2006年01月12日

カワラナデシコ

カワラナデシコ Dianthus superbus


カワラナデシコは、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい草地などに生育するナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)の多年草です。分類学的には北海道や本州中部に分布する「エゾカワラナデシコ」の変種という扱いです。単に「ナデシコ」というと、ふつうはこのカワラナデシコをさしているようですね。そのほか、中国原産の「セキチク」と区別するためにヤマトナデシコともいうそうですね。

上部の方で枝分かれして、草丈は30cm〜50cm以上にもなります。茎は少し粉をふいたように白っぽい。葉はナデシコ科らしく対生。長さは3cm〜8cmほどの細長い線形で、付け根の方は茎を抱きこんでいます。

花期は7月〜10月。秋の七草の1つにあげられています。花弁の先はヒラヒラと糸状に裂けています。長さ3cm〜4cmほどの細長いガク筒があって、花弁はその筒の外に出ている花びらの部分だけでなく、外からはわかりませんが、細長くなってガク筒の中に入っている部分とがあります。外の花びらの部分を「弦部」、中の細い部分を「爪部」といったりします。その弦部、つまり花の中央辺りの部分には毛が生えています。また、ガク筒の下には3対〜4対の苞があります。エゾカワラナデシコの場合は、この苞が2対です。

わずかに雪も積もる冬の草原。あたりにはオヤマボクチやタムラソウ、タイアザミやオケラといったキク科の面々の立ち立ち枯れた姿があります。この面々は綿毛を携えているので枯れた姿でも十分目を引く存在です。一方、その傍らではカワラナデシコの立ち枯れた姿が。こちらはガク筒をいくつも突き出してはいますが、ちょっと控えめな枯れ姿。繊細な花弁の片鱗はもうどこにも見当たりませんね。

【和名】カワラナデシコ [河原撫子]
【別名】ナデシコ
【学名】Dianthus superbus var. longicalycinus
【科名】ナデシコ科 CARYOPHYLLACEAE
【撮影日】2006/01/08
【撮影地】山梨県

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posted by hanaboro at 20:37| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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