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「モミジバスズカケノキ」…この名前よりも「プラタナス」といった方がおなじみでしょうね。もともと「プラタナス」というのは1つの樹種をさすのではなく、この仲間の総称でモミジバスズカケノキもプラタナスの一種です。
プラタナスは国内の自生種ではなく、明治の終わりごろ持ち込まれて公園や街路に植えられるようになったそうです。現在、日本に植えられているプラタナスはだいたい「スズカケノキ (Platanus orientalis)」「アメリカスズカケノキ (Platanus occidentalis)」「モミジバスズカケノキ (Platanus x acerifolia)」の3種類だと考えていいようです。これら3種を見分けるポイントは、樹皮、葉の形、果実の数です。
スズカケノキはアジア西部〜ヨーロッパの原産で樹皮ははがれてまだら模様、葉は掌状に5〜7個に中裂します。プラタナスの果実はたくさんの果実が集まって1つの球状の集合果になります。集合果は直径3.5cmほどです。スズカケノキは1つの柄(果軸)に3個〜5個の果実がつきます。
アメリカスズカケノキは北米の原産で樹皮は暗茶褐色で縦に割れ目が入り、はがれてまだらになるという感じではありません。葉は3〜5個に浅く切れ込みます。果実は1つの柄(果柄)に1つです。
モミジバスズカケノキは「スズカケノキ」と「アメリカスズカケノキ」の交配種で、学名にはPlatanus x acerifoliaのほか、Platanus x hispanicaとなっていることもあります。見た目はスズカケノキとアメリカスズカケノキのだいたい中間的なものとなります。樹皮ははがれてまだらになり、葉は3〜5裂しますがアメリカスズカケノキよりは深く切れ込み、果実はほとんどが1つの柄に2個〜3個で、時折1個や4個のときがあります。
スズカケノキという名前は、丸い球状の果実が鈴のようにぶら下がっているところからきています。
花はいずれも4月〜5月で、15m〜35mぐらいまでなる落葉高木です。これから春になるまで、葉のなくなる落葉樹ですが、樹肌や冬芽、葉痕にもそれぞれ個性があるものです。春までの間、こういうところも観察してみてはいかがでしょうか。もし果実や葉がまだ残っていたら、公園などのプラタナスがどの種類なのか調べてみてもいいかもしれませんね。
【和名】モミジバスズカケノキ [紅葉葉鈴懸の木]
【学名】Platanus x acerifolia
【科名】スズカケノキ科 PLATANACEAE
【撮影日】2004/11/23
【撮影地】東京都日野市
■3種の見分け方のポイント
| スズカケノキ | アメリカスズカケノキ | モミジバスズカケノキ |
| はがれてまだら | 暗茶褐色で縦に割れ目 | はがれてまだら |
| 5〜7個に中裂 | 3〜5個に浅裂 | 3〜5個に中裂 |
| 果実3個〜5個 | 果実1個 | 果実2個〜3個 |





いいですね〜。棒で届いたんですね。お子さんもきっと喜ばれたことでしょう。この仲間はかなり高木なので鈴がほしくても高すぎて下から眺めるばかりですよ。それに投げるとそんなに飛ぶもんなんですね。毛がついているといっても、果実は1cmぐらいの細長いものだから、ちょっといがいでした。今度、落ちてたら飛ばしてみます。