2005年01月14日

シュウメイギク

シュウメイギク Anemone hupehensis


シュウメイギクは、人家近くに多く見られる多年草で、古い時代に中国から観賞用として入ってきたものが野生化したといわれています。半日陰の湿り気のある場所を好む傾向があって、沢沿いや林縁部で見られるほか、石灰岩地にも生育しているといいます。

草丈は50cm〜1mほど。根元の方には長い柄を持つ根生葉がありますが、上部の葉は柄がごく短く小さくなります。その葉がつく節の部分から2〜3本枝が分かれて花茎もそこから伸びてきます。より下部から出た花茎はより長く伸び、上部から出た花茎は短いうちに開花する傾向があるのでしょうか。花茎の長さだけを見ていたら長短いろいろあるのですが、比較的同じくらいの高さで花が咲いていたりします。

秋に花が咲きキクに似ていることから「秋明菊」といいますが、キク科ではなくキンポウゲ科の植物で、花びらに見えている部分は「ガク」です。花が開く前の蕾のときも真ん丸ですが、ガクが散った後の形も真ん丸です。主だった品種の花色は白、赤紫、薄いピンク色で、ガクが幅広い一重咲きや細長いガクが30枚ほどある八重咲きなどがあります。

ガクが散った後にも残る花の中央部の丸いものは、雌蕊群です。その周りには黄色いリングをつけたようにたくさんの雄しべがあります。

シュウメイギク anemone_hupehensis03.jpgシュウメイギク anemone_hupehensis02.jpg
生育が遅かった株でしょうね。丈は30cmぐらいでしたが、開花した形跡がありました。


独特の草姿から立ち枯れていても、それとわかるものですね。

また、スプリングエフェメラルなどと称される春植物の代表種、「イチリンソウ (Anemone nikoensis)」や「ニリンソウ (Anemone flaccida)」などと同じアネモネ属(イチリンソウ属 Anemone)の植物です。シュウメイギクの花は秋ですし背丈が1mほどになるので、小さい春植物とはまったく違うイメージですが、特に白花で一重咲きのタイプなどは、花の部分だけを見るとやはり似ているところがありますね。

【和名】シュウメイギク [秋明菊、秋冥菊]
【別名】キブネギク[貴船菊]、アキボタン[秋牡丹]
【英名】Japanese anemone
【学名】Anemone hupehensis var. japonica (Anemone hupehensis)
【科名】キンポウゲ科 RANUNCULACEAE
【撮影日】2005/01/01
【撮影地】東京都日野市

posted by hanaboro at 13:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 花後図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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