2005年01月06日

ニシキギ

ニシキギ Euonymus alatus


ニシキギは、国内では北海道から九州の山野にふつうに見られる落葉低木です。秋にはとても鮮やかに紅葉するので錦にたとえて「錦木」といい、庭にもよく植えられています。紅葉の美しさとともにこの木の大きな特徴は枝にあります。幹や枝にはコルク質の翼ができるんです。ただ、この翼は発達しないものもあって翼のないタイプを特に「コマユミ (Euonymus alatus f. ciliatodentatus)」とすることもあります。

緑の葉がたくさん茂っているころには、特に気にもとめないかも知れませんが、真っ赤に色づいた紅葉に引き寄せられて近づいてみると、枝の翼が目に入ってビックリするんじゃないでしょうか。

ふつう樹高は2m〜3mぐらいですが、写真のものは公園に植えられていたもので、高さ1.5mほどにそろえられていました。撮影は12月上旬で、紅葉した葉がまだ枝に残っていましたがもう実はなかったです。また、一般にニシキギ属(Euonymus)の仲間は暖地と寒冷地で枝の部分の色に違いが出てきます。暖地では緑色ですが寒冷地では紫褐色を帯びる傾向があります。ちなみにこちら関東の丘陵地では、枝は緑色、翼は新しいものは紫褐色、古くなると灰色という感じです。

12月ともなれば、紅葉とともに冬芽も目立ち始めます。冬芽は長さ5mm内外で、長い卵形をしていてやや先端の方はとがっています。冬芽はふつう何枚も重なり合った鱗状のものにつつまれていて、これを「芽鱗」といいます。芽鱗の形態も樹種によって個性がありますが、ニシキギの場合はこれが4列に並んでいます。そして1枚1枚の芽鱗をよく見ると、ちょっと紫褐色がかった縁どりが見られます。とはいうものの、ここで載せている写真ではそんなことはサッパリわかりません。マクロ撮影の好きな方は冬芽の撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【和名】ニシキギ [錦木]
【学名】Euonymus alatus
【科名】ニシキギ科 CELASTRACEAE
【撮影日】2004/12/08
【撮影地】東京都日野市

■Trackback People : ツリーウォッチング

posted by hanaboro at 11:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬芽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。