2005年01月01日

ハイビスカス

ハイビスカス Hibiscus


ハイビスカスは、代表的な熱帯花木でハワイのシンボルとしてもすかっりおなじみです。非耐寒性の常緑低木〜小高木で、非常に多くの品種が作り出されています。その数は3000種にのぼるといわれていますが、そのうち日本でよく見られるハイビスカスは、中国南部やインドで見られる「ブッソウゲ (Hibiscus rosa-sinensis)」を改良した品種が多いのだとか。ただし、ブッソウゲ自体が古い園芸品種だされているので、もともとの原産地はよくわかっていないようです。

いわゆるハイビスカスの品種は大きく2つの系統に分けられます。ほかにも分け方がいろいろとあるようですが。1つはブッソウゲがもとになった品種群で、「オールドハイビスカス」または「タヒチアンハイビスカス」といいます。一方、ハワイ原産の種から改良された品種群は「ハワイアンハイビスカス」といいます。そのほか、ヨーロッパで改良された小輪のミニハイビスカスというのもあります。

主な花期は7月〜10月ですが、15度以上の温度があれば周年開花します。開花には十分な日当たりも必要です。花弁は5枚で、特にオールドハイビスカスはふつうは鮮やかな赤い色ですが、ハワイアンハイビスカスの方は花色が豊富で、オレンジ色や黄色の品種も見られますね。

花弁の鮮やかさも目を引きますが、花の中央から突き出る芯のようなものがハイビスカスの仲間の大きな特徴となっています。これは雄しべと雌しべで、雌しべがより長く突き出していて先端の柱頭は5つに分かれています。その長い雌しべの花柱をたくさんの雄しべがくっついて筒状に取り囲んでいます。とてもおもしろい形なので、花全体というよりはこの部分にカメラを向けたくなりますね。

写真の個体は、前日に降った雪に埋もれてしまいましたが、丈は30cmぐらいで花弁は鮮紅色です。ラベルはないのでどの品種か特定できませんが、暖冬とはいえ真冬のこの時期にいくらか分枝しながら、屋外で花や蕾をつけているところからすると、比較的寒さに強いオールドハイビスカスのタイプではないでしょうか。南国のイメージのハイビスカスと積雪、ちょっと意外な元日の光景でした。

【一般名】ハイビスカス
【和名】ブッソウゲ [仏桑花、扶桑花]
【別名】リュウキュウムクゲ [琉球木槿]
【学名】Hibiscus rosa-sinensis (Hibiscus Hybrids)
【科名】アオイ科 MALVACEAE
【撮影日】2005/01/01
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 18:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新春にぴったりの写真ですね♪
ハイビスカスがんばってるぅ…この後咲けるといいですね。
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
Posted by 花鳥風月@goo at 2005年01月01日 22:29
■花鳥風月@gooさん

こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします。

今日はもう暖かでしたから、雪はすぐに解けるでしょうね。ハイビスカスも大丈夫だと思いますよ。この写真だったら、まあ新春に出してもいいのかなと思いましたが、今年最初の記事は「ベニバナボロギク」だったんですよね。個人的には年の初めはこれしかないと思ったんですけど、新春にはふさわしくなかったかな。もう遅いですけど。
Posted by hanaboro at 2005年01月01日 23:44
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