2004年11月13日

ヌカキビ

ヌカキビ Panicum bisulcatum


ヌカキビは、北海道〜九州に分布しています。古くから雑穀として栽培されていた「キビ」と同じイネ科キビ属(Panicum)の一年草です。茎が細長くて花序が垂れ下がるので、全体的に弱々しく繊細に見えます。でも意外に草丈は伸び、1m前後までなります。

イネ科の植物の花のつくりはちょっと変わっています。細かくいうと、かなり専門的な言葉が出てきてしまいます。それが、イネ科の植物の名前を調べる関門にもなっていると思います。ということで、今回のところは細かいことは置いといて大まかな感じでいきます。

写真では垂れ下がった穂の先の方に小さいプツプツがついていますよね。これが小さい花(小花)だったものです。すでに花時期は終わって果実になっていましたけれど、この小花がたくさんついて1つの「小穂(しょうすい)」と呼ばれる花序になります。そしてさらに小穂がたくさん集まって穂ができているんです。

ヌカキビの場合、小穂が小さいということで、それを「糠」にたとえて、その名がつけられたといいます。しかし、「糠にたとえる」って?糠というのは、玄米を精米するときにでる種皮や胚芽のことですよね〜。たとえるというよりは、「ヌカ」とつけることで、キビに似ているけど「細かい」とか「役に立たない」とかいう意味をあらわしているのかなと思ったりします。まあ、こういうのをたとえるというのかもしれませんが。

少し湿り気がある場所を好むようですが、そこら辺の草地や林縁でふつうにあるので、ふだんはただの「草」という感じで通り過ぎてしまいそうです。でもこのときは夕日を浴びてピカピカひかってきれいでした。

【和名】ヌカキビ [糠黍]
【学名】Panicum bisulcatum
【科名】イネ科 POACEAE
【撮影日】2004/10/25
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 20:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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