2004年12月16日

ビョウヤナギ

ビョウヤナギ Hypericum chinense


ビョウヤナギは、中国原産のオトギリソウ科の半落葉低木です。同じ属の「キンシバイ (金糸梅 Hypericum patulum)」とともに江戸時代に日本に渡来し、以来ずっと栽培さてきました。どちらも公園や庭に植えられるほか、花材としても用いられています。さらに最近では、キンシバイの園芸品種「ヒペリカム・ヒデコート (Hypericum 'Hidcote')」の栽培がふえているのだそうです。ビョウヤナギの別名は、ビヨウヤナギ(美容柳)、ミジョヤナギ(美女柳)などです。

高さは50cm〜1.5m程度でたくさん枝分かれして株立ちのようになります。葉は2枚が向き合ってつく対生で、ほぼ十字対生になるので葉のつき方は立体的です。十字対生というのは、2枚対生している葉の次の2枚が90度ずれてついていくことで上から見ると十字に見えます。キンシバイもよく枝分かれし葉は対生しますが枝は垂れ下がり、対生した葉は平面的についていきます。

花期は6月〜7月、ビョウヤナギもキンシバイも花弁は真っ黄色で5枚です。同じ仲間だということはわかりますが、印象はかなり違います。ビョウヤナギは直径5cm〜6cmぐらいの大ぶりな花で花弁が垂れ下がり長い雄しべが目立ちますが、キンシバイのほうは直径3cm〜4cm程度で花弁はふくよかに丸く開く感じで雄しべは花弁よりは短いです。

写真は12月中旬、公園に植えられているビョウヤナギの茎の上部を写したものです。半落葉性なので、葉の数は少なくなっているもののすべて落葉するわけではありません。一部分だけですが、何となく「十字対生」になりそうな雰囲気がわかるかなと思います。茶色く残っているものは、果実が熟して裂開したものです。果実は長さ7mm程度の円錐形になりますが、熟すと先が5つに裂けます。ガク片はほとんど落ちてしまっていましたが、ちょとだけ残っているものもありました。

【和名】ビョウヤナギ [未央柳]
【学名】Hypericum chinense
【科名】オトギリソウ科 GUTTIFERAE(CRUCIACEAE)
【撮影日】2004/12/16
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 19:11| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

ビョウヤナギについて、ずっと疑問になっていたことがありますので、教えてください。
ビョウヤナギは“猫ヤナギ”とは書きませんか?
そのように書かれていたのを見たことがあるのですが…
ただ、“ネコヤナギ”とは明らかに違うので、当て字か、間違いなのでしょうか?
Posted by クレバヤシ サユリ at 2009年07月13日 13:43
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