2005年12月22日

キッコウハグマ

キッコウハグマ Ainsliaea apiculataキッコウハグマ Ainsliaea apiculata


キッコウハグマは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の林内の少し乾燥気味の場所によく見られるキク科モミジハグマ属の多年草です。多年草というと、少し大きめの草本を思い浮かべますが、キッコウハグマは小さな草本です。葉は地面にはりつくように出ます。草丈は、花茎がのびた状態で10cm〜30cmほどです。

葉は三角状のハート形。葉身の長さは1cm〜3cmほど。ふつうは三角形や五角形に見えますが、時にごく浅く5つに裂けます。それに丸っこいこともあって、意外にも結構、多型ですね。キッコウハグマという名前の「キッコウ(亀甲)」は、この葉の形が亀の甲の形に見えるところからきているそうです。

根もとの方に集まってつく葉は、より茎の上から出て中心の方に見える葉は葉柄が短いですが、より外側にある葉には長い葉柄があります。というより、後から出た葉は葉柄が短いけれど、古い葉になるほど次第に葉柄が長いといった方がよいのでしょうかね。両面にやや長めの毛が生えています。葉の大きさや葉柄の長さはちょっと不ぞろいなんですよね。

花期は9月〜10月。茎の上部の総状花序に、ややまばらに頭花をつけます。キク科の花なので、一見、1つの花に見える頭花には、3つの「小花」があります。花冠は長さ1cmくらいで白色です。小花の先は5つに深く裂けて、細い花びらのように見えます。でもキッコウハグマの花びらに見えるものは、舌状花ではなく筒状花です。開放花の小花3つは両性の筒状花です。総苞の部分は細長い筒状で、長さは1cm〜1.5cmほどです。

キッコウハグマは、ふつうに開く開放花のほかに、開かずに結実する「閉鎖花」もよくつけます。果実は「そう果」といって、長さは4mm〜5mmくらい。淡い褐色の羽状の「冠毛」があります。

【和名】キッコウハグマ [亀甲白熊]
【学名】Ainsliaea apiculata
【科名】キク科 COMPOSITAE (ASTERACEAE)
【撮影日】2005/11/20
【撮影地】東京都八王子市

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posted by hanaboro at 18:54| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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