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冬の時期、すっかり葉はなくなって、白っぽいような褐色の枝しか見えず、まるで枯れてしまったかのように見えるアジサイの茎ですが、茎のあちこちから濃い紫褐色の冬芽が出ています。茎のてっぺんにできた頂芽は大きくてロウソクの炎のような、筆先のような形です。茎はつるっとして無毛ですが、葉のついていたあとがあちこち残っていて思いのほか茎の上部はデコボコしています。
葉のついていたあと(葉痕)はハート形に近い感じ。葉がより密集してつく茎の上部のものは、平たくひし形の模様のようになっています。さらに葉痕には維管束痕(点々のこと)が3つあって、動物か何かの顔のように見えておもしろいものです。
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頂芽は基本的には芽鱗という鱗片に包まれていない「裸芽」で、葉の形が見えています。葉のギザギザ(鋸歯)や葉脈もすでに観察できる状態です。ただ、一番上の大きい写真では、頂芽の両脇に茶色の鱗片状のものがあるんですよね。かすかに縁にギザギザがあったり葉脈も見えたりするので、何だか芽鱗と葉の中間的な形状ですね。といっても、もう少し時が経つと落ちてなくなってしまうでしょうけど。
小さい写真の右は側芽で、茶色で質の薄い芽鱗がありました。薄い芽鱗はどうやら2対あるようです。1対は少し大きめで、もう1対は小さくて根もとの方にちょっと見えています。
【和名】アジサイ [紫陽花]
【学名】Hydrangea macrophylla f. macrophylla
【科名】ユキノシタ科 SAXIFRAGACEAE (アジサイ科 HYDRANGEACEAE)
【撮影日】2005/02/13
【撮影地】東京都多摩市
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「はなだより」さんの「春待芽」にトラックバックさせていただきます。「ガクアジサイ」のほかにも、サツキ、アセビ、ユキヤナギの蕾や新芽が見られます。春を待つ木々の姿が楽しめますよ。
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【関連する記事】
私も何かの顔みたいと最初のお写真を拝見して直感しました。
おもしろそうなHPと思って
遊びにきました。
ありがとう。
「ふゆめがっしょうだん」という
写真絵本を知っていますか?
すてきな絵本です。
ぜひ読んでみてね。
お好きかな〜と思って。
コメントに書かせてもらいました。
何かの顔みたいな「葉痕」は、冬芽観察を楽しむ上でも重要ポイントですね。その顔も樹種によっていろいろで、「オニグルミ」なんかはヒツジのような顔で、特に個性的です。WAKAさんのお庭の木にも何かのおもしろい形の顔が見られるかもしれませんね。
大変遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます!!
*poreporekirakiraさん*
はじめまして。遊びに来てくださってどうもありがとうございます。
「ふゆめがっしょうだん」こちらの写真絵本をご紹介いただくのは、実は2度目なんですよ。とてもステキなものなんでしょうね。まだ、実物を見てないのですが、ぜひ、見てみたいなと思っています。
poreporekirakiraさんは楽天にサイトをお持ちなんですね。ちょっと伺ってまいりました。楽天デビューからそろそろ一年なんですね。おめでとうございます。
ここで維管束痕のことなどを仕入れたつもりなのに,結局は自分流になってしまいました(笑)
TBさせていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
「サツキ」と「アジサイ」にいただきましたTB、しっかりキャッチしました。WAKAさん流の「春待芽」の記事、楽しませてもらいましたよ。
こちらでは、「アセビ」の蕾、色はすごく赤くなっているんですけど、WAKAさんのところみたいに、まだ膨らんでないです。そういえば、アセビって、かなり早い時期から花序が下がっていて、相当長い期間かかって、開花するんですね〜。あんまり早くからできているので、閉鎖花でもつけるんじゃないか、なんて思ったくらいです。一応、樹木だし花芽形成が早いってことなのかな〜。
地上部分を切ってしまおうかとおもっているのですが、全部切ってしまっていいのかきたなくてもそのままにしておいたほうがいいのか。
知りたくて・・・