2005年11月10日

ウリカエデ

ウリカエデ Acer crataegifolium


ウリカエデは、本州東北南部以西、四国、九州に分布し、低山の比較的明るい雑木林などに生える落葉高木です。高さは6mくらいになります。樹皮は緑色っぽい灰色。「ウリハダカエデ」とそっくりな樹皮で、特に若い枝では緑色が目立ちます。その樹皮の様子を「瓜」に例えて「ウリカエデ」というそうです。

葉は対生。日本でふつうに見られるカエデ属の中では、葉がもっとも小さいです。葉は卵形で長さは4cm〜8cm。ふつう3つに裂けますが、5つに裂けている場合もあれば、裂けない場合もあります。縁のギザギザ(鋸歯)は鋭いものではないですが、はっきりとあることがわかります。

樹皮の似ているウリハダカエデの葉も、先が3つに裂けますが、全体にかなり大きくて、葉身が幅広く五角形のようになります。また、街路樹としてよく植えられている「トウカエデ」の場合は、3つに裂けた裂片は三角形に近くて縁には鋸歯が低くて目立たず、ほとんど全縁のこともあります。それにトウカエデの樹皮は激しく縦に裂けるという大きな特徴があります。

ウリカエデ Acer crataegifoliumウリカエデ Acer crataegifolium


冬芽は小さくてあまり目立つものではないけれど、11月上旬、すでに細い枝先に冬芽を見つけることができます。細い枝は無毛で、冬芽は紡錘形で、1対の「芽鱗」に包まれています。その小さな冬芽には短い柄があって、その下に葉のついていた痕跡の「葉痕」が見られます。葉痕はU字形で対生です。葉が対生なので葉痕も対生。

花期は4月〜5月。葉の展開と同じころ、枝先から総状花序が出て、小さな花を10個程度つけます。雄花と雌花が別の株につく雌雄異株。花序の長さは5cmほどで、1つ1つの花の直径は1cmに満たないくらい、花の色は淡い黄色です。果実はカエデ類に特徴的なプロペラのような赤っぽい「翼果」。2つが向き合ってついていて、ほぼ水平に開きます。種子は、付け根のあたりのちょっと膨らんだ部分に1つずつ入っています。秋の紅葉は、はじめ黄色に色づいて、後に赤みを帯びてきて落葉します。

【和名】ウリカエデ [瓜楓]
【学名】Acer crataegifolium
【科名】カエデ科 ACERACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事
トウカエデ

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 18:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 樹皮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

トキワハゼ

トキワハゼ Mazus pumilus


トキワハゼは、北海道〜九州まで広く分布し、田畑や道端などにごくふつうに見られる一年草です。花もほとんど一年を通してみることができます。ゴマノハグサ科サギゴケ属(Mazus)属の植物で、草丈は5cm〜15cmくらい。ムラサキサギゴケと違って、走出枝はありません。

立ち上がった茎の葉はごく小さな苞葉みたいなもので、あまり上部まではついていません。根もとの葉は少し大きめ、ちゃんと葉だとわかるような葉です。長さは葉柄の部分も含めて2cm〜5cm、幅1cmくらいです。幼植物の状態では、葉身は長さ、幅ともに1cmほど。11月上旬、今芽生えているものはこのまま越冬するのでしょうかね。。。

トキワハゼ Mazus pumilus


花期は4月〜11月。場合によっては、冬でもちらほらと見られることもあります。花冠は上唇と下唇に分かれる「二唇形」。上唇は小さく紫色で、先は2つに裂けて、裂片の先はとがっています。下唇はごく淡い紫色で、先が3つに分かれて横に広がります。下唇の中央部分は2本、隆起したような状態になっていて、黄色と褐色の斑紋があります。そこには毛も生えています。ガクは長さ5mmくらいで、中ほどまで5つに裂けます。

「ムラサキサギゴケ」に似ているところがありますが、トキワハゼの方は花が小さめで、色は薄くて、茎がヒョロリと立ち上がっています。

【和名】トキワハゼ [常盤はぜ]
【学名】Mazus pumilus
【科名】ゴマノハグサ科 SCROPHULARIACEAE
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 20:51| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニシキソウ

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


ニシキソウは、本州、四国、九州に分布し、道端や畑などに生育する一年草です。多くの図鑑では、トウダイグサ科トウダイグサ属(Euphorbia)と表記されているのではないでしょうか。当ブログでも「コニシキソウ」や「オオニシキソウ」をトウダイグサ属としてきましたが、これらは、近年、ニシキソウ属(Chamaesyce)に分類されるようになっているようですね。それにならって訂正しようと思います。

茎はよく枝分かれして、地面をはうように広がりますが、茎の途中からは根が出ないので、やや地面から離れて低い位置で斜めにのびます。茎の長さは10cm〜25cmほどです。茎は赤く、毛は生えていますが、やや長めの軟毛がまばらな感じで生えていて、コニシキソウのように短毛が密生して白っぽく見えるほどではありません。赤さが際立ちます。ニシキソウという名前は、その緑色の葉の色と赤い茎の色を「錦」にたとえての名前だといいます。

葉は対生。長さは5mm〜1cm、幅は5mm前後の長楕円形。やや先端に近い部分が幅広くなっていることが多いです。付け根の方は左右対称でなくちょっといびつな形をしています。縁には不規則な浅いギザギザがみられます。コニシキソウの葉によく見られる黒っぽい斑紋は、ニシキソウの葉にはないか、あっても目立つものではないということです。

ニシキソウ Chamaesyce humifusa


花期は7月〜10月。枝の先の葉腋(葉の脇)からいくつかの「杯状花序」を出します。「総苞」の部分は釣鐘形で、その先端部分に「腺体」が4つほどついています。その腺体には赤っぽい小さな花弁のような「付属体」があります。この付属体の有無がトウダイグサ類との違いでもあります。

果実は「さく果」で、3つの稜のある独特の球形で、表面に毛がないことがポイントです。コニシキソウの場合は白い毛がたくさんはりつくようについていて、ハイニシキソウの場合は稜の部分に長い軟毛が生えています。若い時期には黄色っぽい。直径は2mmくらいと小さなものですが、赤い柄の部分などとの対比でよく目立ちます。

【和名】ニシキソウ [錦草]
【学名】Chamaesyce humifusa
【科名】トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE
【撮影日】2005/10/31
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事
コニシキソウ
オオニシキソウ

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 18:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

イタヤカエデ

イタヤカエデ Acer pictumイタヤカエデ Acer pictum


イタヤカエデは、北海道、本州、四国、九州に分布し、低山〜ブナ帯に生えるカエデ科カエデ属(Acer)の落葉高木です。カエデの中でも特に大きな木になるカエデで、高さは15m〜20mに達します。樹皮は灰褐色。老木になると縦の裂け目が目立つようになります。樹形は整っていて、葉はたくさん重なってよく茂ります。その様子を板で葺いた屋根に見立てて、「イタヤカエデ (板屋楓)」というそうです。樹液には糖分が多く含まれていて、サトウカエデのように、メープルシロップをつくることも。

葉は対生。葉は3つ〜9つ、多くは5つ〜7つに分かれて、裂片の先は細長く尾状にとがっています。カエデ類をチェックするとき、葉裏の付け根のあたりの毛がポイントの1つですが、イタヤカエデは生えていることが多いです。そしてこの部分以外はだいたい無毛。葉柄は長くて5cm〜10cm以上にもなります。

葉の縁はちょっと波うつので、一見、細かなギザギザがあるようにも見えますが、鋸歯(ギザギザ)はなく全縁です。葉の大きさや切れ込みの深さ、葉の色や毛の状態にはいろいろと変異が多くて、一口にイタヤカエデといっても、多くの種内分類群が認められ、ある程度地域によっても違うタイプが見られたりします。たとえば、かなり葉の切れ込みの深い「エンコウカエデ」、裏面に毛が多く切れ込みの浅い「オニイタヤ」、裏面脈上に毛のある「アカイタヤ」、「エゾイタヤ」など、他にも多数あります。

これらの種内分類群も葉の縁に鋸歯がないということが、同属の他種と明らかに違う点なので、多くの種内変異を含めて「イタヤカエデ」と広く捉えておいても、とりあえずはよいのかもしれません。また、幼木の場合、切れ込みが深くなる場合も多いので、なかなか難しいところです。

イタヤカエデ Acer pictum


花期は4月〜5月。葉の展開に先駆けて開花しはじめます。花序は散房花序、その年にのびた枝の先につきます。1つ1つの花の直径は5mm程度のもので黄緑色。春の景色によく似合う色合いです。雄花と両性花が同じ株につく雌雄同株。

果実は「翼果」で、長さは2cmくらい、熟すと茶色になります。開く角度が小さいものから直角に開くものまで変異に富みます。それで、しばしば、翼果の開く角度によっても細かく分けられています。

秋の紅葉は赤ではなく、黄色。美しく鮮やかな黄葉です。写真のものはもう茶色くなっていて、足元にはたくさんの落葉。枝先にはもう冬芽も見えていました。

【和名】イタヤカエデ [板屋楓]
【学名】Acer pictum (広義のイタヤカエデ)
【科名】カエデ科 ACERACEAE
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 19:14| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(2) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliataナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata
左:花が終わり気味のころの花序の後ろ側。
右:枯れた状態で苞くらいしか確認できない。苞はナギナタコウジュの特徴が出ていましたが穂はフトボタイプのように太めに見えています。

ナギナタコウジュは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の林縁や道ばたなどに生育する一年草です。シソ科ナギナタコウジュ属の植物で、草丈は30cm〜60cmほどになります。茎は四角く角ばっていて、軟毛が生えています。同属の「フトボナギナタコウジュ」とはよく似ていますが、葉の幅がやや狭く、苞の形状に違いがあります。名前は、花が花序の片側にだけつく様子を「薙刀」に見立てたものだそうです。かなり強烈な香りがあるので、人によってはくさいと感じるかもしれません。筆者は大丈夫ですけれど。

葉は対生。やや幅の狭い卵形で先はとがります。縁には鋸歯(ギザギザ)があります。長さは3cm〜8cmくらい、幅は1cm〜3cmくらい。フトボナギナタコウジュより細長い葉です。

花期は9月〜11月。枝先からのびた花序に、小さな花が片方にだけ密につきます。花は淡い紅紫色の唇形花。花冠は長さ5mmくらいですが、毛がたくさん生えていてモシャモシャしています。この毛は花冠が細かく裂けたその先が毛のような状態になっている感じです。花序の後ろ側に整然と並ぶ大きな苞が目立ちますが、ガクもちゃんとあります。ガクは先が5つに裂けて、裂片の先はとがっています。ガクにも毛がはえています。

苞は平べったい円形で先端は細くとがります。とがった部分の長さは1mm〜2mm。だいたい苞の中央部で幅が最大になり、縁にだけ短毛があります。フトボナギナタコウジュの場合は、より先端に近い位置で幅が最大になって、縁の毛は長く、苞の外側の面には短毛が多く生えています。先のとがった部分の長さがナギナタコウジュの方がほんの少し長めです。

まだ堅く青くて若い花穂は苞もはりついたような状態で、しまって細く見えます。でも、フトボの方は長さも短く太くて野暮ったい感じ。

ナギナタコウジュ Elsholtzia ciliata
堅い花序

フトボナギナタコウジュとの花穂の太さの違いですが、実際の太さを何cmとはかった場合には、大きな違いはないくらいだと思います。ですが、フトボナギナタコウジュの場合、毛が長く開出している分、あるいは、苞の形が先端部分で広くなっている分、花穂の太さがフトボナギナタコウジュの方が太く見えるのではないでしょうか。実際の太さというより、そういう印象、錯覚ということかもしれません。

また、ナギナタコウジュの方に多いと思いますが、花序の中軸や苞が濃い赤紫色を帯びているとしまって見えますし、フトボナギナタコウジュの苞の毛が白くて長いと膨張して見える、そんな感じもあるでしょうね。もちろん、個体や生育段階などでもいろいろ違って見えますし、この点ではっきり分けられるわけではないですね。

ということで、実際には穂の太さだけでは、両者の区別は難しい場面があって、両者の区別の決め手は、花穂の太さというより、苞の形と苞の毛の状態、葉の形ということになりますね。ただ何となくフトボタイプに2型あるのではないかな、なんて思い始めた今日この頃。。。

【和名】ナギナタコウジュ
【学名】Elsholtzia ciliata
【科名】シソ科 LABIATAE (LAMIACEAE)
【撮影日】2005/11/06、2004/11/28、2004/09/23
【撮影地】東京都檜原村、山梨県

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 13:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月07日

タマアジサイ

タマアジサイ Hydrangea involucrataタマアジサイ Hydrangea involucrata


タマアジサイは、本州東北南部〜紀伊半島の主に太平洋側の地域、伊豆諸島や北陸などに分布し、山地の谷沿いに生育する落葉低木です。よく枝分かれして、高さは1m〜2mくらいです。特に若い枝には細かな毛がたくさんあります。

葉は対生。長さ20cmほどの楕円形で、先はとがっています。葉柄は1cm〜5cmくらいあります。縁には細かなギザギザ(鋸歯)があります。この鋸歯の状態は非常に特徴的で、日本でふつうに見られる他のアジサイとはかなり違っています。見た目は厚く堅い感じで、全体に堅い毛が多く、触るとザラザラします。表面にはセイヨウアジサイやガクアジサイのような光沢はありません。

花期は7月〜9月。一般的な「アジサイ」や「ヤマアジサイ」よりは遅めの開花です。花は枝先の「散房花序」につきます。完全に咲いてしまうとヤマアジサイなどとそう変わらない感じもしますが、決定的に違うのは、その開花前の蕾の時期の形。蕾のときの花序は「総苞」に包まれていて、玉のような形をしています。その玉の部分の直径は3cmくらいです。その玉が見え始めてから開花まではちょっと時間がかかる感じ。開花すると「総苞」は落ちてしまいます。タマアジサイという名前は、その開花前の花序の様子からきています。

花序の周辺部にあって花弁のように見えているのは、「装飾花」のガク片の部分です。中央部には紫色の「両性花」があります。開花してすぐのころには、両性花、装飾花ともに、紫色の花弁がちゃんと見られます。でもこれは結構早い段階で落ちてしまいます。両性花のガク片はごく小さな突起のようなものですが、装飾花の場合は、そのガク片が大きく発達して、白いガク片の上に青い花弁が乗ったような状態になります。

ガク片、花弁ともに4枚〜5枚、雄しべは10個くらいあります。雌しべの花柱は2個〜3個で、果実の時期にも角のような感じで残っています。花が終わった果実に時期には、やっぱり装飾花は裏返しになってしまいます。装飾花のガク片も脱落せずに、よく残っています。果実は「さく果」で、直径3mmくらいの角つき。

【和名】タマアジサイ [玉紫陽花]
【学名】Hydrangea involucrata
【科名】ユキノシタ科 SAXIFRAGACEAE
(アジサイ科 HYDRANGEACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

このところの関東地方の日曜日。ずっと雨ですね。写真撮るのも植物観察もままならないですね。

■当ブログ内関連記事
アジサイ
ヤマアジサイ
ガクアジサイ

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 20:20| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メナモミ

メナモミ Sigesbeckia pubescensメナモミ Sigesbeckia pubescens


メナモミは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の道端や荒れ地に生える一年草です。茎は赤褐色を帯びていて、草丈は60cm〜1.2mほどになります。特に茎の上部には開出した白色に毛が密生しています。よく似た種の「コメナモミ」の茎にも毛はありますが、長い毛ではありませんので、その部分をチェックすれば区別は難しくありません。また、関東以西、四国、九州には「ツクシメナモミ」がありますが、葉が細長くて浅く切れ込みます。

葉は対生。幅の広い卵形〜三角形っぽい形。長さは10cm〜20cm近くになり、幅も5cmくらいから20cm近くになります。付け根の方は次第に細くなって葉柄に流れる感で。葉にも毛がたくさんあって、触るとフサフサします。しばしば表面は赤みを帯びて、葉脈も赤くなります。

花期は9月〜10月。茎の先や葉の脇(葉腋)から花序を出して、先に黄色い頭花をいくつかつけます。頭花は直径2cmくらい。周辺部には黄色の「舌状花」が並んでいます。舌状花の先はふつう3つに裂けています。中央部には「筒状花(管状花)」があって、やっぱり色は黄色。ふつう筒状花は両性花で、舌状花は雌性です。

そして、頭花の周りにはまず、ふつうだったら総苞片かなと思う部分には、「鱗片」が見えます。小花は1つずつその鱗片に包まれた状態です。そして、その外側に本当の「総苞片」が5つあります。総苞片は長く外側に突き出して、何だか違う生き物がそこにいるような形状です。

鱗片や総苞片には、先がプツプツのある「腺毛」が生えています。プツプツの部分は、腺毛から出た粘液が球状の滴になったものなので、触るとネバネバします。メナモミの場合は、頭花の柄の部分にも腺毛がありますが、コメナモミは柄には腺毛がありません。

果実は長さ3mm程度で、腺毛の生えた「鱗片」に包まれ、その外側には腺毛のある「総苞片」があります。そこからはネバネバの粘液が出ていて、それによって動物の体や衣服にくっつきます。オナモミ類の場合は腺毛ではなくカギ状のトゲによって衣服などに付着しますが、メナモミ、コメナモミの果実は粘液によってくっつきます。

【和名】メナモミ
【学名】Sigesbeckia pubescens
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/06
【撮影地】東京都檜原村

■当ブログ内関連記事
コメナモミ

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 18:23| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

ヤブムラサキ

ヤブムラサキ Callicarpa mollis


ヤブムラサキは、本州、四国、九州に分布し、雑木林の林内などに生育するクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。同属の植物は、東海や近畿地方より西や南の地域にはいくつもの種が分布していますが、筆者の近辺で見られるものは、「ムラサキシキブ (Callicarpa japonica)」に「ヤブムラサキ」、そして植えられた「コムラサキ (Callicarpa dichotoma)」くらいです。

若い枝には星状毛が多く、高さは2m〜3mほどになります。同じような場所に生える「ムラサキシキブ」によく似ていますが、葉や花などに星状毛が密生していることで、花や実の感じ、葉を触った感じが違った印象になります。

葉は対生。幅の広い卵形〜卵状楕円形。先が尾状に細長くなります。長さは5cm〜10cm以上にもなります。縁には鋸歯(ギザギザ)がありますが、付け根のやや丸みを帯びたあたりには、ギザギザが見られないことが多いです。質は薄くやわらかめ、表面には短毛、裏面には星状毛がたくさん生えているので、触るとフサフサします。ムラサキシキブの葉にも細かい毛はありますが、触ってもあまりフサフサ感はありません。形や大きさは区別がつかないですが、触れば解決するかもしれません。

花期は6月〜7月。葉の脇(葉腋)から出た「集散花序」に、数個の花をつけます。花数はそれほど多くなく、柄の部分が短いので、コムラサキよりはこじんまりとした塊になり、葉の陰に隠れるようなつき方になります。それにコムラサキの場合は、花序の出る位置が、葉腋とちょっとずれたところから出ます。

花は直径4mmくらいで、色は淡い桃紫色です。花冠の先は4つに裂けて、裂片はよく開いて反り返ります。ガクに毛が密生しているところがポイントです。中央部分からは4本の雄しべと、1本の雌しべが突き出します。

果実は球形で、直径4mmくらい。秋に熟すと紫色になります。果実の時期にも毛が密生したガクが残っているので、ムラサキシキブ、コムラサキとの違いがわかります。ただし、ムラサキシキブとの雑種も認められていて、「イヌムラサキシキブ (Callicarpa x shirasawana)」と呼ばれています。

果実が色づくころには、すでに芽も目立ち始めます。ヤブムラサキの冬芽は、ムラサキシキブと同様、やっぱり「芽鱗」のない「裸芽」です。葉は黄色くなって落葉し、その後は紫の果実と白っぽい冬芽のコラボレーションがしばらく楽しめます。

【和名】ヤブムラサキ [藪紫]
【学名】Callicarpa mollis
【科名】クマツヅラ科 VERBENACEAE
【撮影日】2005/11/05
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事
ムラサキシキブ

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 17:23| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(2) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フトボナギナタコウジュ

フトボナギナタコウジュ Elsholtzia nipponica


フトボナギナタコウジュは、本州の関東以西、九州に分布し、山地の林縁部などの草地に生育する一年草です。シソ科ナギナタコウジュ属(Elsholtzia)の植物で、同属の「ナギナタコウジュ(Elsholtzia ciliata)」と同じように、縦長の花序の片方に花が片寄ってつき、その反対側には「苞」がきれいに並んでつく、独特の形をしています。また、強い香りがあるのも特徴です。

フトボナギナタコウジュは、ナギナタコウジュに比べると、葉の幅が広くて長さは短め、名前の通り花序が太く短めでボテッとしています。全体にナギナタコウジュは細く堅くしまった感じ、フトボナギナタコウジュの方が野暮ったい感じです。草丈は30cm〜50cmくらいで、茎には軟毛が見られます。

葉は対生。広卵形で、先はとがります。長さは2cm〜5cmくらい、7cmほどになることもあります。幅は2cm〜4cm程度。縁にはギザギザ(鋸歯)があります。葉柄は1cm〜2cmくらいです。

フトボナギナタコウジュ Elsholtzia nipponica


花期は9月〜10月。茎の先に花穂が出て、片側に小さな花が蜜につきます。花穂は後ろ側にやや反り返ります。花穂の幅は1cmくらい、長さは2cm〜5cm。

その穂でもっとも目につくのは、花冠やガクよりも「苞」かもしれません。苞の先は急激に細くなってとがります。毛が目立つのが特徴です。花冠は淡い紅紫色で、毛が生えています。長さは5mmあるかなというくらいです。中には4本の雄しべがあって、少し突き出ます。4本のうち2本が長めです。ガクの先は5つにさけて、やっぱり毛があります。フトボナギナタコウジュの花穂は、あちこち毛があってかなりケバケバです。

ナギナタコウジュとの細かい違いを見るならば、「苞」の部分の形に注目します。ナビナタコウジュの苞は、だいたい中央部分で幅が最大になります。苞の縁に短毛がありますが、外側の部分にはふつう毛がありません。一方、フトボナギナタコウジュの場合は、苞のちょっと先端よりの部分で幅が最大で、丸っこい扇形。そして外側には短毛が多く、縁には長い毛が目立ちます。

【和名】フトボナギナタコウジュ [太穂薙刀香*じゅ]
【学名】Elsholtzia nipponica (Elsholtzia argyi var. nipponica)
【科名】シソ科 LABIATAE (LAMIACEAE)
【撮影日】2005/11/05
【撮影地】東京都日野市

*)「じゅ」は、「草冠」の下に「需要」の「需」です。

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 13:05| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

キヅタ

キヅタ Hedera rhombea


キヅタは、北海道の一部、本州、四国、九州に分布し、山野の林内などに生える常緑のつる性の植物です。茎からはひげのような「気根」が密に出て、それによって他の樹木などに付着して這い登っていきます。ウコギ科キヅタ属(Hedera)の植物で、園芸植物としておなじみの「アイビー(フイリセイヨウキヅタ Hedera helix ’Argenteo-variegata’)」と同じ仲間です。キヅタは大きく成長して、花期のころに花の近くに見られるような葉は切れ込みがありませんが、若い茎につく葉などは先が3つ〜5つに裂けて、アイビーみたいです。

葉は互生。楕円形〜卵形で、先はとがっています。時にひし形っぽくて、長さは5cm前後。縁にはギザギザ(鋸歯)はなく、全縁です。革質で厚く、色は濃いめで、表面には光沢があります。斜めに並行して走る葉脈がよく目立ちます。花期には花序の下の部分に集まってついているような感じになります。

花期は10月〜11月。球形の「散形花序」を出してたくさんの花をつけます。花序の直径は3cmくらいで、柄の部分には褐色の鱗状の毛が見られます。同じくらいの時期に花を咲かせる「ヤツデ」も、属は違いますが同じウコギ科で花序が球形ですね。球形の花序では、軸の先から放射状に出た柄の先に花がついています。花色は黄緑色。1つ1つの花には小さな5つの花弁があります。

果実は球形で、直径は7mmくらい、熟すと黒くなります。冬枯れの野山で、すっかり葉を落とした落葉樹に絡まる常緑のキヅタ。そんな光景が目に付く季節も間近に迫ってきているのだなと感じます。

【和名】キヅタ [木蔦]
【別名】フユヅタ
【学名】Hedera rhombea
【科名】ウコギ科 ARALIACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 蔓(ツル)植物

posted by hanaboro at 20:25| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノガリヤス

ノガリヤス Calamagrostis brachytricha


ノガリヤスは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の雑木林などの縁の草地などに生える多年草です。根もとからたくさんそう生して、茎(稈)は、高さ50cm〜1mくらいまでなります。

ノガリヤスは、イネ科ノガリヤス属の植物です。同属の植物は日本には20種ほども知られていて、なかなか同定が難しいです。そういうときは、生育地によって、少し候補となる種を絞り込んでみます。今回の場合は、生育地が特に特徴のない丘陵地の林縁部、パッと見の特徴からだいたいノガリヤスかヒメノガリヤスだろうと絞ってみます。あとは芒が長く突き出ているかどうかで、今回のは芒が長いのでノガリヤスにたどり着くわけです。

葉は長さ30cm〜50cm、幅は6mm〜1.2cm程度の細長い線形です。葉の表面は触るとザラザラします。葉がよじれて茎にまとわりつくようになっていて、「葉舌」を写真におさめようとめくってもすぐ元に戻ってしまいます。

ノガリヤス Calamagrostis brachytrichaノガリヤス Calamagrostis brachytricha


花期は8月〜10月。茎の先に20cm〜50cmくらいの円錐花序が直立します。色はやや紫色を帯びた淡い緑白色。花序からはたくさんの小枝が出て、さらにいくつもの「小穂」がつきます。

1つの小穂にはつく「小花」は1つだけ。小花の外には2つの「苞頴」があって、小花の長さとほとんど同じくらいです。芒は苞頴よりは内側にある「外花頴 (護頴)」という部分の先から出ます。外花頴の長さも苞頴や小花の長さと同じくらいです。ヒメノガリヤスの芒は短くて苞頴より外に出てこないです。また、小花の基部には白い毛が生えています。ただし、その様子は苞頴を開いてみないとわからないですね。

【和名】ノガリヤス [野刈安]
【学名】Calamagrostis brachytricha
【科名】イネ科 GRAMINEAE (POACEAE)
【撮影日】2005/11/04
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 野草people

posted by hanaboro at 18:33| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

コバノガマズミ

コバノガマズミ Viburnum erosum


コバノガマズミは、本州の東北南部以西、四国、九州に分布し、丘陵地や山地の林内などに生える落葉低木です。スイカズラ科ガマズミ属(Viburnum)に分類され、高さは2m〜4mほどになります。

葉は対生。少し細長い卵形で、先はとがっています。葉の長さは4cm〜10cmくらい、縁のギザギザ(鋸歯)は粗めです。ふつうは表裏ともに「星状毛」があり、脈上には細かな毛が生えています。特に若い葉はビロード状。葉柄や若い枝にも星状毛が見られます。ただし、葉の毛の状態や葉の形はいろいろ変異の多い部分で、なかなか難しいですね。

葉には星状毛とともに「腺点」も散らばっていて、葉の付け根には1対か2対の「腺体」があります。葉柄は短くて2mm〜4mmほどしかありませんが、葉柄の基部にはよく小さな「托葉」が見られます。「ガマズミ (Viburnum dilatatum)」や「ミヤマガマズミ (Viburnum wrightii)」では葉柄がもう少し長く1cm以上になります。

花期は4月〜5月。「ガマズミ」より少し早めに開花しはじめます。その年にのびた枝(本年枝)の先から、「散房花序」が出て、たくさんの花をつけます。花序は直径5cmくらいに横に平べったい感じで、開花期には上を向いていますが、果実の時期には垂れ下がってきます。花冠は白色、直径は5mmくらい。先が5つに裂けて、その裂片が平たく開くので、5弁花に見えます。雄しべは5本です。

果実は球形の「核果」で、秋、9月〜10月になると真っ赤に熟します。今回、見られたものではまだ葉は緑色でしたが、この後、赤く紅葉します。そして、さらに季節が進むと、いよいよ冬芽の目立ちはじめます。

冬芽は長さ5mmくらいの卵形で、花芽と葉芽の入った「混芽」は丸っこく、「葉芽」はほっそりしています。芽を包む「芽鱗」が2対あって、外側の1対は小さくなっています。この冬芽にも褐色の星状毛が密生します。

【和名】コバノガマズミ
【学名】Viburnum erosum
【科名】スイカズラ科 CAPRIFOLIACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

■当ブログ内関連記事
ガマズミ

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 18:18| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月02日

ナツハゼ

ナツハゼ Vaccinium oldhamii


ナツハゼは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の乾燥した林縁などに生育する落葉低木です。ツツジ科スノキ属に分類されていて、黒褐色の果実をつけます。よく小枝を出して、高さは2m〜3mくらいまでなり、若い小枝には腺毛が見られます。

葉は長い楕円形〜長い卵形。先はとがり気味。基部の方は特に細くも丸くもない感じ。長さは5cm程度です。葉の両面に粗い毛が多く、縁にも生えていてよく目立ちます。その縁の毛というのは、細かい鋸歯(ギザギザ)の先端部分にあって、しかもそれは「腺毛」です。表面の毛は堅くて立っています。葉柄はごく短くて3mmほどです。

ナツハゼ Vaccinium oldhamii


花期は5月〜6月。「本年枝」の先から出た花序に、下向きにたくさん花をつけます。花冠は淡い黄色でちょっと赤みを帯びています。先端が浅〜く5つに裂けた鐘形で、長さは5mmくらいです。その小さな鐘の中には、ふつう10本の雄しべと1本の雌しべが入っています。つまり、両性の合弁花なわけですね。ガクは長さが短いですが、先は5つに裂けます。その裂片は先がとがっています。花序やガク筒にも腺毛があります。

果実は球形の「液果」で、熟すと濃い黒褐色。先の方には、1つ丸い輪っかがあります。それはガクの痕跡です。

西日本の主に日本海側には「アラゲナツハゼ (Vaccinium ciliatum)」も見られますが、こちらは茎や葉の縁、花序には腺毛がありません。

【和名】ナツハゼ [夏櫨]
【学名】Vaccinium oldhamii
【科名】ツツジ科 ERICACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 20:10| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サワフタギ

サワフタギ Symplocos sawafutagi


サワフタギは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の沢沿いや少し湿り気の多い林内に生育する落葉低木です。ハイノキ科ハイノキ属の植物で、高さはよく見られるのは2m〜3mくらいのものだと思いますが、5mくらいまではなるそうです。樹皮は灰褐色で不規則にはがれるか、縦に浅めに裂けます。

葉は互生。倒卵形〜楕円形。付け根はストンッと細くなり、先はちょっと細くなってとがります。幅が一番広くなる部分は、中央より先端よりのことが多いです。長さは5cm前後。縁のギザギザ(鋸歯)は細かくて先はとがっています。両面ともに短い毛が生えていて、触るとザラザラします。葉脈は下面に向かってくぼんでいて目立ちます。葉柄は5mmくらいの短いものです。

また、よく似た「タンナサワフタギ」は、鋸歯が粗めで、先端は細長く鋭くとがります。サワフタギは、葉の形だけを見た場合は、バラ科の「カマツカ」に似ている感じがします。

サワフタギ Symplocos sawafutagiサワフタギ Symplocos sawafutagi


花期は5月〜6月。その年にのびた枝(本年枝)の先から小さめの「円錐花序」が出て、たくさんの花をつけます。花は白色。花冠は直径8mmほどで、先端は5つに深く裂けるので、パッと見は5弁花。その5つの花冠裂片よりも目立つのが、たくさんの雄しべ。先端の葯は黄色っぽくて小さくポッチッとついています。雌しべは1本だけ。

果実は球形〜卵形、楕円形でちょっとゆがんでいます。長さは6mmくらいで、秋に熟すと藍色になります。「ルリミノウシコロシ」なんて別名もあるそうです。

【和名】サワフタギ [沢蓋木]
【学名】Symplocos sawafutagi
【科名】ハイノキ科 SYMPLOCACEAE
【撮影日】2005/11/01
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 17:21| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

Flower Blog Ring TB企画参加記事をMyClipで表示

Flower Blog Ring第一回TB企画:心に残る花への手紙」にご参加のみなさん、参加を考えてくださっているみなさんにお知らせです。

先日(10/29)の記事「Flower Blog Ring TB企画参加記事の更新情報について」で、TB企画に参加いただいた記事をMyClipを利用して記事をリスト化することで、TBが埋もれていくのを抑え、新たなTBがあったことの更新通知も兼ねたいな、というような内容をご提案しておりました。

ご意見いただいて、ありがとうございます。これまでご参加のみなさんの記事、全員の方がOKしてくださいましたので、早速、Clipさせていただきました。今後、企画参加いただく場合は、管理人がMyClipに投稿することあらかじめご了承いただいて、Clip不可の場合は、その旨、この記事のコメント欄でお知らせいただきたいと思います。

MyClipを利用してご参加記事をClipすると、参加記事がリストになります。そして、現在の設定だと管理人がClipさせていただいてから24時間は「new!」マークがつきます。カテゴリは「コラム」で統一しようと思います。

ここに表示例をつけていたのですが、ブログ全体が乱れて表示されるので、削除しました。過去記事の方で具体例はご確認ください。

■「前回の記事

お使いのブログサービスが「Java Script」か「RSS」に対応していたら、このリストを自分のブログに表示して新しく企画参加があった場合、花図鑑のボロボロブログ!に確認に来ていただかなくても更新情報をキャッチできます。でも実際は管理人がClipして始めて通知されるので、タイムラグがあることをご了承くださいね。

以下は、Java ScriptとRSSで表示するスクリプトです。これを表示させたいところに貼り付けてご利用ください。なお、花図鑑のボロボロブログ!ではまだ、サイドバーに貼り付ける作業ができていません。大変申し訳ないのですが、少しお時間ください。

■Java Scriptで表示する場合
<script language="javascript" type="text/javascript" src="http://clipdata.myblog.jp/list/js?code=5fc477d88973f74ae6ab892e1063ce9d" charset="EUC-JP"></script>

■RSSで表示する場合
http://clipdata.myblog.jp/list/rss.rdf?code=5fc477d88973f74ae6ab892e1063ce9d

また、お使いのブログサービスが「JavaScript」、「RSS」のどちらにも対応していない場合だと、RSSのURLを「RSSリーダー」に登録していただくと、ブログには表示されませんが、更新情報を受け取ることができます。MyClipでは、「PHP用Clipリスト」というのも配布可能ですが、これについては必要がある方がおられましたら、お知らせくださいませ。

自分のブログに表示するかしないかは自由です。RSSリーダで購読していただくのも、もちろんかまいませんし。当ブログで新しくTBがあるかどうか確認してくださってもよいわけです。

実際にMyClipをご利用になったことのない方にとっては、何のことだろうという状態かもしれませんね。またよくわからない点がありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいね。管理人は頼りない人ですが、自分のわかる範囲でお答えしていきますので。

今後もFlower Blog Ringでは、管理人が甚だしく独断で運営するのではなく、できる限りみなさんにご意見、ご要望を伺いながら進めていきたいと思っております。そのため余計にお手数をおかけすることになるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

Flower Blog Ring 心に残る花への手紙:Flower Blog Ring

posted by hanaboro at 19:25| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(3) | Flower Blog Ring | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アレチハナガサ

アレチハナガサ Verbena brasiliensisアレチハナガサ Verbena brasiliensis


アレチハナガサは、南アメリカ原産で、クマツヅラ科クマツヅラ属(Verbena)の多年草です。日本に入ってきたのは1957年ごろのことだそうで、現在では関東以西の地域に広まって、荒れ地や河川敷、道端などに多く見られます。茎には全体に毛がややまばらにあって触るとザラザラします。茎は四角く、よく枝分かれして、草丈は1m〜2mに達します。

伸びた茎につく葉には柄がなく、葉は茎に向き合って「対生」します。葉の形は幅の広い線形〜卵形で、縁のギザギザ(鋸歯)は葉の先半分くらいにあります。鋸歯の先は結構鋭くとがります。特に上部の葉の付け根は次第に細くなる形ですが葉を抱いていません。葉脈が下面に向かってくぼんでいるのでよく目立ちます。葉にも毛があってザラザラ。

また、アレチハナガサによく似て、茎の剛毛が多くて葉の基部がしっかり茎を抱いているものは、「ダキバアレチハナガサ (Verbena incompta)」というそうです。筆者はまだ見たことがありません。「ヤナギハナガサ (Verbena bonariensis)」の方は、「サンジャクバーベナ」とも呼ばれ、花壇でもよく見かけますが、こちらは葉がより細長い感じで、色が濃くギザギザは浅め、葉の付け根は細くならないなどの特徴があります。

アレチハナガサ Verbena brasiliensisアレチハナガサ Verbena brasiliensis


花期は7月〜9月。花冠は淡い紫色。直径は2mm〜3mmの小さなものですが、これが花序全体ではたくさんの花をつけるのですが、順に開いていくので、同時に開いている花は1つの花序で数個です。柄の部分には剛毛が目立ちます。

花冠は細長い筒状で先が5つに裂けています。またガクの先も5つに裂けますが、花冠の筒の長さがガク筒の長さよりも2倍の長さになって、深く裂けています。よく似た「ヤナギハナガサ」の方は、花冠の筒がさらに長くて、ガク筒の3倍あって裂け方は小さいです。ガクは果実の時期にも残っています。

果実の時期には、穂が長〜く円柱状にのびます。長さは1cm〜5cmほど。アレチハナガサのガク裂片は先がとがったのもで、その付け根には1つずつ小さな「苞葉」があります。その苞葉やガク筒にも毛があります。

【和名】アレチハナガサ [荒れ地花笠]
【学名】Verbena brasiliensis (Verbena quadrangularis)
【科名】クマツヅラ科 VERBENACEAE
【撮影日】2005/09/17
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : 帰化植物

posted by hanaboro at 16:22| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。