2005年02月15日

ハナゾノツクバネウツギ

ハナゾノツクバネウツギ Abelia grandiflora


「アベリア」というのは、本来はツクバネウツギ属(Abelia)の属名ですが、一般的には中国、台湾原産の野生種をもとに作られた園芸種群、または、その中の主に「ハナゾノツクバネウツギ (Abelia x grandiflora)」をさしていうことが多いようです。このハナゾノツクバネウツギは中国原産の「シナツクバネウツギ (Abelia chinensis)」と「ユニフローラ (Abelia uniflora)」の交配種ということです。

同じ仲間の野生種は日本にも数種が分布しています。例えば、「ツクバネウツギ (Abelia spathulata)」、「オオツクバネウツギ (Abelia tetrasepala)」「コツクバネウツギ (Abelia serrata)」などです。これら国内の種はみな落葉低木です。花が筒状の鐘形で先が5つに裂けた形をしていて、ガク片がプロペラのように並ぶ特徴があります。ガク片の数は5枚のタイプと、2枚のタイプがあります。

ハナゾノツクバネウツギは、あまり寒さの厳しくない地域では常緑または半常緑の低木で、ガク片は5枚です。花期はかなり長くて、5月〜11月。枝先に白、または淡いピンク色を帯びた長さ2cmほどの花が次々に咲きます。ガクの色が赤褐色でよく花を引き立てます。公園や生垣、道路の分離帯などでよく見かけます。

名前の「ツクバネウツギ」というのは、5枚のガクが残った実の形が羽根つきの羽根に似ていて、木の姿が「ウツギ」という木に似ていることからきています。

葉は、2枚対生していることが多いですが、3枚輪生していることもあります。葉の長さは3cm〜4cmほどで、先の方が少し細長くとがった卵形、堅くて表面はピカピカと光沢があります。縁のギザギザ(鋸歯)は、ぜんぜん鋭くなくて鈍いギザギザです。2月中旬、こちら関東では、すでに新芽が伸びてきています。開いていた葉は紫褐色で、分厚くよりいっそう光沢のあるものでした。

【和名】ハナゾノツクバネウツギ [花園衝羽根空木]
【別名】アベリア、ハナツクバネウツギ [花衝羽根空木]
【英名】Glossy abelia
【学名】Abelia x grandiflora (Abelia grandiflora)
【科名】スイカズラ科 CAPRIFOLIACEAE
【撮影日】2005/02/15
【撮影地】東京都日野市

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posted by hanaboro at 16:00| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 葉っぱ図鑑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私が「ツクバネウツギ」と眺めていたのは,園芸種だったのですね。
花期が長くて,白い花が可愛いなぁといつも思っていました。
(やはり視点が違いますね・笑)
Posted by WAKA at 2005年02月16日 16:46
*WAKAさん*

こんばんは。ハナゾノツクバネウツギは、最近、本当よく見かけるようになりましたね。道路にも多いので、信号待ちのときによく眺めます。手もかからず、かなり丈夫なんでしょうね。

白い花、かわいいですよね。花期が長くて、確か、ほのかな香りがあったような。。。

ヒメリンゴのお写真、実は、まだ作業できていないのですよ。WAKAさんところにうかがうとついつい、いろんなお写真見ちゃったりして、本当、すごすぎます。ちょっとだけお時間いただいてもいいですか。なるべく早くにさせていただきますね。
Posted by hanaboro at 2005年02月16日 19:45
いえいえ,すごいなんて言っていただけると恐縮してしまいます。
作業はどうぞごゆっくりなさってくださいませ。
最初のころは「とにかく花の写真!」という感じで載せており,少しは知識部分も載せようということでBLOGを始めたのです。
他にも使える写真がありましたらどうぞ使ってくださいませ。
こちら向きで個人的に気に入っているのは「カラスビシャク」です。
http://blog.hanakoyomi.sunnyday.jp/?eid=32554
この花を見つけて名前を確認できたときはとても嬉しかったです。
Posted by WAKA at 2005年02月16日 20:51
*WAKAさん*

お写真のこと、本当にありがとうございます。

「最初のころはとにかく花の写真!」っていうの、よくわかります。ちょっとだけホームページ経験者なのですが、そのときは、一言のコメントもつけずにただ写真だけ貼っていました。WAKAさんところは、ちゃんとコメントも書いておられるし、きれいに整理されていて、訪問者にも優しいサイトになってますよね。センスあっていいなぁ〜。

カラスビシャク、自分も初めて見たとき、本当、ビックリしました。こんな草があったのか〜って感じで。もっと大きい「マムシグサ」類とは、また違った感動でした。細身の筒がまた何ともいえませんね。
Posted by hanaboro at 2005年02月17日 11:34
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