2006年01月11日

ツノハシバミ

ツノハシバミ Corylus sieboldianaツノハシバミ Corylus sieboldiana


ツノハシバミは、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地や丘陵地の雑木林など、日当たりのよい場所に生育するカバノキ科ハシバミ属(Corylus)の落葉低木です。高さは2m〜4mくらいで、株立ち状の樹形になります。樹皮は灰褐色、滑らかですが、それなりに目立つ皮目があります。また、若い枝には葉柄とともに毛が見られます。

葉は互生。長さ5cm〜10cm、幅は5cm内外。葉の形はおおむね先が急に細くなって尾状にとがった卵形〜楕円形ですが、丸みがあるものと、やや角ばったものが見られます。縁のギザギザはすべて一定ではないこともあって、ところどころ目立つ葉脈が到達した鋸歯は少し張り出したギザギザになる場合があります。中央の葉脈と8対〜10対の側脈が葉の裏面にくぼんで、裏から見ると脈が隆起してよく目立ちます。また若い葉には紫色っぽい模様が見られることもあります。葉柄は長さ5mm〜2cmくらいで毛があります。

ツノハシバミ Corylus sieboldiana


花期は3月〜5月。葉の展開に先がけて開花します。雄花と雌花は同じ株につく雌雄同株で、雄花序は前年度にのびた枝の先から垂れ下がります。雄花序の長さは5cm前後です。雄花の冬芽は年明けのこの時期くらいにはそれなりに長くなっていてもいい感じなのですが、写真の株では、おや?どこにあるのやらでございます。

雌花は雄花序よりも上部につき、芽鱗に包まれた冬芽から少しのびた状態で、先から赤っぽい花柱をのぞかせます。雄花のような長い花序にはなりません。花柱といっても柱みたいではなく細長くてチョロチョロしたものです。

果実は「堅果」で、下のほうが膨み、先はくちばし状になって「とっくり」のような形です。毛の密生した総苞に包まれています。1つ〜4つ集まってついて、とても特徴的。この様子から、名前に「ツノ(角)」とついています。ツノハシバミは「ヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ Corylus avellana)」と同じ仲間。果実は食べられます。

【和名】ツノハシバミ [角榛]
【学名】Corylus sieboldiana
【科名】カバノキ科 BETULACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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posted by hanaboro at 19:32| 東京 ☀| Comment(24) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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