2005年09月19日

アリタソウ

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/09/17 開花前の株

アリタソウは、南アメリカ原産のアカザ科アカザ属(Chenopodium)の一年草です。日本を含むアジアのほか、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界中に広く見られます。写真のものはいずれも河原で撮影したものですが、都市部の道ばたや荒れ地などにも多く見られます。茎は下の方は少し横にはう感じもありますが、だいたいまっすぐ〜斜めにのびて、よく枝分かれします。草丈は30cm〜90cmくらいです。葉の裏面には「腺点」があって、特有の臭いがします。家畜には有害なのだとか。

茎や葉に生える白い毛の量ですが、これは個体差があると思います。それに開花期の茎の上部にはほとんど毛がないものも、生育初期のころには白くて長い毛が密生している場合もあるようです。毛がないた色をただの「アリタソウ」、その変種で毛があるタイプを「ケアリタソウ」とする場合や、アリタソウの中に「ケアリタソウ」を含める場合があります。この記事の場合は、生育初期には白くて長めの毛が目立っていたのに、開花時には細かい毛がある程度になっていたもの、ということで、ケアリタソウとアリタソウを区別しないという内容になっています。

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/04/29 若い苗

葉は互生。長い楕円形で、縁には不規則で粗いギザギザ(鋸歯)があります。茎の下部の方の葉は大きめですが、上部の方は小さめ。特に花序が出るあたりのものは、葉というより、葉状の「苞」という感じです。鋸歯も少なくなります。

アリタソウ Chenopodium ambrosioidesアリタソウ Chenopodium ambrosioides
2005/09/17 花期の状態

花期は7月〜10月。枝先や葉腋に細い花穂を出して、小さな花がつきます。花穂の部分には幅の狭い楕円形で、小さな葉状の「苞」が結構たくさん並んでいます。花被は5つに裂けますが、緑色だし、ほとんど目につかないような地味なものです。花には両性花と雌花の大小2タイプあって、花穂に両方混じってついています。大きくて淡い黄色の葯をつけた雄しべが飛び出していたら「両性花」、小さくて雌しべの柱頭が出ていたら「雌花」です。ただし、両性花は雄性期と雌性期があって、雌性期の場合、雄しべが見えず、淡い黄色に塊のように見えるときがあります。

【和名】アリタソウ [有田草]
【学名】Chenopodium ambrosioides
【科名】アカザ科 CHENOPODIACEAE
【撮影日】2005/09/17、2005/04/29
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 茎など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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