2006年01月05日

シロダモ

シロダモ Neolitsea sericeaシロダモ Neolitsea sericea


シロダモは、本州の東北南部以西、四国、九州に分布し、山地や丘陵地に生育するクスノキ科シロダモ属の常緑高木です。高さは10m〜15mほどになります。樹皮は灰褐色で、ボコボコと隆起した丸っこい「皮目」があります。若い枝は緑色。

葉は互生ですが、枝の先に多くが集まってやや輪生状につきます。長さ8cm〜15cm前後、幅5cmくらいの細長い卵形〜長楕円形。縁にギザギザ(鋸歯)はなく全縁です。ちぎるとやはりちょっとだけ、クスノキ科らしく独特の香りがします。質は厚めの革質で、表面は光沢のある濃い緑色。裏面は粉をふいたような灰白色で、褐色の毛があります。特に若葉のころには表面にも毛が見られますが、次第になくなっていきます。

シロダモの仲間、クスノキやヤブニッケイなどはよく似た葉をつけます。その大きな特徴は、葉の付け根よりちょっと上の部分からはっきりとした3本の葉脈が分かれて出ていること。そういう葉脈は、「三行脈」と呼ばれます。中でもシロダモは葉が大きくて、クスノキやヤブニッケイよりも大きめです。葉の裏の白さも際立ちます。

シロダモ Neolitsea sericea


花期は10月〜11月。多くの落葉樹の葉が色づき、葉を落とし始める時期に開花します。花はちょっと茶色みがかったような黄色で、葉腋に散形状に数個つきます。同じころふつうに咲いている樹木といえば、ヤツデ、ビワ、サザンカってところでしょうか。こちらの近辺では、他のクスノキ科の花も、多くは早春〜初夏ごろですからね。

雌花と雄花が別の個体につく雌雄異株です。雄花の方は多数の雄しべが目立ちます。そして、花時期に赤い果実が見られるのは、雌株ってことになりますね。長さ1.5cmくらいの楕円形の果実は、花がついている部分よりも下部に見られます。熟すのに一年かかるので花と同時に見られます。

【和名】シロダモ [白だも]
【別名】シロタブ
【学名】Neolitsea sericea
【科名】クスノキ科 LAURACEAE
【撮影日】2005/11/13
【撮影地】東京都あきる野市

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posted by hanaboro at 20:40| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たわわんな赤い実が晩秋に目立つ木ですよね。
出先の山で見つけて写真を取り損ねた! と残念がっていたら、いつもの散策路にけっこう生えていたり・・・の灯台もと暗しなシロダモ↓でした。
http://blog.goo.ne.jp/ashiato3/e/0b04047af118d1489c6f524d19a8aba4
遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。
Posted by 夢喰い at 2006年01月06日 13:18
*夢喰いさん*

そうです、そうです。たわわんです。夢喰いさんところのお写真、本当、たわわに実っていますね。ここの写真のはあんまりついていないですが、実のつきは結構いいですよね。花や赤い果実のころは鮮やかな紅葉たちが主役になっちゃいますが、こういう木もまた味がありますよね。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!
Posted by hanaboro at 2006年01月06日 20:20
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