2005年01月19日

ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ Corylopsis pauciflora


ヒュウガミズキは、本州中部や近畿の日本海側の岩地に分布する落葉低木なんですが、この分布域や名前の由来には諸説があって、正直なところよくわかりません。以前は、九州の日向(宮崎)には野生のものはないともいわれていたと思いますが、数は少ないものの野生のものが発見されたという話もありますね。

名前の由来については、日向(宮崎)にたくさん植えられていたからという説と、「明智日向守光秀」が治めていた丹波(京都)に多く生えていたからという説があるようです。いずれにしても植えられていたとする説と生えていたとする説が入り乱れています。

写真の撮影地は東京の公園ですから、いうまでもなくどこかで育てられた苗木が植栽されていたものでしょうが、もともとはどこにあったものなんでしょうね。トサミズキ属(Corylopsis)で日本に分布する野生種は他に数種ありますが、ヒュウガミズキとともによく植栽されているのは、「トサミズキ (Corylopsis spicata)」でしょうね。こちらは四国の主に蛇紋岩地に生えます。どちらも花は淡黄色で花序が垂れ下がりますが、ヒュウガミズキの方は1つの花序につく花の数が少なく、トサミズキは7個〜10個と多めです。

冬芽は長さ3mm〜5mmぐらいの卵形でトサミズキより小さめです。よく見ると幅の広い丸々とした芽とやや細長い形の芽があります。より丸い方が花芽で細い方が葉芽なんですが、写真に写っている芽はもしかしたら一番上のは葉芽かなとも思いましたが、全部花芽のようです。葉芽の場合は一番外側の芽鱗(芽を包む鱗状の鱗片)が一枚で芽をほとんど包んだようになっているはずです。

花は葉が展開するより先に咲きます。花弁は5枚で長さは1cmに満たないくらい、雄しべの先にある葯(花粉のあるところ)がやや赤みがかってアクセントになります。

公園樹や庭木としてよく植えられる春の代表的な花木の1つ。淡い黄色の鈴がたくさんぶら下がった姿を見られる季節まではもうちょっとですね。

【和名】ヒュウガミズキ [日向水木]
【別名】イヨミズキ
【学名】Corylopsis pauciflora
【科名】マンサク科 HAMAMELIDACEAE
【撮影日】2004/12/13
【撮影地】東京都日野市(植栽)

posted by hanaboro at 12:45| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 冬芽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/1637056

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。