2005年09月06日

ストケシア

ストケシア Stokesia laevis


ストケシアは、北アメリカ南部原産のキク科ストケシア属(ルリギク属 Stokesia)の多年草です。茎はよく枝分かれして、草丈は30cm〜50cm程度になります。耐寒性があり、種子はだいたい秋まき。鉢植えや花壇で観賞用に栽培されます。

「根生葉」は長さ10cm〜20cmほどの幅が広めの披針形。付け根の方は細く縁に毛が生え、長い葉柄があります。上にのびた茎に生える「茎葉」には柄がなく、付け根の方は茎を抱いています。ふつう縁に鋸歯(ギザギザ)はありません。

花期は6〜10月。よく分枝した枝の先にそれなりに大きめの頭花をつけます。花は青紫色のものが多く、花びら(筒状花)の先が切れ込んでいるので、「ヤグルマギク (Centaurea cyanus)」にも似た感じがあります。花色は青紫色のほかに白色、赤色、桃色、黄色などがあります。

頭花の直径は8cmくらい。キク科の植物なので、1つの頭花はたくさんの小花によってできています。キク科の花によくあるパターンは、花の周辺部分にいわゆる花びらに見える「舌状花」があって、中心部分には「筒状花(管状花)」があるというものです。しかし、ストケシアの場合は「舌状花」はなく、小花はすべて筒状花からなります。つまり、ふつうだったら花びらに見えるのは「舌状花」ですが、ストケシアでは「筒状花」が花びらに見えています。ストケシアの筒状花は周辺部分にあるものは大きくで、中心部分のものは小さくなります。先は5つに裂けているので結構ギザギザです。

花の外側にある「総苞」は球形で淡い緑色、そこには細長い楕円形〜披針形の緑色の「総苞片」があります。総苞片は葉状で付け根の方の縁にはトゲのような目立つ毛があります。写真はすでに花は終わって、筒状花はもう残っていませんが、総苞片の様子はよくわかります。よく見れば、もう1度、花が咲いているようでもあり、何ともおもしろい形です。

学名の「Stokesia」は、イギリスの植物学者「Jonathan Stokes」という人の名前からきているそうです。また種小名の「laevis」には、「平滑の」という意味があります。少なくとも総苞片の縁を見て命名されたものではないでしょうね。

【一般名】ストケシア
【和名】ルリギク (瑠璃菊)
【英名】Stokes' aster
【学名】Stokesia laevis
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/08/17
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : Blue Flowers

posted by hanaboro at 17:12| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。