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モミジルコウは、もとは「ルコウソウ(縷紅草 Ipomoea pennata)」と「マルバルコウ(丸葉縷紅 Ipomoea coccinea)」の交配種といわれているつる性の一年草です。ルコウソウの葉が魚の骨のように線状に深く切れ込むのに対して、マルバルコウは先端がとがったハート形をしています。モミジルコウはその中間的な葉で、モミジのように手のひら状に裂けた形をしているので、その名があります。ちょうど秋には紅葉するので、細くて小さいモミジみたいにみえます。
花期は夏〜秋。葉の脇(葉腋:ようえき)から長い柄のを出して、赤いロート状の花を咲かせます。ロート状の部分の直径は2cm〜3cmほどで、大きな花ではありませんが、赤色は濃く鮮やかなもので目につく花だと思います。
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栽培されているものが逸出して野生化していることも多いのですが、写真を写した場所は月極駐車場の脇で、他の栽培種の姿もいくつか見えましたから、もしかすると野生化したものではなくて栽培されていたものかもしれません。だとしたら、勝手に撮影してはいけませんでしたね。すみません。
学名についてですが、属名は図鑑によってはサツマイモ属(またはイポメア属:Ipomoea)となっていたり、ルコウソウ属(Quamoclit)となっていたりします。これは、Ipomoea、Calonyction(ヨルガオ属)、Pharbitis(アサガオ属)、Quamoclit(ルコウソウ属)を分ける場合とこの4つの属をIpomoeaに含める場合があるためです。
モミジルコウの学名としては、ここでは「Ipomoea x sloteri」としていますが、Ipomoea multifida、Quamoclit cardinalis、Quamoclit x sloteriとなっていることもあります。
【和名】モミジルコウ [紅葉縷紅]
【別名】ハゴロモルコウソウ [羽衣縷紅草]
【学名】Ipomoea x sloteri
【科名】ヒルガオ科 CONVOLVULACEAE
【撮影日】2004/11/23、2005/06/30
【撮影地】東京都日野市
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この秋といっても、もう冬ですが、これが筆者が写した唯一「紅葉」と名のつくものです。一体、何をやっていたのでしょうね。






この先がつるになっているのかと思うと、なんだか不思議な感じです。
いつもながらhanaboroさんのお写真はステキですネ。
青緑色のフェンスに絡まっていたんですけど、小さくて遠くからだと何か赤っぽいものがあるな〜ってぐらいで、よくわからなかったんですよ。写真に写っている葉は長さが3.5cmぐらいで、幅が2.5cmぐらいだったんですけど、近づくとちょっと細身のもみじみたいでしたよ。今年は秋の紅葉をちゃんと観賞することもなく過ぎてしまったものですから、これを見て、一応紅葉狩りをしたということにしてしまいました。
しゃっ、写真ですか〜?いえいえ、そんなステキなものでは。。。上手に写せないもので、ただそこにあるものの力に任せているだけで、わたしは何も工夫せず適当に写しているんですよ〜。過去には本当はお見せしてはいけないようなものがたくさん出ていますし、これからも出るかもしれないので気をつけてくださいね(笑)。