2005年11月03日

コバノガマズミ

コバノガマズミ Viburnum erosum


コバノガマズミは、本州の東北南部以西、四国、九州に分布し、丘陵地や山地の林内などに生える落葉低木です。スイカズラ科ガマズミ属(Viburnum)に分類され、高さは2m〜4mほどになります。

葉は対生。少し細長い卵形で、先はとがっています。葉の長さは4cm〜10cmくらい、縁のギザギザ(鋸歯)は粗めです。ふつうは表裏ともに「星状毛」があり、脈上には細かな毛が生えています。特に若い葉はビロード状。葉柄や若い枝にも星状毛が見られます。ただし、葉の毛の状態や葉の形はいろいろ変異の多い部分で、なかなか難しいですね。

葉には星状毛とともに「腺点」も散らばっていて、葉の付け根には1対か2対の「腺体」があります。葉柄は短くて2mm〜4mmほどしかありませんが、葉柄の基部にはよく小さな「托葉」が見られます。「ガマズミ (Viburnum dilatatum)」や「ミヤマガマズミ (Viburnum wrightii)」では葉柄がもう少し長く1cm以上になります。

花期は4月〜5月。「ガマズミ」より少し早めに開花しはじめます。その年にのびた枝(本年枝)の先から、「散房花序」が出て、たくさんの花をつけます。花序は直径5cmくらいに横に平べったい感じで、開花期には上を向いていますが、果実の時期には垂れ下がってきます。花冠は白色、直径は5mmくらい。先が5つに裂けて、その裂片が平たく開くので、5弁花に見えます。雄しべは5本です。

果実は球形の「核果」で、秋、9月〜10月になると真っ赤に熟します。今回、見られたものではまだ葉は緑色でしたが、この後、赤く紅葉します。そして、さらに季節が進むと、いよいよ冬芽の目立ちはじめます。

冬芽は長さ5mmくらいの卵形で、花芽と葉芽の入った「混芽」は丸っこく、「葉芽」はほっそりしています。芽を包む「芽鱗」が2対あって、外側の1対は小さくなっています。この冬芽にも褐色の星状毛が密生します。

【和名】コバノガマズミ
【学名】Viburnum erosum
【科名】スイカズラ科 CAPRIFOLIACEAE
【撮影日】2005/11/02
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 18:18| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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