2005年01月08日

コナスビ (No.2)

コナスビ Lysimachia japonica

2004/12/08 撮影

コナスビは、国内では北海道〜九州の山野の道ばたや人家近くにふつうに見られる多年草です。日本以外にもアジア東部の熱帯や温帯に広く分布しています。多年草なんですが、秋から冬にかけてこれをみると、越年草と同じような雰囲気があります。越年草というのは、秋に種子から芽生えて翌年に開花結実する草のことです。越年草は、大きく上には伸びずごく小さい状態で越冬します。葉の色も寒くなるにつれて紫褐色を帯びてくることも多いです。

コナスビの場合は、暖かい時期でも地面をはうように四方に広がって伸びていくので、高さ的にはそれほど変化はありません。花時期にはやや斜めに立ち上がることはありますけれど。

コナスビ Lysimachia japonica

2004/12/30 撮影

暖かだった2004年の秋から初冬、こちらのコナスビもかなりよく生育しこんもりとした塊があちこちで見られ、開花しているものもありました。こんもりとなっていたり開花していた個体は一年以上前に芽生えたものでしょうね。その周りにはこの秋に芽生えたばかりのごく小さな個体も見られましたから、きっとこんもりした個体が初夏ごろ開花し結実した種子から芽生えたものなんでしょう。しかし、さすがに寒さが増してくると生育を止め、葉の色も紫褐色に変色し内側に巻いて、なんとか寒さをしのいでいるようでした。

主な花期は5月〜6月です。5つに裂けた花冠(花びらに見える部分)は黄色で、ガクも深く5つに裂けますがこちらは緑色です。「コナスビ」という名前は、花後にできる果実が球形で「ナス」の実に似ていて小さいことからきています。学名は 「Lysimachia japonica Thunb.」で「Lysimachia」は、オカトラノオ属、「japonica」は日本のという意味で、「Thunb.」はこの学名の命名者 Carl Peter Thunbergの略記です。

【和名】コナスビ [小茄子]
【学名】Lysimachia japonica
【科名】サクラソウ科 PRIMULACEAE
【撮影日】2004/12/08、2004/12/30
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 13:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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