2005年09月15日

ニチニチソウ

ニチニチソウ Catharanthus roseus


ニチニチソウは、主にマダガスカルなどの熱帯原産のキョウチクトウ科Catharanthus属(ニチニチソウ属)の多年草です。原産地では茎が木質化しますが、日本では耐寒性がないために、ふつう春まき一年草として栽培されています。日本に入ってきたのは江戸時代の中ごろのことだそうです。

はじめは、Vinca属(ツルニチニチソウ属)に分類されていたのですが、後にCatharanthus属に変更されました。しかし、まだVinca属に分類する見解もあるそうです。日本で流通する場合、最初に命名されたときの属名「ビンカ」と呼ばれることが多く、「カタランサス」なんてという名前で呼ばれていることは、ないのではないでしょうか。

ちなみに、最初の学名は「Vinca rosea L.」で、最後にある「L.」はこの学名の命名者「リンネ」のことです。リンネ(Carl von Linne 1707-78)は、スウェーデンの博物学者で、生き物の学名を、「属名」と「種小名」の2つのラテン語で表す「二名法」によって生物の分類体系をつくり、「分類学の父」と呼ばれています。

ニチニチソウ Catharanthus roseusニチニチソウ Catharanthus roseus


よく枝分かれして、草丈は20cm〜50cm。矮性種だと20cm〜30cm、高性種の場合だと50cmくらい、匍匐性のタイプもあります。真夏の暑さと強い日差し、そして乾燥に強く、ひと夏中、次々と咲き続ける夏花壇の代表花。1つ1つの花は数日で終わって、特にしおれてなくても落ちてしまいますが、新しい花へと日々咲き変わっていくことから、「日日草」と呼ばれているそうです。

葉は対生。細長い楕円形。色はふつうは濃いめの緑色で、表面には光沢があります。縁にはギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。主な葉脈が白っぽくて目立ちます。

花期は7月〜10月。茎の先や上部の葉の脇(葉腋)に花をつけます。花冠の直径は2cm〜4cmくらい。先が5つに裂けていて、5弁花に見えますが、下部は細長い筒状になっています。ガクは茎に近いところにあって、先は5つに裂けて、裂片は細長く先がとがっています。小さいし、付け根の方なのであまり目につくものではないかもしれません。

花色は、白、ピンク、赤、濃い赤紫などです。薄いピンクや白色に中心の目の部分が赤っぽい濃い色というタイプもよく見かけます。しかも、矮性で、花弁が大きく丸くて隙間なく重なり合っている品種、最近多いですね。蕾のときはパラソルをたたんだようになっていて、開くと花冠裂片は一方向に少しずれて重なるらせん状(回旋状)です。花筒の部分は蕾のころはまだ短いですが、開花するころにはかなり長〜くなっています。

【和名】ニチニチソウ [日日草]
【別名】ビンカ、ニチニチカ [日日花]
【英名】Rose periwinkle
【学名】Catharanthus roseus (Vinca rosea)
【科名】キョウチクトウ科 APOCYNACEAE
【撮影日】2005/08/17
【撮影地】東京都日野市

この写真を写させてもらった花壇では、もう、ニチニチソウの姿はなく、小菊の苗に植え替えられていました。季節の変わり目は、どことなく淋しさが漂うものですね。撮影しているときは、炎天下でめまいがしそうだったのに。

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posted by hanaboro at 20:13| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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