2005年01月07日

ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテン Mahonia japonica

2005/01/01 撮影

ヒイラギナンテンは、ヒマラヤ、台湾、中国に分布する常緑低木で、日本へは1680年代ごろに中国から渡来したといわれています。庭や公園などによく植栽されていますが、乾燥に強い性質があることからさらに利用の幅も広くなっているようです。個人的には1m内外のものをよく見かけ、背が高くなったものを見たことがないのですが、図鑑などによると高さ3mほどにまでなるのだそうです。

まず目につくのは葉ですね。葉は茎の先の方に集まってついています。こういう形の葉を「奇数羽状複葉」といって、ギザギザ(鋸歯)のある1枚1枚を小葉といいます。小葉の鋸歯の先端は針のようにとがっていって、刺さると痛いです。また厚い革質で表面には光沢があり、この葉がモクセイ科の「ヒイラギ(柊 Leiognathus nuchalis)」に似ていて、さらに実が「ナンテン (南天 Nandina domestica)」に似ていることから「ヒイラギナンテン (柊南天)」と呼ばれています。確かに葉に関しては、ヒイラギをだだっ広くしたような感じはあります。しかし、実はどちらかというとまだヒイラギの方に似ていると思いますけどね。秋に熟して青っぽいような黒紫色に白い粉をふく楕円形の実は、球形で真っ赤に熟すナンテンとはずいぶん異なります。

茎は少しだけ枝分かれする程度で、だいたいは根元から新しい茎が出て茂るような感じになります。剪定するとわかりますが、茎の表面はコルク質で材の部分は黄色に見えます。チャンスがあったらぜひチェックしてみてください。さらに目立たないですが、葉の付け根にも注目してみると、やや広がって茎を抱きむようについています。

ヒイラギナンテン Mahonia japonica

2004/12/30 撮影

花期は3月〜4月ですが、南側で日当たりのよい場所に植えられている株には年末にはすでに蕾が見えました。それが2枚目の写真ですが、こちらは少し早めに開花しそうですね。時期がくれば1枚目の写真のような北側のものも、茎の先のほうから垂れ下がる長さ10cmぐらいの花序に房状に黄色い花をたくさんつけることでしょう。

花は花序の根もとの蕾から咲き始め徐々に先端へと咲き進みます。小さな花の1つ1つには、多くのガクと花弁があります。いずれも黄色ですが、花弁は6枚で花の中央部で筒状になっていて、そのまわりに花びらのように開いているものがガクで、大きさが大小ありますがあわせて9枚です。

【和名】ヒイラギナンテン [柊南天]
【別名】トウナンテン [唐南天]
【学名】Mahonia japonica
【科名】メギ科 BERBERIDACEAE
【撮影日】2005/01/01
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 12:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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