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エゴノキは、国内では北海道の一部、本州、四国、九州、沖縄に分布し、山野でよく見られる落葉高木です。樹高はだいたい5m〜8mぐらいですが、10m以上になることもあります。それなりに大きくなる木ですが、幹はそれほど太くはなりません。樹皮はだいたい紫褐色で滑らかな感じですが、ときに浅く縦にはがれていることがあるくらいで、ちょっととらえどころがないといえるかもしれませんね。ベニバナエゴノキは日本で改良されてできた園芸品種で、花はピンク色です。
葉は互生してつき、長楕円形で先の方は少しとがっています。パッと見ると葉はほとんど全縁(ギザギザがない状態)に見えますが、近くでよく見ると縁に細かいギザギザ(鋸歯)が見られることもあります。
花期は5月〜6月、小さな花を下向きに鈴なりにつけます。花冠は5つに深く裂けて花びらが5枚あるように見えます。中央部には雄しべが10本あって黄色く、ふつうの白い花冠のエゴノキの場合は特に白と黄色の対比がとても美しいものです。
ガクは杯形で先端が浅く5つに裂けていますが、鈴なりの花の裏側にあるので、下からはよく見えません。ガクがよく目につくようになるのは、花が終わった後の果期です。果実は7月ごろ膨らんで長さ1cmほどの卵形になり、色は灰色っぽいような緑色っぽいような色(灰白色)です。9〜10月には果実の表皮(果皮)が茶色になって、縦に裂け中の種子が見えるようになります。中の種子は野鳥たちには好まれるようです。ただし、果皮には「エゴサポニン」という成分が含まれていて、石鹸の代わりにしたり、麻酔効果を利用して魚を取るために使われたそうで、食用にはなりません。
写真はベニバナエゴノキの果実ですが、果実はふつうのエゴノキと特に違いはなく、長さは1cm程度、色は灰白色です。
【品種名】ベニバナエゴノキ
【和名】エゴノキ
【別名】チシャノキ [萵苣の木]、ロクロギ [轆轤木]
【学名】Styrax Japonicus (Styrax Japonicus 'Roseus')
【科名】エゴノキ科 STYRACACEAE
【撮影日】2004/08/02
【撮影地】東京都調布市(植栽)
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ご挨拶が遅くなって申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。
突然で申し訳ないですが、TBさせていただきました。また、ベニバナエゴノキ記事を書く前にご参考にさせていただきました。ご了承いただけましたら、幸いです。
さきほど、クロさんのところにおじゃましてまいりました。TBいただいていたのには気づいていたのですが、現在、Blogを借りているSeesaaは、コメントの反映が遅いもので、コメントいただいたのに気づいていませんでした。大変失礼いたしました。
こんなふうにのろのろとやっていますが、どうぞよろしくお願いします!
さて、エゴノキですが。そうですね〜。自分のいる東京の多摩地区は緑地がいくらかは残っていて、野生種のエゴノキもよく見かけられます。といっても、その緑地は次第に減ってきているのも確かなことですね。野生の植物たちも、保護されて、場合によっては囲いの中で、ようやくその住処を得ているような、そんな状態だと思います。