2005年01月17日

バライチゴ

バライチゴ Rubus illecebrosus


バライチゴは、本州の関東以西、四国、九州の山地に生える落葉小低木です。丈は20cm〜40cmほどで地下茎を伸ばしてふえることから地面近くで広がって生育していることもあります。主な花期は6月〜7月。花はいわゆるイチゴの仲間によく見られる真っ白の5弁花で、直径は4cmmほど。果実は赤く熟して食べられますが、そのままではおいしいとはいえません。どうしても食べたい場合はジャムか果実酒にするのがよいでしょうね。

葉は小さい葉(小葉)が2〜3対ついて羽状になった複葉です。バライチゴのように葉の軸の先端に小葉が1枚ついていると小葉の数が奇数枚になりるので「奇数羽状複葉」といいます。また、先端部分に小葉が2枚ついている植物もあって、そういう場合は小葉の数が偶数枚になるので「偶数羽状複葉」ということになります。

小葉は細長く先がとがっていて、特に側脈が目立ちます。側脈というのは、中央にある葉脈(中央脈)から左右に斜めに走る葉脈のことです。また縁のギザギザ(鋸歯)はよく見ると1つのギザギザがさらに細かくギザギザに切れ込んだりしています。こういう鋸歯のことを「重鋸歯」といいます。

ガクの裂片は幅を狭くしたような卵形(狭卵形)で先はとがり、写真では先端の方が赤く染まっています。花柄や茎、葉の軸にはへん平なトゲが生えていますが、写真ではほとんどわかりませんね。花弁は平たく開いてふつうは一重ですから、一般的ないわゆる「バラ」の花よりはおとなしいくあまり似ていないともいえるかもしれません。でも、開く前の蕾の様子なんかはやっぱり似ているところはあるかなと思いました。

【和名】バライチゴ [薔薇苺]
【別名】ミヤマイチゴ [深山苺]
【学名】Rubus illecebrosus
【科名】バラ科 ROSACEAE
【撮影日】2004/09/16
【撮影地】山梨県山中湖村

posted by hanaboro at 13:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蕾図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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