2005年01月21日

ギシギシ

ギシギシ Rumex japonicus


ギシギシは、日本全土に分布し、道ばたの草地や田畑のあぜなどに生える多年草です。草丈は50cm〜1mほどになります。葉は長さ10cm〜25cmほどの長楕円形で、つけ根の部分はやや丸みがあって心形か円形になります。厚みのある葉は縁が波打っています。写真は根生葉ですが、長さは20cm、幅は8cmほどです。スイバとは葉だけの時期でも見分けることができると思いますが、ギシギシ類はよく似ているので、ちょっと難しい場合もあります。今回は根生葉の全体的な形や基部の形や大きさ、葉脈の色、葉柄の長さなどから、「ギシギシ」としていますが、しっかりと種類を同定するにはやはり花時期や果実期に行った方が確実です。

ギシギシ Rumex japonicus


地上に広げた越冬中の根生葉は、全体的に勢いがなくシワシワで、赤茶色に変色しています。新年になってすぐのころはまだ、赤くなっているぐらいで、質も分厚い感じの根生葉をよく見ましたが、こちら関東では現在、写真のような状態です。

花は5月〜8月に茎の上部で分かれた枝の節々に輪生してついています。パッと見た姿がボテッとした感じなので、なかなか花の細部を見ることがないかもしれませんが、ガク(花皮片)が6枚あって、そのうちの3枚が果実期になると大きく翼のようになって果実を包みます。この翼の形、縁の突起の状態、中央のこぶなどがギシギシ類の見分け方のポイントとなっています。

【和名】ギシギシ [羊蹄]
【学名】Rumex japonicus
【科名】タデ科 POLYGONACEAE
【撮影日】2005/01/20
【撮影地】東京都日野市

■よく似た種類の簡単な区別点

ギシギシエゾノギシギシアレチギシギシ
根生葉長楕円形
基部は心形か円形
縁は大きく波打つ
卵形〜長楕円形
基部は心形
縁は細かく波打つ
葉脈が赤くなる
長楕円形〜披針形
基部は円形か浅い心形
縁は細かく波打つ
葉脈が赤くなる
内花皮片の翼翼は広い卵形
縁に細かい鋸歯
中央はこぶ状
翼は卵形
縁に針状の突起
中央のこぶが目立つ
翼は長い卵形
縁に鋸歯はない
中央のこぶが目立つ

*ギシギシノ仲間は葉の基部が心形か円形で、スイバは矢じり形になります。

■当ブログ内関連記事→スイバ

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posted by hanaboro at 13:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロゼット図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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