能でしたら、掲載させていただきたいと思いますが、強制するものではないですので、どうぞご無理のなさらないように!


■お寄せいただきたい内容のまとめ

* ひつきむしの呼び方、または特定の種の呼び方
* その呼び方をしている(していた)地域
* お寄せくださった方のお名前(HN)
* Web Siteをお持ちの方で、リンク可の場合はURL

そのほか、ご意見ご感想は、ご自由に。また、コメントやTBの場合は、特に書いていただかなくてもOKなものもありますので、その辺りは臨機応変に。



■今回の記事のきっかけの1つは、「ごまのはぐさのこまごまことのは」さんの記事「あなたの町のゲンノショウコの花の色は?」です。寄せられた情報によって、どこでどんな色のゲンノショウコが見られたかというマップを作成しておられます。現在も情報募集中のご様子ですし、ぜひお尋ねになってみてください。(今回は内容的に直接の関係があるわけではないので、TBは控えております。)

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2005年09月23日

ひっつきむし

野山でひっつきむしを見つけよう!

ひっつきむし。それは動物の体や人の衣服にくっつく果実のこと。地域によって呼び名はいろいろあるそうで、くっつきむし、ばくだん、どろぼう、ぬすっとなど様々です。筆者は九州出身ですが、もっぱら、「ひっつきむし」といっています。この記事を見てくださったみなさんは、何て呼んでますか。

ひっつきむしは、人にとってはやっかいなものですが、ひっつきむしの果実をつくる植物にとっては、そのくっつくという性質がとても重要。くっつくことによって、動物や人の移動にともなって、離れたところまで運ばれていきます。おかげで、親の個体とは離れたところへと種子を散布できるというわけです。

効率よく種子散布が行えるように、ひっつきむしは、それぞれ、くっつきやすい構造を発達させています。その構造の部分は、植物の分類とは関係なしによく似た形状になっていたりします。逆向きのトゲがあるタイプ、先がカギ状になったトゲのあるタイプ、そして「腺毛」から「粘液」を出してくっつくタイプなどです。

こういう植物は意外に多いもので、例えば、オナモミの仲間センダングサの仲間ヤブジラミヌスビトハギなど、身近なところにもいろんなひっつきむしが見られます。特にこれからの季節、秋の野山を歩くと、大量に服にくっついて、肌に触れると痛かったり、寒くなってきても毛糸ものの服を一番上に着てゆくわけにはいきませんよね。わざわざ、ひっつきむしを探そうなんて思わなくても、見つかってしまうってものでした。

マルバヌスビトハギ [丸葉盗人萩]
マルバヌスビトハギ Desmodium podocarpum subsp. podocarpum果実は「節果」で、表面にはカギ状の毛が密生。
【花期】7月〜9月
【学名】Desmodium podocarpum subsp. podocarpum
【科名】マメ科 FABACEAE
【撮影】2004/10/11 東京都日野市

関連記事→マルバヌスビトハギ


チカラシバ [力芝]
チカラシバ Pennisetum alopecuroides小穂の柄や剛毛にトゲ状の毛がある。
【花期】8月〜11月
【学名】Pennisetum alopecuroides
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影】2005/09/19 東京都日野市


ミズヒキ [水引]
ミズヒキ Persicaria filiformis花柱の先が2本のカギ状の角のようになる。
【花期】8月〜10月
【学名】Persicaria filiformis (Polygonum filiforme)
【科名】タデ科 POLYGONACEAE
【撮影】2005/07/25 東京都日野市

関連記事→ミズヒキ


ハエドクソウ [蝿毒草]
ハエドクソウ Phryma leptostachya subsp. asiaticaガクの先が3つのカギ状のトゲになる。
【花期】6月〜8月
【学名】Phryma leptostachya subsp. asiatica
【科名】ハエドクソウ科 PHRYMACEAE
【撮影】2005/09/11 山梨県塩山市

関連記事→ハエドクソウ


ダイコンソウ [大根草]
ダイコンソウ Geum japonicum花柱の先の柱頭の部分がカギ状になる。腺毛もある。
【花期】6月〜8月
【学名】Geum japonicum
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影】2004/09/16 山梨県山中湖村

関連記事→ダイコンソウ


コセンダングサ [小栴檀草]
コセンダングサ Bidens pilosa種子の先端に鋭いトゲがある。種子表面やトゲにもさらに細かいトゲがある。
【花期】9〜11月
【学名】Bidens pilosa
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影】2004/10/11 東京都日野市

関連記事→コセンダングサ


ヒナタイノコズチ [日向猪子槌]
ヒナタイノコズチ Achyranthes bidentata var. fauriei針状の小苞がちょっと外向きになる。
【花期】8月〜9月
【学名】Achyranthes bidentata var. fauriei
【科名】ヒユ科 AMARANTHACEAE
【撮影】2005/09/08 東京都日野市

関連記事→ヒナタイノコズチ


ヤエムグラ [八重葎]
ヤエムグラ Galium spurium var. echinospermon果実は「二分果」で、表面にはカギ状のトゲがある。
【花期】5月〜6月
【学名】Galium spurium var. echinospermon
【科名】アカネ科 RUBIACEAE
【撮影】2005/05/12 東京都日野市

関連記事→ヤエムグラ


オヤブジラミ [雄藪虱]
オヤブジラミ Torilis scabra果実の表面にはカギ状の刺毛が密生する。
【花期】5月〜7月
【学名】Torilis scabra
【科名】セリ科 UMBELLIFERAE
【撮影】2005/05/12 東京都日野市

関連記事→オヤブジラミ


ヤブジラミ [藪虱]
ヤブジラミ Torilis japonica果実の表面にはカギ状の刺毛が密生する。
【花期】5月〜7月
【学名】Torilis japonica
【科名】セリ科 UMBELLIFERAE
【撮影】2005/05/12 東京都日野市

関連記事→ヤブジラミ


ひっつきむしは他にもいろいろ。また次の機会にでも。
ノブキ(果実の先の腺体から粘液が出る)
サジガンクビソウ(果実の先端から粘液が出る)
タニタデ(果実の表面にカギ状のトゲがある)
ウマノミツバ(果実の表面にカギ状のトゲがある)
オオバノヨツバムグラ(果実の表面にカギ状のトゲがある)
ヤブニンジン>(果実の表面に逆向きのトゲがある)

オオオナモミメナモミチヂミザサガンクビソウ仲間キンミズヒキイノコズチ。。。

季節が早いものもあるので集めておいて、いろいろ集まったころに並べてみると、おもしろいかもしれませんね。

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2005年09月22日

チカラシバ

チカラシバ Pennisetum alopecuroidesチカラシバ Pennisetum alopecuroides
左:2005/09/19、右:2004/10/07

チカラシバは、東南アジアや日本の北海道南部〜九州、沖縄まで広く分布し、草地や道ばた、空き地など日当たりのよい場所にごくふつうに見られる多年草です。草丈は50cm〜80cmほど。茎(稈)は、根もとからたくさんそう生して、結構大きな株立ちになります。イネ科チカラシバ属(Pennisetum)に分類され、日本の野生種には他に似たようなものがないし、花期の紫褐色のフサフサは特徴的なので、イネ科の中ではわかりやすい方だと思います。

葉は長さ30cm〜50cm、幅は5mm程度の幅の狭い細長〜い線形です。葉の多くは根元の方から出ています。濃いめの緑色で、表面はザラザラです。「葉鞘」の部分は白くて長い毛が生えています。根もしっかりとはっていますが、葉も堅くて丈夫です。

チカラシバ Pennisetum alopecuroidesチカラシバ Pennisetum alopecuroides
2005/09/19 穂の軸の部分や下部には毛がある

花期は8月〜11月。濃い紫褐色の毛足の長い花穂がのびます。根もとで株立ち状になる以外、稈は枝分かれせず、花穂は稈の上部に1つずつ。遠めにはやわからそうなフサフサなのですが、近づいてみると、これが結構な剛毛なんです。花穂の部分は、長さ15cm〜20cmくらい、幅は2cmくらいの円柱状です。

濃い紫褐色の剛毛は、「総苞片」が変化したものだそうで、「小穂」のつけ根から出ています。細長い剛毛にはさらに微細な毛が生えていて、それによって、ザラザラします。このチカラシバの剛毛は、花が終わって小穂が落ちるとき、一緒に落ちてしまいます。それは、小穂の柄に関節があって、そこから外れるからです。この柄の部分や剛毛にあるトゲ状の毛によって、動物の体や人の衣服にくっついて、種子が運ばれます。つまり、「ひっつきむし」の1つなわけです。

これに対して、エノコログサの仲間の剛毛は、小花が落ちても剛毛は残ったままです。チカラシバの剛毛はふつうは暗めの濃い紫褐色ですが、ときに淡い緑色のことがあります。このタイプを「アオチカラシバ (Pennisetum alopecuroides f. viridescens)」といいます。

小穂は8mm程度の披針形、先がとがっています。そこには2つの「小花」があって、そのうち下の小花は雄性、上の小花は両性です。

チカラシバ Pennisetum alopecuroides
2005/09/19 出穂期

チカラシバ。この草の名前を尋ねられると、まず「抜いてみて」といいます。実際に抜こうと力いっぱい引っぱっても、容易く抜き取ることはできません。それほど、しっかりと根を張っていて、「抜くのに力のいる芝」ということで、「力芝」って言うんですよ!と。特有の味のする草をみつけて、「ちょっとなめてみて」と言っても、抵抗を感じる人はあるけれど、引き抜くくらいならやってみようと、実際にやってくれることは多いかも。実体験に基づいた記憶は、ただ教えてもらっただけより、深く植えつけられるものですよね。

でも、筆者はそれをはじめて人から教わったとき、力入れすぎて手に切り傷をつくりました。試すときには、ほどほどの力加減でどうぞ。

【和名】チカラシバ [力芝]
【学名】Pennisetum alopecuroides
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/19、2004/10/07
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 19:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メリケンカルカヤ

メリケンカルカヤ Andropogon virginicusメリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/17

メリケンカルカヤは、北アメリカ原産の多年草です。アジアやオーストラリアなどに多く帰化しているといいます。日本に入ってきたのは、昭和15年〜16年ごろのことだそうで、戦後になって、都市部を中心に広がったのだとか。現在は各地の道ばたや空き地など日当たりのよい場所にふつうに見られます。

イネ科の植物で、ウシクサ属またはメリケンカルカヤ属に分類されています。花序の数や葉の長さの違いなどで、ウシクサ属とメリケンカルカヤ属を分ける場合は、ウシクサ属の学名が「Schizachyrium」、メリケンカルカヤ属が「Andropogon」で、メリケンカルカヤは当然後者に含まれます。両属をわけない場合は両方とも「Andropogon」となるようです。

茎(稈)は根元の方からいくつもそう生して、株立ち状になります。稈は根元の方は平べったくなっていますが、まっすぐにのび、草丈は50cm〜1mちょっとくらいまでなります。「葉鞘」の部分に毛がある以外は無毛です。葉は幅の狭い線形で、長さは数cm〜20cm、幅は5mmほどです。

メリケンカルカヤ Andropogon virginicusメリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/17

花期は9月〜11月。花序は茎の中部くらい〜上部の葉腋(葉の脇)につきます。花序の枝は2本〜4本、1つの枝の長さは2cm〜3cmくらいで、白色の長い毛が生えています。その小枝の節の部分に「小穂」が2つずつつきます。2つと言っても、そのうちの1つは退化して細い柄になっています。一方の小穂は逆に柄がなく長さは3mmくらいです。こちらの小穂は、ごく淡い褐色の両性花で結実します。芒(のぎ)は長さ1cm〜2cmと結構長めです。

メリケンカルカヤ Andropogon virginicus
2005/09/19

その長〜い白色の毛はフワフワの綿毛状で、この種の大きな特徴です。花期も終盤になると全体が朱色になりやがて立ち枯れてきます。その姿は秋の野では本当によく目立ちます。「タンポポ」と同様で、この綿毛で風によって種子が運ばれます。ちなみに、「カルカヤ」というのは、「刈る萱」、つまり、萱葺き屋根を葺くために刈りとる草という意味です。

【和名】メリケンカルカヤ [米利堅刈萱]
【学名】Andropogon virginicus
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17、2005/09/19
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 12:30| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月21日

Flower Blog Ring 簡単ナビゲーション

Flower Blog Ringご参加のみなさん、ご参加希望のみなさんにお知らせです。

Flower Blog Ring ナビゲーションのタグですが、これまでリングのHOMEのページで紹介していたものには、テーブルタグや改行タグが含まれていました。お使いのブログサービスによっては、これらのタグが使用できないことがわかりましたので、改めて、それらのタグのない簡単バージョンを作りましたので、どうぞご利用ください。

■簡単ナビゲーション見本

Flower Blog Ring [前へ] [HOME] [次へ] [ランダム] [リスト]


■簡単ナビゲーション貼り付けタグ

<!--ここから-->
Flower Blog Ring [<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;prev">前へ</a>] [<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;home">HOME</a>] [<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;next">次へ</a>] [<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;random">ランダム</a>] [<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;list">リスト</a>]
<!-- ここまで -->

id=1の部分を仮登録時のご自分の登録IDに書き換えます。


すでに設置いただいているみなさんも、もしこちらの方がよろしければ、変更していただいてOKです。

また、これはリングを作ってタグを紹介した当初からわかっていたことなのですが、今まで紹介していたタグで本来の記述とは違っているところがありました。それは、リングのHOMEで紹介しているタグ内のHOMEへのリンク部分です。実は花図鑑のボロボロブログ!内の1記事への直リンクになっていました。

WebRing Japanで紹介されている記述では、何度やってもエラーが出てしまったために、やむを得ずそうなっていたのですが、先ほど確認しましたら、どうやらうまくいくようです。何か勘違いしていたようです。今のところ、HOMEを移動する予定はないので、そのままでもナビゲーションは稼動します。でも、自分のブログ記事への直リンクは申しわけないですから、機会がありましたら、お手数ですがHOMEへのリンク部分を以下のように書き換えてくださいませ。もたもたとした管理人で本当にすみませぬ。


■貼り付けタグ修正箇所

× <a href="http://boroboro.seesaa.net/article/ 6906019.html">[HOME]</a>

↓↓↓

<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;home">[HOME]</a>

id=1の部分を仮登録時のご自分の登録IDに書き換えます。


Flower Blog Ring

posted by hanaboro at 22:25| 東京 ☔| Comment(14) | TrackBack(0) | Flower Blog Ring | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハシカグサ

ハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsutaハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsuta


ハシカグサは、本州、四国、九州、沖縄に分布し、山野の林内や道ばたなどに生育する一年草です。アカネ科フタバムグラ属(Hedyotis)またはハシカグサ属(Neanotis)に分類されています。茎はよく枝分かれして、地面近くをやや斜め上向き〜横向きにはうようにのびます。茎は20cm〜40cmほどの長さまでのびますが、高さとしては数cm〜20cm程度です。部分的に毛が生えていますが、だいたいは無毛です。全体的な姿としては、「コナスビ」や「ハコベ」の仲間などにも少し似ているところがあるかもしれません。

ハシカグサ、聞いただけで何だかかゆくなってきますが、名前の由来はよくわかっていないのだとか。でも、やはり麻疹(はしか)とはなんらかの関係があるのかもしれませんね。押し葉にするとわかるのですが、葉の色がすっかり褐色に変わってしまいます。その様子を麻疹(はしか)の発疹に例えた名前だという説があるそうです。

葉は対生。卵形〜ちょっと幅の狭い卵形、先はちょっととがる感じ。長さは2cm〜4cmくらい、幅は1cmほど。表面には粗い毛がまばらに生えています。葉柄の付け根のあたりには、クシの歯状に裂けた「托葉」があります。実は、筆者、これを見落としています。なので写真がありません。アカネ科だったらやっぱり托葉の状態も確認しとかないとね。アカネ科の中でも、アカネ属やヤエムグラ属の場合だと、托葉が大きくなって、本来の葉とほとんど同じ大きさや形で、葉が輪生しているように見えるものもありますし。

ハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsutaハシカグサ Neanotis hirsuta var. hirsuta


花期は8月〜9月。茎の先や葉腋(葉の脇)に小さな花を数個ずつ集まってつきます。花冠は白色で、直径2mmくらいのごく小さなつぼ形。先は4つに裂けていて、その裂けた花冠裂片は長さ3mm〜4mmほど。この小さな花の中に雄しべ4本と2本の花柱が入っています。

ハシカグサのガクには白い軟毛が密生しています。4つに裂けたガクは、花の時期から果実の時期までずっと残っていて、小さいながらもよく目立ちます。また、このガクの部分に軟毛がないタイプもあって、「オオハシカグサ (Neanotis hirsuta var. glabra)」と呼ばれています。そのタイプは、中部〜東北に分布していて、葉もちょっと大きめだそうです。果実は球形の「さく果」で、直径は3mm〜4mm。白い毛の目立つガクに包まれています。

【和名】ハシカグサ
【学名】Neanotis hirsuta var. hirsuta (Hedyotis lindleyana var. hirsuta)
【科名】アカネ科 RUBIACEAE
【撮影日】2005/09/19
【撮影地】東京都日野市

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アカネ
ヤエムグラ
オオバノヨツバムグラ
オオフタバムグラ

そういえば、「クチナシ」や「ヘクソカズラ」もアカネ科でしたね。大きさはぜんぜん違うものの、葉の形や葉脈の感じ、よく見るとハシカグサの葉っぱは、ヘクソカズラに似ているような気もしてきました。

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posted by hanaboro at 18:43| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Flower Blog Ring Map

Flower Blog Ring 参加ブログの所在地マップです。
(2005/11/17 update)

所在地については非公開の方もあると思うので、その場合は、所在地は秘密という欄に掲載することにしようと思います。とりあえず、参加数が少ないうちは、同じページ(このページ)でリストして、都道府県のリンクをクリックすると、該当するブログのリストに飛ぶということで。たくさんご参加いただけるようになったら、地域ごと→都道府県ごとというふうにページを増やしていけたらと思います。

北海道
 
青森
秋田 岩手
石川 山形 宮城
富山 新潟 福島
福井 岐阜 長野 群馬 栃木 茨城
山口 島根 鳥取
京都 滋賀 埼玉


福岡 広島 岡山 大阪 奈良 三重 愛知 静岡 山梨 東京 千葉

大分 和歌山 神奈川
宮崎 愛媛 香川
高知 徳島
鹿児島
沖縄

Powerd by 素材散策



■Flower Blog Ring 参加ブログ

所在地確認中
  • fab (fabさん)
北海道 秋田 岩手 山形 福島 埼玉 東京 神奈川 静岡 東海地方 奈良 大阪 岡山 秘密
海外
ご縁があるといいですね。

■すでに参加してくださっているみなさんへ
このマップに掲載させていただいてもよろしければ、都道府県名をお知らせください。 コメント欄でもメールでもサイドバーのBBSでも結構です。非公開でしたらその旨、お暇なときにでも、お知らせいただけると幸いです。どうもお手数おかけします。 そのほか、何かご意見などありましたら、どうぞどうぞお気軽に。
メールフォーム

■Flower blog Ring
→詳しくはこちら
→ご参加ブログ募集中、仮登録はこちら

Flower Blog Ring 心に残る花への手紙:Flower Blog Ring

posted by hanaboro at 11:34| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Flower Blog Ring | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アキノエノコログサ

アキノエノコログサ Setaria faberi


アキノエノコログサは、北海道、本州、四国、九州に分布し、道ばたや空き地、畑など日当たりのよい場所にふつうに見られる一年草です。よく群生しているのが見られます。イネ科エノコログサ属(Setaria)の植物で、日本でふつうに見られるエノコログサの中では、花穂が大きく長めでよく垂れ下がるのが特徴です。

草丈は30cm〜40cmほど、根もとからそう生します。茎は下部でよく枝分かれし、やや地面をはって、ところどころ節から根を下ろします。葉は少し幅の広い線形で、質は薄めで柔らかいです。長さは10cm〜30cmくらい、幅は2cm程度。表面にはごく短い毛がたくさん生えています。また、葉の付け根の方の「葉鞘」の縁には毛があります。

「エノコログサ」という名前の由来には諸説あるようですね。「エノコロ」というのが「子犬」のことで、それが「ヰヌノコ」から転訛したなどといわれているようです。

アキノエノコログサ Setaria faberiアキノエノコログサ Setaria faberi


花期は8月〜11月。花穂は円柱形で、長さは5cm〜12cm、幅は1cmほど。花穂が弧を描くように丸く垂れ下がります。花穂にはたくさんの小穂(ツブツブ)があります。小穂の長さは3mmくらいで、よく似た「エノコログサ (Setaria viridis)」よりも大粒です。でも、「キンエノコロ (Setaria pumila)」よりは小粒。また、小穂に隠れてわかりにくいですが、花穂の中軸にはたくさん毛が生えています。

*小穂の大きさ*
エノコログサ < アキノエノコログサ < キンエノコロ

アキノエノコログサ Setaria faberi


花穂のフサフサの部分は、小穂の基部にある剛毛です。アキノエノコログサの小穂の剛毛は小穂の長さと比べると、2倍〜5倍の長さといいます。そしてふつうは緑色ですが、しばしば、紫色を帯びていることがあります。そうなると、「ムラサキエノコロ (Setaria viridis f. misera)」に似てきますが、ムラサキエノコロはエノコログサの品種で、剛毛が紫褐色になるタイプなので、小穂が小さいです。

小穂の剛毛はエノコログサ属の大きな特徴の1つですが、これは小枝が変化したものだそうで、花期が終了して、小穂がすべて落ちてなくなってもずっと残っています。晩秋ともなれば、すっかり枯れて色も白〜くなったエノコログサがよく見られます。

【和名】アキノエノコログサ [秋の狗尾草]
【学名】Setaria faberi
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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エノコログサ

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秋味ぶろぐ おかわり

posted by hanaboro at 08:13| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

ムラサキエノコログサ

ムラサキエノコログサ Setaria viridis  f. miseraムラサキエノコログサ Setaria viridis  f. misera
2005/09/17 稈の下部が赤っぽいことも

ムラサキエノコログサは、「エノコログサ (Setaria viridis)」の分布と同じで、北海道、本州、四国、九州に分布し、日当たりのよい道ばたや空き地、河原など生育しています。一年草で、草丈は20cm〜50cmほど。花期は8月〜11月。夏から咲いていますが、イメージとしては秋の草むらの代表的存在です。

ムラサキエノコログサは、イネ科エノコログサ属(Setaria)の植物で、エノコログサの一品種として取り扱われています。ここでいう「品種」というのは、「種」より下の分類階級の1つということで、「園芸品種」という場合の品種とはまったく違う概念のものです。また、種より下の分類階級には「亜種」、「変種」、「品種」などがありますが、中でも品種となっているものは、母種との違いがそれほど明瞭でないことや、生えている毛の多少、白花など色の違いという程度のことが多いです。

ムラサキエノコログサ Setaria viridis  f. miseraムラサキエノコログサ Setaria viridis  f. misera
2005/07/16 まだ花穂が垂れ下がっていない

ムラサキエノコログサの場合は、花穂のツブツブ、これを「小穂」といいますが、その小穂の基部に生えているフサフサした剛毛の色が紫褐色を帯びています。それによって、花穂が紫褐色に見えています。エノコログサだとその剛毛が緑色です。両者の違いは、この剛毛の色という点だけとされているようです。ツブツブの小穂の大きさも差はないでしょう。

小穂の大きさは、同じエノコログサ属の「キンエノコロ (Setaria pumila)」や「アキノエノコログサ (Setaria faberi)」に比べてエノコログサやムラサキエノコログサは小さいです。特にキンエノコロはとても小穂が大きく、遠めにもブツブツしているのが目立ちます。そして、アキノエノコログサの場合は、花穂が明らかに垂れ下がります。エノコログサもちょっとは垂れ下がりますが、やはり小穂の大きさが違っています。ムラサキエノコログサも、夏の早い時期のものはまだあまり垂れ下がらないですが、初秋のころにはアキノエノコログサほどではないですが、エノコログサと同じくらい少し垂れ下がり気味になっていることも多いです。

エノコログサとアキノエノコログサの違いがわからないときは、まず、明らかに垂れ下がっているものと、垂れ下がっていないものを見つけて、両者を見比べてみます。そうすると、小穂の大きさの違いがわかると思います。それで、小穂の大きさの感じをつかむと、どちらか一方しかなくて、微妙な垂れ下がり方のときでも区別できるようになると思います。見慣れれば簡単なので、まだよくわかんないよ!という場合はチャレンジしてみてください。

【和名】ムラサキエノコログサ [紫狗尾草]
【学名】Setaria viridis f. misera
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/07/16、2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

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エノコログサ

posted by hanaboro at 17:03| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Flower Blog Ring お知らせ

Flower Blog Ring、2005年09月20日現在、登録数4サイトです。登録してくださった皆さん、どうもありがとうございます。

■ご参加の皆さんも、参加されていない方も、ぜひ参加ブログを訪問してみてください。
登録ブログ一覧

今後もずっと登録してくださる方を募集中です。詳しくは、このリングの現在のホームページ→前回の記事をご覧ください。仮登録はここからもできますので、どうぞお気軽に。

さて、今回はすでにご登録いただいたブログオーナーさんに貼り付けタグのことで、お知らせです。

貼り付けタグがわかりづらかったと思います。下記のタグをコピペしていただくと、下のような表示になるのですが、枠や文字などは各ブログの雰囲気に合わせて自由に変更OKです。ですが、具体的にどこを変更すればよいのか、わかりづらかったので、ちょっと、下の方を見てください。

*このナビゲーションは稼働中*

Flower Blog Ring
←前[HOME]次→
|ランダム|リスト|


■貼り付けタグ
<!--ここから-->
<table width="120" cellpadding="3" cellspacing="0" align="center" style="font-size:10pt;border:1px solid #ffbcbc;text-align:center"><tr><td bgcolor="#ffedff">Flower Blog Ring</td></tr><tr><td><a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;prev">←前</a><a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;home">[HOME]</a><a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;next">次→</a><br>|<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;id=1;random">ランダム</a>|<a href="http://www.webring.ne.jp/cgi-bin/webring?ring=flowerblog;list">リスト</a>|</td></tr></table>
<!--ここまで-->


*変更する場所*
#ffbcbc
これは全体の細い枠の色。

#ffedff
「Flower Blog Ring」という文字が書いてあるところの背景色。

■そのほかリンク部分やFlower Blog Ringという文字の色は、このタグでは設定していないので、このまま貼っていただくと、各ブログで設定しておられるリンク色、文字色になります。その部分も変更したいときには、「id」か「class」かをタグ内に設定するなどして、あとはスタイルシートで指定するということになるかと思います。

画像を使っていないことで、逆にめんどくさいことになっているかもしれません。ご意見などありましたら、どうぞお知らせください。よろしくお願いします。
posted by hanaboro at 12:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Flower Blog Ring | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

アリタソウ

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/09/17 開花前の株

アリタソウは、南アメリカ原産のアカザ科アカザ属(Chenopodium)の一年草です。日本を含むアジアのほか、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界中に広く見られます。写真のものはいずれも河原で撮影したものですが、都市部の道ばたや荒れ地などにも多く見られます。茎は下の方は少し横にはう感じもありますが、だいたいまっすぐ〜斜めにのびて、よく枝分かれします。草丈は30cm〜90cmくらいです。葉の裏面には「腺点」があって、特有の臭いがします。家畜には有害なのだとか。

茎や葉に生える白い毛の量ですが、これは個体差があると思います。それに開花期の茎の上部にはほとんど毛がないものも、生育初期のころには白くて長い毛が密生している場合もあるようです。毛がないた色をただの「アリタソウ」、その変種で毛があるタイプを「ケアリタソウ」とする場合や、アリタソウの中に「ケアリタソウ」を含める場合があります。この記事の場合は、生育初期には白くて長めの毛が目立っていたのに、開花時には細かい毛がある程度になっていたもの、ということで、ケアリタソウとアリタソウを区別しないという内容になっています。

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/04/29 若い苗

葉は互生。長い楕円形で、縁には不規則で粗いギザギザ(鋸歯)があります。茎の下部の方の葉は大きめですが、上部の方は小さめ。特に花序が出るあたりのものは、葉というより、葉状の「苞」という感じです。鋸歯も少なくなります。

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/09/17 花期の状態

花期は7月〜10月。枝先や葉腋に細い花穂を出して、小さな花がつきます。花穂の部分には幅の狭い楕円形で、小さな葉状の「苞」が結構たくさん並んでいます。花被は5つに裂けますが、緑色だし、ほとんど目につかないような地味なものです。花には両性花と雌花の大小2タイプあって、花穂に両方混じってついています。大きくて淡い黄色の葯をつけた雄しべが飛び出していたら「両性花」、小さくて雌しべの柱頭が出ていたら「雌花」です。ただし、両性花は雄性期と雌性期があって、雌性期の場合、雄しべが見えず、淡い黄色に塊のように見えるときがあります。

【和名】アリタソウ [有田草]
【学名】Chenopodium ambrosioides
【科名】アカザ科 CHENOPODIACEAE
【撮影日】2005/09/17、2005/04/29
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

ルドベキア・タカオ

ルドベキア・トリロバタ ‘タカオ’ Rudbeckia hirta var. sericeaルドベキア・トリロバタ ‘タカオ’ Rudbeckia hirta var. sericea


「ルドベキア・タカオ」というのは、本来は北アメリカ原産の「ルドベキア・トリロバ (Rudbeckia triloba var. sericea)」の1品種なので、タイトルは「ルドベキア・トリロバ‘タカオ’」または「ルドベキア・トリロバ」と書いた方がよいのかもしれませんね。

この植物は、キク科ルドベキア属(Rudbeckia オオハンゴンソウ属)の多年草で、草丈は70cm〜1.2mほどになります。資料によっては「二年草」となっていて、種子から芽生えても、その株自体の寿命は短いのだと思います。同じ属の植物には、背が低い矮性種や高性種などがあり、まとめて、単に属名の「ルドベキア」と呼ばれることも多いです。

例えば、草丈が高く筒状花が黄緑の「オオハンゴンソウ (Rudbeckia laciniata)」や、背丈は低めですが大きめの花をつける「アラゲハンゴンソウ (Rudbeckia hirta)」などがよく見られます。2種とも北アメリカ原産で、観賞用に植えてあったり、野生化していたりです。筆者のいる近所では、この夏、特に「アラゲハンゴンソウ」が大量に咲いていました。

「ルドベキア」って、ちょっと口に出していうと、つっかかって何だか言いにくいですが、「ルドベキア」というのは、スウェーデンの「Rudbeck」という植物学者の人の名前からきているのだそうです。学名って、結構人の名前に因むものって多いですよね。

ルドベキア・トリロバタ ‘タカオ’ Rudbeckia hirta var. sericeaルドベキア・トリロバタ ‘タカオ’ Rudbeckia hirta var. sericea


茎には粗い毛が多く、細くて赤みを帯びています。茎の株の葉は3つ程度に裂けていますが、中部から上部にかけてつく葉は、細長い卵形で先がとがっています。葉柄も株の葉にはありますが、上に行くほど短くなり、無柄になります。というよりちょっと抱きぎみになりますね。

花期は7月〜10月。特に茎の上部ではたくさん枝分かれして、たくさんの「頭花」を上向きにつけます。頭花は直径3cm〜4cmほど。ルドベキアの中では小輪で、花数は多いです。周辺部には黄色い花びらに見える「舌状花」が、8枚程度あります。中央部分のこげ茶色の部分には、「筒状花(管状花)」があります。この部分は咲き進むにつれて、球状に盛り上がってきます。同じようにたくさん開花していても、真夏の炎天下での姿と秋の姿が何となく違って見える、そんな気がします。

【品種名】ルドベキア・タカオ (‘Takao’)
【和名】オオミツバハンゴンソウ
【英名】thin-leaved coneflower
【別名】ルドベッキア
【学名】Rudbeckia triloba var. sericea (Rudbeckia hirta)
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/08/17
【撮影地】東京都日野市

■Trackback
庭の植物 A to Z」さんの記事「ルドベキア タカオ
ど派手な同属の花のなかでも、どこか野草的な雰囲気もあるタカオ。その咲き誇る姿が堪能できます。

■Trackback People : Yellow Flowers

posted by hanaboro at 19:12| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(1) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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